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2020 横浜DeNAベイスターズ私的感想 先発投手編

2020年11月20日 | スポーツ
大貫晋一 2.53 10勝6敗
10勝到達した今年の柱。力味のないフォームから安定した投球を続けた。投手はやはり制球力が命である。
長らく左腕王国と呼ばれていたが、平良とともに今年は右腕のほうが目立った。
あのフォームならそうそうスランプも故障もなさそうだが、今永も東も別に変則フォームというわけでもないんだよな…。


平良拳太郎 2.27 4勝6敗
故障前に打ち込まれた以外はほとんど無双状態で抑え続けた。しかし登板時に限って援護がもらえず、あの内容で借金2とは。終盤に復帰し、遜色ない姿を見せてくれて安心した。来年は無事にシーズンを終えて二桁勝利を目指して欲しい。


井納翔一 3.94 6勝7敗
近年はリリーフに回されたり谷間の先発をしたりと便利に使われたが、今年は先発でローテーションを守った。
FA権を取得し去就は不明だが、残ってくれれば計算の立つ右腕が来年も三人もいることに。
もし出て行っても応援したい選手である。


濱口遥大 4.60 6勝5敗
完封したり早期KOされたりと安定感は全く無かったがローテーションにはだいたいいてくれた。
コントロールの悪さが年々目立ってきて、抑える時でも球数が多すぎるのがネック。髙城の復帰は特に功を奏さなかった。今永・東の先行きが不透明なのでいてくれないと困る。


上茶谷大河 4.12 2勝3敗
故障で一、二軍を行ったり来たりの一年だった。そうこうしている間に大貫と平良が頭角を現し、うかうかしていられなくなった。上茶谷と京山がもし開花すればそれこそ右腕王国が爆誕するので、ドラフト1位の本領をそろそろ発揮して欲しい。


今永昇太 3.23 5勝3敗
さすがのピッチングを見せていたが故障から復帰できず。今永の離脱が実質的にシーズンエンドだった。
想像よりはるかに重症らしく来年どうなるかも不透明とか。万全なら普通にリーグ屈指の左腕なので、いるといないとでは戦力が大きく変わる。


ピープルズ 4.97 2勝2敗
外国人枠に阻まれ出番は限られた。見切るにはまだ早いし本人も契約を望んでいるがはたしてどうなるか。
パットンも抜けることだしリリーフとしても使えないだろうか。もう一年見てみたい。


坂本裕哉 5.67 4勝1敗
プロ初登板で好投し「先輩の東に今年は任せたと言われた」と最高のエピソードを披露したが、その試合で負傷し長く離脱した。思えば今年の横浜を象徴しているような話だった。
防御率は悪いながら3つも貯金を作っており勝ち運はある。一年通じて投げる姿を次は見せて欲しい。


京山将弥 4.66 2勝1敗
勝ち運は相変わらずで限られた出番で貯金を1つ稼いだ。大貫、平良が飛躍し尻に火がついてきた。右腕王国とまでは言わないが京山と上茶谷のどちらかが開花すれば選択肢は大いに増える。ローテーションに入る力はあるはず。


阪口皓亮 7.50 0勝2敗
夏に2回の登板で炎上したが、終戦後に軽快にヒットは打たれながらもいちおう5回は抑えた。終わりよければ。
先発右腕が続々と出てきて猶予も無くなってきた。ドラフト3位だし来季は割って入って欲しい。


中川虎大 7.11 0勝1敗0H
昨年二軍で二冠を獲得したが今年も一軍でアピールできず。国吉km…161kmも遠かった。
先発に着々と右腕が増えているのでそろそろ実力を見せて欲しい。来年こそは。


東克樹 なし
開幕前のトミー・ジョン手術で今季終了。最悪、東か今永のどちらかだけでも来季は無事でいてくれ。
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2020 横浜DeNAベイスターズ私的感想 レギュラー野手+監督編

2020年11月19日 | スポーツ
梶谷隆幸 .323 19 53
怪我なく一年やり通せばこれくらいはやってくれるはず、という「俺達の梶谷」が本当に具現化された。
一部で天才と呼ばれる力を遺憾なく発揮し、我々は「これが梶谷じゃーい!」と大ゴマでガッツポーズを決めている。あまりに理想型そのまま過ぎて、実は集団幻覚を見せられているのではとも、鹿目まどかのようにベイファンの夢を叶えた概念として消え去るのではともささやかれる。(※調査中)
この輝きが今年だけのものだったとしても我々は満足である。


ソト .252 25 78
3年連続のタイトルは逃したが終盤には猛追を見せた。守備範囲はことあるごとに狭い狭いと解説者にディスられながらも年々向上を見せており、一塁二塁右翼を試合中にもコロコロ変えられながらも無難に守った。特に二塁守備は安定感が増したし、一塁守備はロペスに何か習ったのか反応が良くなっている。去就は不明ながらロペスを退団させたら一塁はソトに任せるしかなく、契約の目処が立っているのだと思いたい。


