琴電30形のさよなら撮影会は、見事なつくりの大型HM2種を取り付けた最後の雄姿(または優姿)を2時間ひたすら眺めることが出来ただけでも意義深いものでしたが、その間には突然のお楽しみとして、京急の急行サボの本物が登場しました!
いや~この急行サボ、私が京急沿線に住んでいた頃はもう230形の本線運用はなく (除・新町~川崎間の回送など)、もっぱら川崎or新町~逗子急行の主力として最後の活躍をしていた400形に取り付けられていたのを覚えているだけですが、とにかく懐かしい! しかも塗装変われども似合っているところが素晴らしい!
そしてこちらは28号に取り付けられたシーンです! (当日は洗車台に上ることもできましたので、このようなアングルが可能になりました。手前下部に大きく写り込んだ他の撮り鉄をレタッチで消しております。念のため ^^;) カーブが多く、最高速度を余り出せない志度線で急行なんて、考えれば考えるほど「有り得ない!」という滑稽な世界かも知れませんが (^^;;)、そんなことはもうどうでも良く、むしろ「名車の最後を飾る、めくるめく妄想の麗しい華」と言えましょう (^o^)。
一体どこから調達されたのか全く分かりませんが、いかにも京急230形へのはなむけにふさわしいこのような隠し球を用意して下さった琴電関係者の皆様には、感謝以外のことばもありません。m(_ _)m 本当に、遠路はるばる横浜から「サンライズ瀬戸」に乗って参加した甲斐がありました……。
27+28号はその後、予定通り解体が始まっているそうで、この撮影会は完全な姿を目にすることが出来る最後の機会だったようです。本当に長年にわたる活躍、お疲れさまでした……。