昨晩は、いつもお世話になっておりますKucing様のお声がけのもと、インドネシアの若手鉄ヲタの星として活躍しておられるKaori Nusantara様の日本訪問を歓迎する宴が、都内某所のインドネシア料理店にて開催されました。冷夏の影響で、ビンタン・ビールをとにかく待ち焦がれた気分で痛飲、というわけではなかったですが、蒸し蒸しするのは相変わらずですので、乾杯のビンタン・ビールが実に美味い! その後は例によって、日本・インドネシア・東南アジアの鉄事情について縦横無尽に語りつつ美味い食事を楽しむひとときとなりました☆
また本日はインドネシア独立72周年記念日ということで、そのイブにこうして日本・インドネシアの鉄ヲタが集うことも意義深いと言えましょう。とりわけ、既に日本からこれだけ多数の車両が輸出された結果、それらの車両を追っかけるヲタの主力も、子供の頃からネット環境を自由に使いこなせる20代に移行しつつあり、そんな世代がさらに自由自在に国の違いを跨いでヲタ交流を繰り広げているという実情を目の当たりにするにつけ、うらやましさを感じつつも若手ヲタの皆さんの一層の情報発信やネタ掘り起こしに期待したいと思ったのでした。何はともあれ、お声がけ頂いたKucing様および御参加の皆様には、心よりお礼申し上げます!
そんな宴を記念する画像をどれにしようか……と考えてみたのですが、これしかあるまい! このたび驚愕の12連化が実現した東急8003Fです! 既に、昨年の今頃撮影した8003Fの画像をアップしておりますが、今回は未公開分ということで……。
ジャカルタにおける東急8000系列は周知の通り、ジャカルタの鉄道カヲス状態が最も深刻だった2000年代後半~2010年代初頭に、急行電車やエコノミACの主力としてまさに八面六臂の大活躍を続け、ボロボロになりながらも様々なカラーリングの帯色姿で大混雑と闘う姿に、Kucing様や私など多くの東急ヲタが感涙モノの興奮を覚えたものです。
しかしその後、SIVのヘタレや度重なる酷使、そしてメトロ6000やJR205の激増が重なって、東急8000系列はすっかり影が薄くなってしまい、共食いと編成替えによって辛うじて数編成が運用に入るという状態になってしまいました。昨年の今頃の時点では全編成8連ということで、基本的にはボゴール線~環状線の運用に入っており、ごくたまにジャカルタ・コタやブカシに顔を出すのみでしたが、「環状線のカンプン脇で待っていればそのうち東急も来る」という分かりやすさがあった反面、花の中央線高架~ボゴール線運用は12連の205系に主役の座を完全に乗っ取られ、一抹の寂しさを感じていたのも確かです。
それだけに、先日パクアン急行様のブログを拝見していて、8003Fの12連化という話題を眼にした瞬間、鼻息が激しく荒くなったのは言うまでもありません (笑)。東急ステンレスカー史上最長の12連が、何と大井町線でちまちまと走っていた8003Fで実現するとは! もちろんその影では、8007Fが編成を解かれて先頭車が離脱するという運命の分かれ目もあったのですが、ともあれジャカルタにおける東急8000系の最終編成がまさかまさかの12連になったとは!という意外さと興奮と感動がここに……。しかし、そんなジャカルタへの再訪を考えるとしても、往復を含めて所要5日は必要ですので (中3日は滞在したいところ)、時間をどう確保したら良いものか……。
【補足】パクアン急行様のブログに掲載されていた新8003F車番
8003-8202-8104 8003F
8832-8735 8611F
8204-8108 8007F (現在モーターカット)
8263-8142-8213 8025F (輸出時に8003F組み込み)
8103-8004 8003F
……今や計4編成から選り抜いたごった煮状態です。