琴電シリーズは今後も総力を挙げてお伝えするべくネタを仕込み中ですが、ここらでちょっと閑話休題 (^^;)。
関東戦前の名車・京急230形は、先日の30形さよなら運転を以て引退となりましたが、そうなりますといよいよ、東急長津田工場で細々と働いているデワ3043 (元デハ3498。車籍は抹消済み) の存在は、古き良き関東の戦前製電車の姿を伝える存在としてこの上なく貴重なものとなってきました。
そんなデワ3043、最近見に行っていないな……ということを思い出しまして、先日仕事が早い時間に終わったのち、恩田へ寄り道してみましたところ、何と車体が塗り直されたばかりでピカピカ! しかも塗装変更!! これまでのスカ色に近い印象の塗装をやめて、恐らくデヤ7200やこどもの国線Y000系と色を揃えたものと思われますが、これはこれで似合っていると思うのは私だけでしょうか (^^;)。
ともあれ、屋根や台車回りまで塗り直された姿に興奮を隠しきれず、まずは高台に向かいまして、望遠レンズでサイド気味のアップを狙ってみたところ……何とパンタが上がり、4+4両に分割された東横線5151Fをゆっくりと押したり引いたりし始めました! そういえば、5050系ってこれまで長津田工場に入場したことってありましたっけ……。というわけで、新参者の5050系が超古豪 (でも新塗装でピカピカ) の3450形と連結されるという、これまでになかった長津田工場の新しい光景を期せずして目撃したことになります!
ちなみに、デワ3043は屋根と下回りこそ丁寧に塗られていたものの、車体表面の処理は腐食部を完全にパテで整えたわけではなく、やけに凸凹が目立つ仕上げになっていました。しかも、塗装が社紋部分にハミ出しまくり (マスキングはしないのか!と ^^;)。まあ、あくまで庫内車と割り切ったお色直しなのかも知れません。
こんな感じで、デハ3498改めデワ3043は今後もしばらくひっそりと活躍してくれそうですが、他に戦前製の国内現役電車 (除・路面電車) といえば、上毛デハ101、銚子デハ301 (但しもう実質的にアウト?)、江ノ電303F (これも運用を離脱して久しい模様 T_T)、琴電の古典車両群、一畑デハニ52・53、熊本モハ71……。十本の指で数えて少々余る程度まで減ってしまったのですね……。