しばらく当ブログでは相鉄5000系に徹しておりましたが、その間にも刻一刻と鉄道事情は流れて行きます。とくに個人的に気になっていたのは、約2ヶ月前に甲種輸送が行われた東急8500→秩父7000系の動向でありまして、去る1月の「さよならEF55」のついでに広瀬川原を見物した際には7001Fが通電試験中だったのを確認したきりだったこともあり、1ヶ月ぶりにそろそろ広瀬川原の様子を観察せねば……という思いが強まる一方 (^^;)。そこで、来週後半以降来月上旬までの仕事面での修羅場を前に、今のうちに休養と娯楽を多めにとっておくことを兼ねまして、「空振り上等!当たって砕けろ」の覚悟で広瀬川原を目指しました。
ただ、単にE231で熊谷との間を往復するだけでは面白くないので、往路は横浜・八高線ルートで寄居へ。とくに高麗川からDCで北上するにつれて梅の花ほころぶ山里の雰囲気が広がるのを楽しんだり、寄居では駅ホームの立ち食い蕎麦を賞味したり……なかなか小さな旅気分よのぅ、という気分に浸っていると、何と羽生行電車はスカイブルー1001Fで登場!! 「これは先月広瀬川原を訪れたときと同じだ……。この幸先の良さがあれば、恐らく最低限7000系が見やすい位置に停車しているのを拝むことが出来るのではないか?!」と期待しつつ、MT46サウンドにしばし浸っていたところ……うぉぉっ!7002Fが完成してパン上げ状態で「試運転」を表示し、多くの係員が乗車してあれこれやっている……!!
そこで、ひろせ野鳥の森で下車後速攻で広瀬川原へダッシュし (^^;)、踏切からの超望遠カットや側面ヴューを撮りまくり (^O^)。やがて、羽生方の運転席周辺の人口密度が高まり、検車係氏が台車を念入りにカンカン叩いて最終チェック体制に……。「これは初の本線試運転に遭遇したに違いない! v(^^)v」と直感しまして、ひろせ野鳥の森駅脇の踏切で待っていたところ……本当にやって来ました!!
試運転列車は一旦駅で停車したあと、8500サウンドも高らかに発車……! 嗚呼!東急ファンと秩父ファンをかけもちしている身にとっては、最高に心高鳴る瞬間です!! この歴史的な一瞬に立ち会えて本当に幸せ……(*^^*)。
この後は、待っていれば必ず戻って来ることから、広瀬川原周辺から移動しないという選択肢もありましたが、恐らく試運転列車は側線を持つ武州荒木まで行き、しばし休息及び各部のチェックを行うのだろうと予想されたことから、後続の列車で一路東へ! 行田市あたりで7002Fと交換しませんように……と念じていたところ、これ幸い! 7002Fは武州荒木であれこれ準備中の状態でした (ホッ)。そこで、まずは武州荒木側線停車シーンという貴重な光景を激写したのち、いちかばちかで撮影地まで猛ダッシュ! 運動不足の身には堪えましたが、急カーブを曲がって7002Fがいよいよ加速するシーンに見事間に合い、完璧に撮り切ることで疲れは全て吹っ飛んでしまいました (爆)。曇り空の中、たまたま射し込んだ薄日がデハ7002のマスクを照らし出し、7000系の未来を祝福しているかのようでした……。
何はともあれ、こうして試運転を行い、第二の車生に踏み出した元8609F……。長津田から甲種輸送される段階で7002Fは運転室を中心に未完成で、ただでさえ改造非貫通マスクの印象が「??」という感じだったことから、果たして本当に完成するのだろうか……とすら思ったものですが、いざ出来上がってみますとピカピカに磨き上げられた車体やダークグレーに塗られた下回りは本当に美しく、逆にナゾの非貫通マスクすら精悍な印象に感じられつつあります (*^^*)。今日は7001Fの姿は見かけなかったのですが (恐らくクラの中)、既によろず整備を済ませ、これから7002Fともども全線でのハンドル訓練へと移行し、遅かれ早かれ目出度く営業運転を始めることでしょう! 美しく移ろいゆく秩父路の四季を車体に反射させながら、7000系がデンジャラスなモーター音を鳴らして快走するシーンがいよいよ楽しみになって来ました……。
※【2.14追記】デハ7002・7202をサイド気味に撮影したカットをアップしました。「続きを読む」からどうぞ。
※頂いたコメントへのレスはこれから順次いたします m(_ _)m
*前面・側面表示は、幕のように見えて実はLED。フルカラー?
「Test Run」とは表示されず。(漢字オンリーであれば万々歳 ^o^)
一眼レフで撮影しても表示が切れ切れにならないのもグッド!
*ドア開閉用ボタンを設置済み。
室内はドアのすぐ脇に設置されているのが見えました。
*鉄道用地外、桜並木の土手から撮影しております。