オースティン .286 20 56
外角の落ちる球に弱い前評判を、オープン戦で平然と見送り続けて覆すと、コンパクトなフォームからとんでもない弾道を連発。のみならず怪我を恐れない果敢な守備や、隙あらば次の塁を狙う積極さでファンの心をわしづかみにした。結果的に怪我は多かったがこのファイトスタイルでは仕方ない。
後半戦で実際に外角の落ちる球に苦戦し始めるも10月に入るや克服し、恐ろしい勢いでホームランを量産。ラミレスの「ロペスやソトより1段階上の選手かも」という絶賛もあながちリップサービスとは思えなくなってきた。
来年フルに出られた時の成績が楽しみでならない。


佐野恵太 .328 20 69
4番キャプテン抜擢は適任者だとは思うが、一年通してスタメンで出たこともないし数字的には.270 20本くらい残してくれれば満足と考えていたがまさかの首位打者獲得。
序盤なかなかホームランが出ず本人はやきもきしていたが、一本出たらドバドバ出始めた。きっと本田圭佑とケチャップも喜んでいる。
筒香がもしメジャー挑戦しなかったとして同等の成績を残したとは限らず、筒香の穴を埋めて余りある素晴らしい活躍だった。他球団ファンから見たら宮﨑やら佐野やらソトやら前評判の特に高くないところから急に首位打者や本塁打王が生えてくるからわけわからないだろう。我々だって意味不明である。


宮﨑敏郎 .301 14 53
毎年このくらいの成績なら残せますよ?と言わんばかりの涼しい顔で3割復帰。点差が付けば8回以降は柴田や倉本と交代するこまめな休息が良かったのか目立った怪我もなかった。
打撃の安定感は抜群で、三振と併殺は少なく、存在そのものが相手投手には厄介だろう。
守備範囲が狭くなった感はあるが、捕れる範囲は相変わらず軽快にさばいていた。
今後衰えても代打屋もできそうだし、宮﨑については何を心配することがあろうか。


ロペス .246 12 42
とうとう退団が決まったベイスターズの屋台骨。日本人登録になり残留させると思っていたが…。
今年は明らかにパワーが衰え、当てるだけのヒット狙いにシフトしたり、一発だけ考えたホームラン狙いにしたりと試行錯誤していた。去年までならレフト上段に行っていた打球がフェンス前で失速することも多く、狙わなければホームランにならなくなっていた様子。パワーは失われても鉄壁の守備と、チームのまとめ役の面での貢献は大きく、代わりのいる人材ではない。年齢的にも遅かれ早かれ退団は迫っていたが、とうとうこの日が来てしまった…。


戸柱恭孝 .212 5 23
打点乞食とからかい半分に呼ばれた勝負強さは稀にしか見られなくなったが、捕手としてのリードは格段に良くなったと評され、正捕手の座をかなり奪い返した。盗塁をもう少し刺せて、打撃も.250打ってくれれば文句はない。今年は再起を果たしたのだから、来年は一回り大きくなってくれることを願う。


大和 .281 4 23
ショートは大和・柴田・倉本の三人体制で回していたので三人ともレギュラーに入れておく。
大和は打撃好調。併用が功を奏したのか一年通じて調子の波が落ち着いていた。久々の二塁守備も巧みだった。
ショートを固定できれば最高だが、森や伊藤が独り立ちするまでは、いればなんにでも使えるこの三人で回すのはありっちゃありではある。


柴田竜拓 .266 2 20
例年と同等の成績を残した。二塁で使うと一試合に一回は菊池ばりの美技を見せてくれるが、ショートではなぜか凡ミスを何度か見せた。もともとショートだったはずだが忘れた? 今年は三塁で使われることも多々あり、そちらは軽快に守っていた。スタメンを完全に任せるには物足りないが、一軍に置いておけば毎年このくらいは安定してやってくれるだろう信頼感がもはやある。


倉本寿彦 .276 1 17
「アヘ単でいいんだよ」というラミレスのアドバイスにより俺達の倉本が復活。左専門で打ちまくり一時は3割を超えるが終盤は「左のほうが打てる」から「左しか打てない」にジョブチェンジし、対右1割台、対左4割という極端な成績になった。あと満塁弾は笑った。
守備は見違えるほどではないが目に見えて良化し、範囲が狭く肩も弱いならと、捕ってからできるだけ早く投げることに集中していた。あとは謎の勝負強さが戻ってくれば申し分ない。ともあれおかえりなさい!


ラミレス
とうとうお役御免に。契約最終年が4位ではやむなし。今年は奇策は目立たず、普通にやって普通に負けた感。
先発投手陣に故障が多すぎたのが何より誤算で、そちらは酷使していたどころか5~6回で早々と交代するケースも多かっただけに、練習やケアのほうが原因ではとちょっと気になるところ。
佐野の4番キャプテン抜擢は他の監督にはなかなかできない選択だし、山﨑に代わる守護神三島、戸柱・倉本プチ復活と、人を見る目は常に正しかった。全く機能しない8番投手や、打たれ続けても山﨑起用に固執したり、2年契約したばかりの伊藤光を干したりと頑固なところは変わらなかったが。
とにかくこの5年間は楽しかった。中畑が人気を取り戻してチームを再生し、ラミレスが戦える態勢を整えていった。5年で優勝こそならなかったがDeNA体制初の日本シリーズ進出を果たした手腕は讃えられるべき。
就任が確実視される三浦番長が果たしてどんな監督キャラで、どんな采配を振るうのか来年が楽しみである。
…っていうか退団後即Youtuberデビュー!? フットワーク異常に軽いな!
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WWEでは大量解雇は珍しくないよという話

