
先月、自分の誕生日に久しぶりに撮影した東横線。最早東急9000系が全く来なくなったことにつきましては、大井町線での活躍を日々ニコタマで眼にしているだけに驚かなくなりました。しかし……メトロはさておき西武6000がやって来ることにつきましては、正直なところ未だに慣れないですね~。まぁその最大の理由は、ふだん東横~副都心を利用する頻度が低く、累積目撃回数が少ないことによります。しかし同時に、東急と西武の取り合わせには未だに、伊豆をめぐる骨肉の角逐というイメージが……(^^;)。というわけで、自分が40年以上前の幼い頃に日々列車を眺め続けたカーブに着き、カメラを構えて一発目を撮ったとき、そこに姿を現したのが西武6000であることの奇怪な気分といったら!(笑)

しかし、諸行無常・万物流転とは、単に物事の盛衰を意味するだけでなく、長いタイムスパンでみれば昔は想像もしなかった展開が起こることをも意味しているのでしょう。そんな当たり前の道理を、東横を走る西武という存在を通じて気付かされるのでした……(笑)。
それにしても、西武では40000系が登場したというのに、今のところ東横線にはS-Trainとしてのみの入線のようで……。しかし思うにS-Trainは、乗って嬉しい列車とは思えないのは私だけでしょうか。横浜からでしたら、池袋まで東横なり湘南新宿なりで向かい、池袋からレッドアローに乗った方が絶対に旅気分は盛り上がるはず。そのへんを見透かされて、S-Trainは今のところスカスカの低空飛行が続いているようですが、今後は本数も増えて客も増えるのか (毎時1本という感じでないと、なかなか存在感を示せないでしょう)、それとも敢えなく廃止となるのか……? 空いているうちに試しに乗っておくべきなのかも知れません。