地味鉄庵

鉄道趣味の果てしなく深い森の中にひっそりと (?) 佇む庵のようなブログです。

第四ヤンゴン熱鉄記 (3) 仙台色のキハ48

2016-03-28 00:00:00 | ミャンマーの鉄道


 偶然貫通扉が閉まっており、日緬友好ステッカーが凜々しい♪



 新たな高層ビル建設で、線路周辺の風景も変わり始めました。



 余りの暑さで気怠すぎる午後1時台、緑の風で一陣の涼♪



 夕暮れの斜光線の中を突き進む仙台色。5連は日本時代レア?

------------------------------------
 北海道新幹線の開業に伴い、ここ2~3日の主要メディアでは緑が鮮烈な印象のE5系の映像が繰り返し強調されているところです。しかし、ミャンマーを訪れたばかりの私の脳裏で圧倒的に鮮烈な緑といえば、ヤンゴンの仙台色キハ40/48を措いて他にありません (*^^*)。
 周知の通り、JREは仙石線や新潟地区に新型ハイブリッドDCを投入し、その玉突きで非冷房のままだったキハ40/48が廃車となりつつありますが、このような車両こそミャンマーにはもってこいというわけで、昨年来JRCのキハ40系列と並んで続々と海を渡りつつあります。そして、昨年秋から走り始めた車両につきましては、JREによる対緬技術支援も記念して、貫通扉と側面の数カ所に日緬両国の国旗が描かれた友好協力ステッカーが貼られています♪
 ただ、ミャンマーにおけるDC列車の常として、貫通扉はほぼ常に、機関助手の前方確認と通風を兼ねて開け放たれておりまして、折角の日緬友好ステッカー姿がスポイルされてしまうのは残念なところです。それでも、後追い撮影の際にはたまに貫通扉が閉まっていることもありますので、そういうシーンに際会できれば、その日の晩のビールが死ぬほど美味い☆というわけです (^O^)。
 もっとも、貫通扉開放姿であっても、この編成が来れば「キターッ!」と祭り状態になれます。何と申しましても、ミャンマーの緑深き風景に、仙台色って物凄く似合うんですよね……♪ LBT客車の外装や学校の制服にも用いられているように、ミャンマーの人は基本的に緑という色が好きでもあるようですし。
 ちなみに、このJRE編成は、並行して投入されているJRCのキハ40/47/48編成と比べますと、同じ運賃200ksでも雲泥の差で大当たりなのですが、その理由を詳述する前に一発で思いつく方は、DCマニアとして認定させて頂きます (笑)。