東日本大震災から本日で5周年。この間、本当にいろいろなことがありました。風化ということがしばしば言われますが、帰宅難民になった私は決して震災を忘れることはないでしょう。改めまして、被災された方々には心よりお見舞い申し上げますとともに、「復興」のその先を考えて行かなければならないのだろうと愚考する今日この頃です。
そう、生きてさえいれば、どんな可能性だって開けます。そんなことを、ヤンゴンの街のド真ん中で束の間奇跡的な活躍を見せた三陸36形の姿から感じずにはいられません。残念ながらヤンゴンにおける三陸の運行は終了し、今頃は本来の用途であるVIP用に戻りつつあるのかも知れませんが (その場合、ロングシートを撤去して再びVIPシートに)、こんなシーンで踏ん張る日本中古鉄道車両群と、それらに対して絶大な期待を寄せる現地の人々の視線から、言い古された表現ではありますが「頑張ろう日本」という言葉を反芻するのみです。