地味鉄庵

鉄道趣味の果てしなく深い森の中にひっそりと (?) 佇む庵のようなブログです。

第八ジャカルタ炎鉄録 (26) メトロ7117F

2017-07-13 12:00:00 | インドネシアの鉄道


 インドネシアのジャカルタ~バンドゥン高速鉄道計画はジョコウィ政権によって中国に横流しされ、その代わりにジャカルタからスラバヤに至る言わば「本命」のジャワ縦貫線の電化・高速化計画は、日本が協力することでほぼ決まっていたものですが、ここに来て暗雲が。昨日の日経新聞が伝えたところによりますと、又しても財政面で渋ったジョコウィ政権が中国に色目を使い、官民パートナーシップの美名のもとに公開入札を行う方針を立て、中国による格安な整備へと乗り換えつつあるようです。高速鉄道のときもそうでしたが、日経新聞にこのような趣旨が大きく載る時点で「ほぼ決まったも同然」なところがありますので、最早言行一致しない親中共ジョコウィ政権のあいだはインドネシア政府とのあいだで大きな決めごとはしない方がマシ、「中国の特色あるメンテナンス」でせいぜいビミョーな味の汁でも飲んで下さい、といったところでしょうか。最近は日本国内でも「一帯一路」とやらに協力云々という話が一部で盛り上がっているようですが、その本質はこういうことだということが何故分からないのでしょうかねぇ~。



 というわけで、昨年8月に撮影した画像の続きはまだまだあります (汗)。今回はメトロ7117Fです。狭窓に加えて正面にKCJマークが貼られていないこの編成は一応当たりではあるのですが、出来ればKKWラッピングや広告ラッピングはない方が良いですね。まぁ次回訪れたときにはそんな姿を楽しめるでしょうが、それにしても6000の隆盛を横目に7000が滅多に来ないのはいとあはれ。踏切火災事故で1編成を失いましたので3編成しかなく、致し方ないところではあるのですが……。

 ちなみに、今年の夏は仕事の関係で、往復も含めて1週間近くをジャカルタに費やす時間を今のところ確保出来ておらず、しかも出来れば時間をとれ次第、別の国を新たに開拓したいと念願しておりますので、ジャカルタネタは昨年の撮影分をまだまだ引っ張る予定です。まぁ車両の動きも、メトロ6000が増え、203や205の長編成化が進み、2016年バージョンの客車が徐々に増えているという程度 (?) ですので……。一刻も早く、205系のランカスビトゥンまでのロングランを楽しみたいのはやまやまなのですが。次のジャカルタの激変は、空港鉄道の正式開業 (車両はINKA製ということで、さほど悪いデザインにはならないでしょう)、または東急車激減という運命が巡ってくるときでしょうか。