2020年04月16日 | スポーツ
「WWEが大量解雇。コロナの影響か? 終息後に再雇用も」

という記事がプロレスファンを賑わせているが、少なくとも選手の解雇に関してはコロナの影響はあまり無く、例年通りに戻っただけであり、そして再雇用はまずありえないと思う。
なぜなら春の大量解雇はWWEの風物詩だからだ。
WWEではレッスルマニア(年間最大イベント)を一年の区切りとし、レッスルマニア後に二軍団体から新鋭を昇格させたり、他団体から有名選手を引き抜いてくる。
その代償として大量解雇をするのが風物詩となっているのだ。

※ドラフト制の導入からは(※WWEではセ・パ両リーグのように選手を内部で分け、定期的に入れ替えている)レッスルマニアではなくドラフト後の大量解雇も多い

もっとも近年は久々にライバル団体となるAEWが旗揚げしたため、流出を避け選手の囲い込みをしていたので、あまり解雇はされなかった。
ところが今年はコロナの影響で事情が変わった。WWEは全米ツアーができず、道場で無観客で開催し、AEWは生放送を取りやめ収録に切り替えている。
だから裏方の解雇はコロナの影響が大きい。一ヶ所に留まり収録しているので、ツアーに同行する裏方やトレーナー役は必要なくなった。番組ごとに裏方を分けてもいないだろう。こちらはコロナ終息後の再雇用は大いにありえる。
一方でこれまで囲い込みしていた、特に必要ないがAEWに渡すのもしゃくだった選手は、コロナを口実に解雇しやすくなった。AEWにも全員を雇う余裕は無いし、向こうも無観客で、選手流出しても話題にはなりにくいからだ。

まずは今回解雇された選手20人の近況を見てみよう。


カート・アングル
そもそも去年引退して選手ではない。誤報だ。終息したら裏方に戻るだろう

ルセフ
実嫁のラナがストーリー上でボビー・ラシュリーと結婚し、自然と干されていた。
ラシュリーとの抗争も中途半端に打ち切られていたので解雇は近かった

ドレイク・マーベリック
最近は全然出ていなかった

ザック・ライダー
ホーキンスと組んで少しプッシュされていたがメインを張るほどではなかった

カート・ホーキンス
過去1回解雇されている。ライダーと組んで少し(ry

ルーク・ギャローズ&カール・アンダーソン
これはちょっと意外。契約更新したばかりだし出番も多かった。が、そもそも更新時にも揉めていたし、チームリーダーのAJスタイルズがストーリー上で死亡し、解雇するなら今しかなかった。スタイルズさえ確保できれば彼等はいらないという判断だろう。ちなみにギャローズは2回目の解雇

ヒース・スレイター
出番なし

エリック・ヤング
出番なし。それどころかストーリーに絡むことが一度もなかった

ローワン
謎の大きな袋を持ち歩きやられ役をボコる、というどうでもいい使われ方だった。その袋もボツになり解雇は近いと思っていた

サラ・ローガン
わりと出番はあったが、女子で最後尾にいたのは間違いない。妥当

ノー・ウェイ・ホセ
ストーリーに絡むことが一度もなかった

マリア&マイク・ケネリス
そもそも彼等の方から退団交渉をしていた

EC3
ストーリーに絡むことが一度もなかった

エイデン・イングリッシュ
実質的に引退して裏方である

リオ・ラッシュ
素行不良で一回干されてたのにまた素行不良だった

プリモ&エピコ・コロン
一年半前から全く出番がない飼い殺し。ドーピング検査も「出番ないのに無駄だろ」と応じず謹慎処分を受けており解雇目前だった

マイク・キオーダ
レフェリー。誤報だ。最古参だし引退かも知れない


ごらんの有様だよ!
正直バレットクラブ以外は、コロナに関係なく遅かれ早かれ解雇されている面々である。再雇用などあるはずもない。

そもそも今のWWEは選手数が多すぎる。ざっと数えて一軍に90人。二軍のNXTにも80人。イギリス支部のNXT UKに45人。日本支部の設立も検討されている。
だが一軍では週に多くて20試合、二軍は8試合だ。明らかに選手を持て余している。新陳代謝が必要だ。

以前のWWEは新陳代謝が激しかった。そこで年間の退団人数と、大量解雇を調べてみた。(※選手・マネージャーのみ 自分調べ)

