地味鉄庵

鉄道趣味の果てしなく深い森の中にひっそりと (?) 佇む庵のようなブログです。

木曽路歩き鉄 (番外1) 遅延大王・四季島E001

2017-07-16 18:47:00 | JR発足後の車両


 JREが去る5月から運行を開始した「TRAINS SWEET 四季島」は、「おひとりさま」には敷居が高すぎ (2人部屋を1人で占有するため運賃1.5倍とか。それに、リア充過ぎる車内で居心地も悪いはず)、ほとんど関心も写浴も湧かなかったのですが、取りあえず目の前に来ればネタ列車として撮るのは悪い話ではないでしょう。そんな機会が、運行開始から僅か1ヶ月半で巡って来ました。自分が乗る列車の大遅延発生というノイズを振りまきながら……(爆)。

 昨日、かねてから進めていた中山道歩きのうち、木曽路ゾーンを完全に歩き終えて「しなの」のグリーン車に乗り (G料金+特急料金2,460円で中津川~塩尻間の先頭に座れますので安い♪)、途中下諏訪で美味いラーメン屋に寄ってから「スーパーあずさ」で帰宅したのですが、定時であれば下諏訪1822発の上諏訪行きがちっとも発車せず、1828発の長野行きに至っては、スーパーあずさ23号と機器トラブルの臨時列車が上諏訪駅を埋めているため、上諏訪の手前で抑止を食らっている云々のアナウンスが……。



 ただ、この時間帯の諏訪湖近辺単線区間ゾーンは普通列車の運行も多いため、「こりゃ大変なことになったぞ……。指令はどう捌くのか」と思っていたところ、スーパーあずさ23号は33分遅れの18時45分に下諏訪通過~。そこでようやく上諏訪行き1542Mが動き出し、アナウンスは「これから順番通りに動かす。スーパーあずさ32号は未だ松本」と告げたのでした。
 というわけで、「あ~あ。早く帰って風呂に入りたいのに。機器トラブルの臨時列車って何だ一体……?」と一思案したところ、「これはもしやすると、5月の中山道歩きの帰りに「はまかいじ」に乗った際、甲府あたりですれ違った『四季島』ではないか?」という見解に達しまして、「それならば既に暗いけどズーム流しで撮ったる」とセッティング。すると……果たせるかな、本当に姿を現しました (笑)。

 まぁ正直、個人的にはあってもなくてもどうでも良い車両ですが、「どうせ超高い金を取って走るなら、技術的に確立されたものを使うのでなければ客に申し訳ないのではないか? つい先日には喜多方で故障し、影響が田園都市線にも及んだとかで (風吹きゃ桶屋の世界!)、これではダイヤを乱しにやって来るだけのドラ息子トレインではないか? もうこの際、DF200あたりを用意して牽かせろ!! (その方がネタ鉄諸氏も大喜びのはず)」と思ったのでした。
 それにしても気の毒なのは、18時台の下諏訪駅にいた鉄ヲタ氏。この列車の到来の前にいつの間にかいなくなってしまいましたが、要は既に暗くなった中、何時まで経っても来ないことにしびれを切らせて諦めたのでしょうな~。
 ちなみに、自分が乗ったスーパーあずさ32号も、結局40分遅れを引きずって八王子に着いたのでした。チーン。