地味鉄庵

鉄道趣味の果てしなく深い森の中にひっそりと (?) 佇む庵のようなブログです。

秩父7001F・初夏の三峰口駅に佇む

2017-07-03 00:00:00 | 地方民鉄 (秩父)


 先日Yahooニュースかどこかで、毎月一日の三峯神社「白い氣守」頒布と土日祝日が重なった場合の西武観光バス超大混乱云々という話題がついに日本全体に暴露されておりましたが、そもそも何故こうなったかと言えば、本当に険しい山奥で駐車場のスペースも自ずと限られた三峯神社に自家用車で行こうとする人々の激増と、三峰ロープウェイの廃止という要因の相乗効果に他なりません。最高記録の所要8時間はさておき、昨日の西武秩父からの予想所要5時間ということでも、秩父鉄道~三峰口からの各停バス~大輪からの数100m登りハイキングの方が俄然速いです (笑)。
 というわけで個人的には、観光客から見捨てられて久しい三峰口駅に、もっと三峯神社入口としての光が当たって復権することを願っています。とりわけ平日日中の本数減は、秩父鉄道ヲタにとって痛く、通常は構内に電車の姿が見当たらず、たまにやって来る電車がごく短時間で折り返して行くのみという現状は、誠に寂寥感を誘うものですので……(たまたまそのような時間帯だったのかも)。



 1000系が現役だった頃は既に、末端部の利用客激減ゆえに三峰口駅にも閑古鳥が鳴いて久しかったものですが、本数は今ほど整理されておらず、常に1~2本の電車が折返し待ちの昼寝をしており、そんなシーンをじっくり激写することこそ三峰口の悦楽だったはず。しかし今や、僅か数分間の折返し待ちの間にパパッと撮らざるを得ず、とりわけ到着が何らかの原因で遅れようものなら悲惨! 去る5月に雲取山を縦走して久しぶりに三峰口駅を訪れた際には、折角7001Fという超大当たり車両が来たというのに、遅延のため僅か1~2分しか撮影出来ず、羽生方のデハ7001を撮る余裕がなかったのは残念無念でした……。
 それにしても、都営6000あらため5000系が何時まで走るか分からず、そろそろ東急で8500系の廃車が再開される (?) 中、果たして秩父7000系が追加で増えるのかどうか……? あるいは考えてもみれば、東急8500も相当古いため、全く別の車両で5000系を置き換えることになるのか、ぼちぼち再注目の頃合となりつつあるように思います。妄想するうちが一番楽しいのかも知れませんが。