2003年 16人
2004年 35人(レッスルマニア後9人、11月に9人解雇)
2005年 37人(ドラフト後21人解雇)
2006年 28人
2007年 40人(1月に13人、5月に6人解雇)
2008年 30人
2009年 27人
2010年 29人(ドラフト後8人解雇)
2011年 18人
2012年 11人(+二軍で11人)
2013年 6人(+二軍で15人)
2014年 26人(+二軍で11人)
2015年 5人(+二軍で6人)
2016年 15人(+二軍で6人)(5月に8人解雇)
2017年 15人(+二軍で3人)
2018年 5人(+二軍で9人)
2019年 16人(+二軍で2人)
2020年 20人

二軍の解雇はテレビデビューしなかった練習生は除いた。
記憶ほど頻繁ではなかったが、やはりレッスルマニア後の4~5月の春先と、ドラフト後を中心に大量解雇は行われている。そして一軍だけで年平均21人がWWEを去っているのだ。

コロナの影響は確かにある。だが春の大量解雇はおなじみの光景であり、あのWWEでさえ! 世界的不況! プロレス界の危機! などと深刻に捉える必要はない。ただ昔に戻っただけなのだから。

しかも現在WWEの頂点に立つドリュー・マッキンタイアは、一度は解雇されながら、再雇用から頂点を極めたのだ。ざっと数えたところ、解雇された後に再雇用された選手は80人を超える。
WWEでは解雇は終わりではない。それどころかほぼ全員が一度は解雇・退団を経験している。
ハルク・ホーガンなど再契約するたびにオーナーと死ぬほど揉めて喧嘩別れしているが何度も復活している。
WWEではチャンスは何度でも訪れるのだ。
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2019 横浜DeNAベイスターズ私的感想 控え野手編

2019年10月18日 | スポーツ
佐野恵太 .295 5 33
序盤は打率10割の代打で猛威を振るい、準レギュラーとして一年を通してチャンスで打ち続けた。筒香の代役として4番に座っても全く遜色ない、というかチャンスに限れば筒香より頼れる感も。終わってみれば5本塁打しかしてなかったのが不思議な限り。え? 5本? マジで? 10本くらい見落とされてない?
毎年言うが佐野をドラフト9位で拾ってきたスカウトは一生褒められるべき。


乙坂智 .245 2 17
私生活で色々あったし、その前後はどん底に沈んだが、メキシコから2年ぶりに帰国し神里と併用で一年間働いてくれた。
去年までとは別人かと思うほどチャンスで打ちまくり、リードオフマンの役割もそれなりに果たした。そしてCS第二戦では史上初の代打サヨナラHRを放った。終わり良ければ全て良し!
神里か乙坂のどちらかがスタメン張ってくれればチームとしては問題ないのだが、乙坂はこの程度で終わる選手ではないと思うのだがなあ。


梶谷隆幸 .215 5 15
開幕一軍も、のび太より.020高いだけという驚異の低打率で二軍に落ち、今年はもう駄目かと思われたが、俺達の梶谷は最後の最後に帰ってきてくれた。プチ救世主くらいの活躍を見せ、2位キープの原動力の一つにはなった。筒香も抜けることだし来年は一年通じて一軍に残って欲しい。


中井大介 .248 3 7
困った時の穴埋め要員としてだいたい思った通りの働きを見せてくれた。期待には十二分に応えてくれたと思うのだが、ヤフコメ住民(笑)には「穴埋め要員なんていらない(キリッ」とかボロクソ言われていた。巨人の戦力外にどこまで高望みをしていたの?
とはいえ終盤まで右の代打の一番手が中井だったという事実を思い出すと身体が震えてくるのは確かで、伊藤裕季也が育つまでいてくれればいい。


楠本泰史 .211 1 6
オープン戦で首位打者になり神里から開幕スタメンを奪うも、さっぱり打てずに二軍落ちし、そのままほぼ帰ってこなかった。一昨年に倉本で見たパターン。ら→す?
オープン戦とはいえそれだけ打てるならポテンシャルはあるはずで…でも倉本も2年連続で…シリアコ…くっ頭が痛い…。何はともあれがんばって欲しい。(思考放棄)


石川雄洋 .208 1 5
悪夢の10連敗を俺たちの石川さんが止めた! 特に何かしてくれた記憶はないけど何かしてくれそうな雰囲気出してるとか言っててごめんよ!
そういえば活躍した場面はそこだけだったがそこだけで十分である。来年も生き残ってくれたようなのでまた何かあればチームの危機を救って欲しい。小金沢ライブラリーは石川さんを応援しています。


嶺井博希 .211 2 12
去年と状態は変わらず、良いところでは打つがそれ以外はさっぱりで、伊藤と比べるとバッテリーエラーの多さはいかんともし難い。現状は第二捕手としてもやや不安で、有望な若手かFA大物を獲得できたら一軍も危ういか。


戸柱恭孝 .200 1 6
すっかり第三捕手に落ち着いてしまった。打棒は若干上向いた感があるが、50打点上げたあの頃とは比べ物にもならない。守備面の改善も見られず、左の代打は山ほどいるし…。伊藤に何かあった時のためにも、嶺井か戸柱のどちらかが、スタメン張ってた頃の力を取り戻して欲しい。


