地味鉄庵

鉄道趣味の果てしなく深い森の中にひっそりと (?) 佇む庵のようなブログです。

第八ジャカルタ炎鉄録 (17) 東急新8007F

2017-01-10 12:10:00 | インドネシアの鉄道


 昨年末にはジャカルタの日本製中古冷房車草創期~躍進期を支えたKAI所属の車両が次々に廃車回送されましたが、その中には東急新8039Fも含まれ、東急車では8613Fに次ぐチカウムの塚になってしまったという悲しい出来事がありました。東横線での末期、廃車第一候補から奇跡的な復活を遂げて以来、銀一色の神秘的な活躍をしたことに加え、インドネシアに移ってからも当初の青+水色帯が余りにも美しく、ジャカルタを訪れる東急ヲタにとってかけがえのない編成でしたので、なおさら悲しみは深い……。とはいえ、考えてもみれば新造から40年を遥かに過ぎ、とうの昔にスクラップとなっていたはずの車両が、その後10数年生きながらえてジャボデタベック事業部時代の輸送大戦争時代を支え、しかも未だに車両のかたちそのものは残っているのですから、その経歴はまさに奇跡と言うべきで、大往生と呼ぶに相応しいものでしょう……。
 そして8039Fのうち、クハ8039は忘れ形見のように新クハ8007となり、「伊豆のなつ」8007Fと8039Fを組み合わせた最強の伝説的編成として、新8007Fは今日もジャカルタを快走しています♪



 そんな新8007Fは、ご多分に漏れずKAI青黄帯から赤黄のKCJ色に変わり、昨年8月の訪問時点ではブカシ線の運用に入っていました (東急8連はスルポン線とタンジュンプリオク線を除く全線で運用されています)。既にブカシ線は12連が運用されており (これまで3~4両程度にしか対応していなかった小駅のホームが12連対応になっておりビックリ!)、次々に205系の長大編成が現れる中、これまで慣れきっていたはずの東急8連が恐ろしく短く見え、「まるで10連の東海道線みたいだ……」と思ったものですが (汗)、何はともあれ205系や長距離客レに伍して堂々と飛ばして来る新8007Fの走りに「何時まで持つか分からないけれど、一日でも永く頑張れよ……」という声援を送らずにはいられないのでした。
 さて、この年末年始には、いつもお世話になっておりますKucing様がジャカルタを訪問され、その際に激写された8607F・サハ8924の真夜中の方向転換シーンがパクアン急行様のブログに掲載されています。これは恐らく東急車の編成替え、すなわち10連または12連化の予兆であるとしか思えないわけで、その結果8000系の残り2編成については、一部を廃車にして12連1本を作るのか、それとも付属4連をつくってタンジュンプリオク線の増発に回すのか、いろいろと妄想するのが面白くなって参りました……。