地味鉄庵

鉄道趣味の果てしなく深い森の中にひっそりと (?) 佇む庵のようなブログです。

大阪圏103系の落日 (4) 羽衣線3連

2017-01-18 00:00:00 | 国鉄型車両


 日根野の青い103系は、牙城であったはずの天王寺~鳳間の普通列車でも225系に主役の座を奪われつつありますが、さすがに羽衣支線は極めて短距離の南海連絡用路線 (?) だけに、クモハ103 2500番台を上手く活かした3連の独壇場が今後も続くものと予想しておりました。しかし昨年末、関西で甥っ子を引き回した際に羽衣支線を訪れたところ、何とここも、東羽衣駅のホーム改良で4連対応となる旨の掲示がありました。223・225系をワンマン対応にした車両を入れ、日根野から完全に103系を消す計画なのでしょうか……。



 これまで羽衣支線用編成とされていたうちの1本はオールN40で、207系あたりと比べても遜色ない (?) 車内アコモであるというのに、間もなく廃車になるとは本当に勿体ないことです……。そんなことを思いつつ、鳳にて3連と6連を少々撮影したのですが、それにしてもN40の車両、登場当時は「えぇぇ~、折角の103系がのっぺらではないか……」と思ったものの、今や何やら73系全金属車の存在感に近いものがあり、結構イケてるのではないかと思うようになりました。いつの間にか103系の非N40化車が、かつての73系半鋼製車と同じようなボロさに見えるようになり、かつての73系のデコボコ編成を思い出すようになったということですが、とにかく時間の流れの速さを慨嘆するのみです。