細川成也 .222 0 10
3年目を迎えたロマン砲は成長を見せられず不発に終わった。それどころか伊藤裕季也とかいう細川の完成形みたいな新人が横からひょっこり出てきてしまい、一気に立場が入れ替わった。な、内外野の違いで共存できるから…(震え声)。ぜひ伊藤の存在に発奮して素質を開花して欲しい。右の代打枠ならスッカスカだぞ。


伊藤裕季也 .288 4 7
突然現れたニューヒーロー。長距離砲感あふれるフォームで少ない出番ながら4発も放った。夢見ていた細川の未来の姿が横からひょっこり出てきてしまった気さえする。何度も言う通り右の代打枠が大変なことになっているのでぜひ一軍に欲しいが、これだけ大型野手の片鱗を見せられては、代打で使うより二軍ででもスタメンで育てるべきで、悩みどころである。


桑原将志 .186 3 7
かつてのレギュラーは2年続けて輝きを取り戻せなかった。去年は夏男ぶりを発揮したが今年は夏前に二軍に落ち、戻ってきてからも精彩を欠いた。まぐれでゴールデングラブやフル出場はできないし、貴重な右のスタメン級なので復活を願う。


山本祐大 .333 0 2
負けのない12回裏2アウトでものすごく緩い雰囲気の中まさかのサヨナラ打で一躍ヒーローに。乙坂彼女の未成年飲酒が発覚した日に未成年飲酒で謹慎喰らった山本がサヨナラ打なんてそんな奇蹟ある?
驚異的に若手捕手がいない横浜の未来の女房役として、飛躍のきっかけになって欲しい。


倉本寿彦 .121 0 2
オープン戦では、のび太より.020高いだけと(ry。なぜか開幕一軍を果たすもあっさり二軍に落ち、シーズンエンドかと思いきや終盤に経験を買われて一軍昇格。しかし特に出番はなかった。あの成績でなぜか一回お立ち台に上ったり、二軍でカモの高木勇人からスリーランかましたりと、やっぱり何かは持っているので巻き返しに期待したい。というか来年駄目ならマジでやばいぞ。横浜にエンターテイメントをもう一度。


関根大気 .038 0 0
のび太より.020高いだけと(ry。例年影は薄いが今年はほとんど存在を確認できなかった。目下のライバル乙坂にだいぶ水を空けられた。潜在能力はあるはずなのだが…。


中川大志 .000 0 0
二軍では変わらぬ打棒を発揮したものの、細川は足踏みしたが伊藤裕季也の誕生によりあえなくお役御免となった。
去年は後藤の後釜を果たしてくれ、今年も細川や伊藤に何かあれば確実に呼ばれていたはずで、役目は十分に果たしてくれた。お疲れ様でした。
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2019 横浜DeNAベイスターズ私的感想 リリーフ投手編

2019年10月17日 | スポーツ
山﨑康晃 1.95 3勝2敗4H30S
球界を代表するリリーフとなった守護神。
ストレートとツーシームしか投げてないのに良い時は手が付けられないほど打者を圧倒。そのくせ圧倒的に2アウト取った後にぽこぽこ四球やクリーンヒットを出して2~3人ランナーを溜めるのはもうおなじみの光景。それでも防御率1点台と30セーブを守り切ったのだから文句は言えない。他球団の守護神事情を眺めれば、デビュー以来、毎年安定してこの成績を上げていることのありがたみよ。


エスコバー 2.51 5勝4敗33H
剛球とランダムカーブは変えようがないので、上積みは無いと思っていたら単純に球速が1段階上がった。160を超えるともう別の球種になるからね。そこにラミレスに死ねと言われれば「喜んで!」と答えそうなほど高いモチベーションが加わり、一年を通じて獅子奮迅し、疲れの色すら見せなかった。オフにラミレスと義兄弟の契りでも結んできたのだろうか。
回またぎのために打席に立ち、当たったら飛びそうだけど当たるわけがないフルスイングも最高だった。
CSでは別人のようにズタボロだったが、シーズン2位で終えられたのは何割かがエスコバーのおかげなのは確かで、誰も責められまい。


三嶋一輝 4.33 5勝4敗23H
今年もフル回転し去年と同等の成績を残した。しかし一年通して球威は変わらなかったが、課題は克服できず、勝ちパターンの一角としては物足りなかったのも確か。三上や砂田がフル回転の代償で一年を棒に振ったように、いつか限界も来るだろう。だがそれでも我々は三嶋の闘志あふれる真っ向勝負がいつだって大好きである。来年は球種でも増やせないかなあ。


石田健大 2.14 2勝4敗10H
今年の裏MVP。状況を問わず困った時にはマウンドに送られ、もっと困った時には先発にも呼ばれ、そのどこでも結果を出し続けた。石田がこの役割をこなさなければ2位はあり得なかった。
しかし便利屋稼業がもったいないのは確かで、やはりローテーションに戻って欲しいと思ってしまう。数はゴロゴロいる先発候補の誰かが、来年は石田の役割を務め、石田が先発で二桁勝った時、優勝の二文字が見えてくるのかも知れない。


