京急2100形ブルースカイ編成を台鉄藍色普通車に化かす感動の企画は、大好評のうちに6月上旬まで延長となり、毎年恒例5月下旬の久里浜イベントでも良い位置に並べられることが今から期待されるわけですが、このような展開となれば自ずと、台鉄においても京急色の何かを走らせて頂きたいと思わずにはいられません。そんな矢先、台湾鉄路管理局の局長氏が自らの顔本(中文では「臉書」) にて、5月あたりに京急色を出すと宣言したとのこと! 狙いやすさという点で、基隆~新竹間を中心として運用されるEMU700 (スネ夫) またはEMU800 (ほほえみ号) あたりにして頂きたいものですが、さてどうなることやら。
いっぽう京急は、かねてから泉岳寺駅前の本社がボロくなったため、みなとみらい21に本社を移転させるという計画があったようですが、今朝の『神奈川新聞』には計画正式スタートに関する細かい情報が載っていました。大師電気鉄道創立から120周年を記念したこの事業では,単に京急グループ各社の本社機能を集約するだけでなく、1階フロアあたりに「京急ミュージアム」を設け、昭和初期の車両を展示する云々とありました。となると、久里浜で現在保存されている2両の半鋼製車は間違いなくこちらに移転して常時公開となるのでしょうが、他にも逗子で放置されている600形、そして1000形、2000形あたりも是非ラインナップに加えて頂きたいものです。
そんな京急では、今年に入ってからというもの、1500形以後の車両について、正面の表示を急速にLEDに改めつつあります (とゆーか、すでに「改めてしまった」と過去形で記すべきか?)。去る2月のヨコハマ模型ヲタ祭りの祭、近所に住んでおりひょっこりやって来た甥っ子が「今年に入ってからさぁ~、1500がどんどんLEDになってるんだよね~。マジでわけわかんねぇ~」と言うのを「幕信仰が強い京急で、そんな馬鹿な話があるか」と半信半疑で聞き流していたのですが、いざ台湾藍色普通車色を撮るべく先月下旬に久しぶりに京急撮り鉄をしてみたところ、確かに甥っ子のいう通りでした……(滝汗)。幕でやって来た1500は、1枚目の1731編成のみで、他は悉くLED……。まぁ、京急の新LEDは、フォーカルプレーンシャッター一眼レフで撮影しても、画面が切れ切れにならない優れものですので、これはこれでまぁ良いかと思うのですが,何はともあれ、1500のようなありふれた車両でも常日頃からの記録が大切なのだなぁ……と痛感したのでした。