
今月発売の鉄道雑誌におけるもう一つの大型・東南アジアネタ記事といえば、いつもお世話になっております斎藤幹雄様のRM誌ミャンマーネタ!(そしてRP誌も少々) 今回は、すっかり日本中古DCの本数が増えたヤンゴン環状線をフィーチャーされている次第ですが、紹介されている駅は個人的に、撮ったことがあったりなかったり。他にも撮りやすい駅や駅間はいっぱいありますが (笑)、総じて言えば最も無難で安全なところを押さえておられるかと存じます。ただ、とりわけヤンゴン中央駅は、今のところいとも簡単に線路に下りることが出来る中、左右思わぬ方向から列車がヌッと入線して来ますので、くれぐれも記事だけで安易な印象を抱かれないようお気をつけ下さい……。

それはさておき、今回のRM誌斎藤さん記事を拝見していますと、昨年10月現在の環状線編成表が掲載されており、元JRC編成はキハ40系列東海色1本、キハ40系列国鉄ツートン&ラッピング1本、キハ11×2本となっていますが、昨年3月時点ではキハ40系列東海色×3本、キハ11×2本であったことからして、車両の転配は依然として活発であることが分かります。仙台色が増え、オール東海キハ48編成はバゴー行きの13・14レにコンパートされ、キハ47×2両は休車や予備車に回り……。
そして今後いっそうJREのキハ40系列廃車が進むにつれ、いつの間にか下窓が開かない東海車がヤンゴン環状線から消え、ボックスシート車は地方の急行運用の主力となり、キハ11は支線等の主力となって行く可能性が高いのでは?と空想・妄想する今日この頃です。そう考えますと、日本時代には滅多に見られなかったキハ11の5連が当然のように環状線運用に入るというシーンは、意外と短期間の貴重なシーンで終わるのかも知れません。また、この編成は撮影時冷房を使用しているため、全ての窓が閉まった状態ですが、それも昨年5月を最後に歴史の彼方の光景となりました。まぁ今後もスコール中は全閉になるでしょうが、撮っている場合ではないでしょう (笑)。