国吉佑樹 4.80 5勝3敗9H
疑惑の161キロで、データ重視、というかパラメータ重視のラミレスを魅了状態にしてしまい、一年間起用され続けた。とはいえ「国与四」と揶揄された四球こそ減った気はするが、打たれ出すと止まらないし特に修正もできないままシーズンを終えた。成長はあまり見えなかったが一年無事に投げられた経験は必ず今後に生きてくるだろう。


パットン 5.15 0勝3敗22H
序盤に上茶谷の勝ち星を何度か消し、それで冷静さを失ってしまったようにスキル短気が付いてしまい自滅を繰り返した。そしてとうとうブルガリアってしまい帰国の途に。職業軍人のように淡々と投げていた姿はどこに。というか去年も球場で一人だけ激怒してて片鱗があったわ。驚異の回復力でCSで復帰したがラミレスに鬼の形相をさせた。使った方も悪いんやで。とりあえず来年も契約は残っているので、母国で頭を冷やして戦車団を再編してきて欲しい。


藤岡好明 1.86 1勝0敗1H
いったいどこの誰が藤岡がこの年齢で突如として全盛期の力を取り戻すと予想しただろうか。勝ちパターンに出ることは稀とはいえそれ以外の場面はほとんど無双状態でシャットアウトしまくった。負けパのエスコバーかな?
古巣をほとんど戦力外で出た藤岡と武藤が全盛期を思わせる活躍を見せるのだから野球は面白い。


武藤祐太 3.32 1勝2敗3H
藤岡に続けと言わんばかりにかつての輝きを取り戻した元戦力外。1イニング人手に困った時にはとりあえず投入され穴を埋め続けた。見てる側としては国吉と役割を変えてくれと正直何度も思った。この輝きは期間限定かもしれないが、とにかく拾ってくれて良かった。


笠井崇正 4.03 0勝0敗0H
ほとんど負けパ専門で使われたためあんなに投げてたのに0ホールドを記録した。濱口の緊急降板を受け継いだあのロングリリーフも0ホールド。気の毒だが育成出身でまだ3年目。今年は使えるところをアピールした。藤岡・武藤は年も年だが笠井は若い。錦織似とか早大卒とかBC出身とか育成上がりとか売れる要素は山ほどある。なんだお前は。漫画か。


飯塚悟史 11.12 0勝1敗1H
出れば打たれる状態で絶望的な防御率を記録。ちょっと今年はお話にならなかった。打たれるたびに心の中の東京03角田が「サトーーシ!!」と叫んでいた。去年の序盤は先発で一瞬輝いていたのでまた試して欲しい。


三上朋也 5.79 0勝0敗1H
打たれるかどうかは運次第の三上ガチャがまさかの侍ジャパンに選ばれるも早々に怪我で離脱。終盤に帰ってきたが棒球を投げ続け炎上する一日一回無料ガチャになっていた。あれは一軍に呼んだほうが悪い。
今年は本調子のところを一回も見ていないのでなんとも言えない。いい骨休めになったと思って来年また帰ってきてくれれば。


砂田毅樹 5.11 1勝0敗1H
三上と同じくいわゆる勤続疲労か、調子を落として二軍へ。20数試合にわたり無失点を続ける無双状態だったがなぜか一軍には呼ばれず、呼ばれたら別に悪く見えないのに速攻で落とされた。ははーんさては素行だな。


齋藤俊介 5.76 0勝1敗
成績も印象も打たれる方の笠井だった。だいぶ我慢強く使われていたがまだ一軍レベルには無さそう。
まあまだ2年目だし経験が積めて良かったのでは。


櫻井周斗 4.86 0勝0敗1H
清宮キラーの2年目左腕。一軍デビュー直後は圧倒的に抑え続けすわ救世主かと思わせたが慣れたら打ち込まれた。しかし阿部(実質)引退試合で謎の先発をすると2イニングだけだが完璧に抑え、阿部は歩かせる最高のパフォーマンスを披露し、来年を大いに期待させた。


平田真吾 9.31 0勝0敗1H
いつ投げていたのか思い出せないが成績を見る限りそういうことだろう。一時期は三嶋と並んでいた平田がこんなことをしている場合ではないし、ライバルも増えてきてうかうかしていられない。


進藤拓也 9.00 0勝0敗0H
メガネも信じられないほどガチャガチャしたフォームも消えて個性が失われた。
1年目からそこそこ投げていたが今年はほとんど行方不明。ライバルが一気に増えたので状況は芳しくない。


赤間謙 5.59 0勝0敗0H
髙城・白崎との交換から2年目。今年も良いところなく終わった。髙城は戦力外になったが、赤間は来季も残った。いらないなら髙城ぜひ返して欲しい。


濱矢廣大 32.40 0勝1敗0H
ドラ2熊原と交換した6年目というからには即戦力が期待されたがご覧の有様だった。熊原も1回投げただけらしい。このままではどっちも幸せになれないので、この際どっちかだけでも頑張って欲しい。


中川虎大 5.40 0勝1敗0H
二軍で最多勝と最優秀防御率を獲得。上茶谷・大貫・京山・平良・中川で右腕王国じゃないか!
候補なら山程いる横浜先発陣に来年はぜひ殴り込みを掛けて欲しい。


田中健二朗 登板なし
二軍でも登板なしでトミー・ジョン手術を受けた。来年は再起と引退を掛けた一年になるだろう。戻ってこいタナケン。


ソリス 2.08 0勝0敗1H
成績だけ見たら当たり助っ人みたいだが内容はブロードウェイしてたらしい。ちょうど仕事やらで見ていない日にだけ投げていたので確認できなかったのが惜しまれる。


中後悠平 3.38 0勝0敗0H
数字だけなら普通だが肉眼で見るとストライクが入るほうが稀だった。もう少し若ければ様子を見ただろうが、仮にもメジャー帰りなら即戦力を期待されていたわけで、一年半で見切られてしまうのも無理はない。
もはやメジャーの箔が通じる時代でもなく、前途は多難だがどこかで再起を目指して欲しい。


綾部翔 - 0勝0敗0H18股
未成年と交際? まあ20歳の頃なら別に問題は…婚約してた? 奥さん妊娠中? 18股? 人妻はもちろん球団職員とも? アウトアウトアウトーー!! アアアアイイイッッッ!!!
シーズン終了後には書類送検のおまけまで付いた。止まんねえなお前!!
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2019 横浜DeNAベイスターズ私的感想 先発投手編

2019年10月16日 | スポーツ
今永昇太 2.91 13勝7敗
ストレートが150kmを計測するほどパワーアップし、3完封を挙げリーグを代表する左腕に成長した。
疲れが出たか終盤は打ち込まれタイトルも逃したが、今永がここまでの投手だったと思わなかった。
ストレートが今の威力を保てれば、来年はタイトルも見えてくる。


上茶谷大河 3.96 7勝6敗
序盤にリリーフ陣(主にパットン)の乱調で勝ち星を取り逃し、二桁には及ばず。村上と近本が爆発してたので新人王はどのみち無理だったが。ほぼ一年を通してローテーションを守ってくれ、ドラフト1位の期待には十分に応えた。問題は横浜ドラ1が軒並み落ち込んでしまう2年目だが、濱口や東でさえ駄目だったので多くは望むまい。


大貫晋一 5.00 6勝5敗
上茶谷の影に隠れたが、大型新人でもないのにローテーションを長く守り貯金1まで作ってくれ感謝しか無い。
防御率とかイニング数とか言いたいことはわかるが贅沢言うな。
正直どこがどう良いのかはよくわからないが、1年目で曲がりなりにもこれだけ頑張ってくれたのなら、数年後の大成を期待したくなる。


平良拳太郎 4.11 5勝6敗
菅野に投げ勝つなど右のエース格として輝く場面もあった。被本塁打が多く、変則フォームも見切られてきた感がある。しかし毎年徐々にだがスケールアップしている気配で、ローテーションを安心して任せられる日は近そう。


濱口遥大 3.17 6勝5敗1H
一年通じての活躍とはいかなかったが、ひやひやものの完封劇など復調の兆しは見せた。
濱口か東がローテーションに戻ってくれば、貯金をいくつ増やせるかと皮算用したくなってくる。
とりあえず怪我だけはしないように頼む。無事であれば来年は二桁勝ってくれるはず。


井納翔一 4.76 4勝5敗
先発に専念し主にローテーションの谷間を埋めた。以前よりイニングが食えなくなり、ロケットスタートぶりも影を潜めと衰えを感じざるを得ない。上茶谷・平良・大貫・京山と右の若手が増えてきたが、しかし井納にもまだまだ役割は残っているはず。巨人大竹みたいに中継ぎで覚醒して欲しいが、でもリリーフは明らかに向いてないんだよなあ…。


東克樹 3.76 4勝2敗
コントロールが売りの東でさえ横浜ドラ1の二年目の呪いには勝てなかった。というか怪我がちだった。
とはいえマウンドに上った際には去年とさほど変わりない安定感を随所に見せてくれたので、怪我さえなければ心配はいるまい。来年こそ左腕カルテットの揃い踏みを期待。


京山将弥 5.80 0勝6敗
成績だけ見るととんでもないことになっているが、めぐり合わせというもので、借金6の責を全て負わせるのはさすがに気の毒。1年下の上茶谷・大貫がいきなり結果を出したので、尻に火がついて急成長してくれることを願う。


バリオス 4.30 1勝2敗
終盤まで呼ばれる機会がなかったが、去年と変わりない姿を見せた。CSでしくじり戦犯扱いされてるらしいが、シーズンで獅子奮迅したエスコバーのスケープゴートにされただけでは?
いてくれれば絶対どこかで使い道はあるのだが、この役目に本人が満足できるのかどうか問題だし、年俸はもっと下がるだろうから、残留は難しいだろう。
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2019 横浜DeNAベイスターズ私的感想 レギュラー野手+監督編

2019年10月15日 | スポーツ
神里和毅 .279 6 35
前半戦は3割打っていたが、疲れからか黒塗りの高級車に追突してしまいパフォーマンスが落ちた。
以降は乙坂との併用になるが、それでも規定打席には到達した。1番を安心して任せるには三振がバレンティンより多く、四球が大島洋平の半分という粘れなさがネック。盗塁も15は少なすぎるが、阿部慎之助の(実質)引退試合で決めた盗塁はシーズンで見たこと無いほど完璧なスタートで笑った。シーズンでやれ。


ソト .269 43 108
やっぱり今年も打ちまくった超優良助っ人。力味が無いスイングと、弱点をすかさず消してくる適応力は去年と変わらず、序盤戦を見ただけでもう今年も大丈夫だと思った通りだった。ライバル坂本勇人のいる巨人戦では特にホームランを量産したが、投手陣も坂本に量産しまくられてた。
守備も前半は大ポカを連発したが、後半になるにつれ守備でも弱点を消してきて、試合中にも二塁と右翼を目まぐるしく行き来させられたが無難に守っていた。2年契約なので少なくとも来年もいてくれるのはありがたいし、2年契約でも全く意識が下がらなかったのは素晴らしい。


ロペス .241 31 84
打率こそ大幅に下がったが本塁打と打点は去年よりアップ。親の顔より見たレフトへの大ホームランを良いところで何十本も放ってくれた。連続無失策が途切れるや、何かのたがが外れたようにエラーを頻発したのはご愛嬌。
そこまで衰えた感じもなく、まだまだやれるだろう。来年も同等の成績と、筒香抜け後のチームリーダー的な役割を期待。


筒香嘉智 .272 29 74
侍ジャパンの4番としては物足りない成績に終わった。どん底の去年よりは打ちチャンス×は克服した感もある(チャンス×というか4番×なのか?)が、三振は過去最多。しかしチームリーダーとして、ここぞという場面でのホームランや、宮﨑の穴を埋める三塁守備で牽引して見せた。守備範囲こそ狭いが取れる範囲は軽快にさばいていたなあ。
2番筒香は最適解だと思うが終盤には4番筒香で勝つことに意義があると戻され、初戦だけ打った。2番固定でいいと思うが、それ以前に来年のメジャー行きが決まった。苦手の速球も克服し活躍を願う。


宮﨑敏郎 .284 15 49
去年の信じられないほどの飛躍と比べると数字は見劣りするが、良い時の状態は変わらず輝いていた。驚異的に三振が少なく、ここ一番の集中力はさすが。ただちょっと対策されてきたかなあ。
去年までほど守備に軽快な動きは見られず、やはり終盤に離脱したように痛みがあったのだろうか。


伊藤光 .254 8 27
去年の捕手陣の惨状を見れば.250打ってくれただけで何も文句はない。骨折離脱している間に出てきた嶺井や戸柱が景気よく後ろにそらしまくって、伊藤光のキャッチング技術の高さを気づかせてくれた。FA取得したが最優先で契約しなければいけない。


柴田竜拓 .256 3 22
7月までは全く打てず、もう打撃の上積みは見込めないかと思わせたが、8月以降は4割近く打ちまくった。まさかの打撃覚醒はチームにとって大きなプラスである。守備は相変わらず上手く、バントも上達しており一皮むけた感。少なくとも大和の後釜は安心ではなかろうかとさえ思う。


大和 .237 2 42
前半戦は得点圏の鬼。後半になるにつれ計ったように例年通りの成績に落ち着いていったが、怪我の多い大和が1年間休みなく働けたのは大きい。もう上積みが期待できない年齢に入ったが、柴田という後継者もできたし、あと数年この状態をキープしてくれれば万々歳である。ただ守備には衰えが見える、というかもともと言うほど名手ではないのが露呈してきたような…。


ラミレス
とうとう2位にまで押し上げてしまった彼を名将と呼ばずしてなんと呼ぶ? イエーイ、序盤に10連敗した時に「いま解雇しないと取り返しのつかないことになるぞ!」と言ってた連中息してる~?
打順変更・スタメン抜擢は相変わらず神がかっており常に奇策は当たった。宮﨑離脱時の「キャプテンが穴を埋めることでモチベーションを上げる」という筒香三塁起用はデータだけではなく情の力まで身につけた感が。
投手起用はおなじみの酷使で、三上と砂田がついに潰れて一年ほとんど棒に振ってしまったが、リード・接戦時は三嶋・国吉・石田・山﨑、それ以外は他全員、あとエスコバーエスコバー雨エスコバーでなんとか乗り切った。
投手交代は番長の助言を聞くようになったと序盤はさんざん喧伝されたが、結局いつも通りで全く言われなくなったのは笑った。
ともあれ巨人に比べれば圧倒的に足りてない戦力で、一時は首位に肉薄した手腕はいいかげん認めてもいいんじゃない?
筒香の抜ける来年、いったいどんな采配を振るうのか心から楽しみである。
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WWEの選手数多すぎ問題について

2019年06月21日 | スポーツ
WWEといえば昔は選手の入れ替えが激しく、毎年のように数十人が解雇されていたが、今ではよほどの不祥事を犯さない限り解雇されなくなっている。退団するのはほとんどが契約終了したケースだ。
そのため選手数がやたら増えてしまい、ほとんど出番の無い選手も多い印象。そこでWWEでは一年の区切りとされるレッスルマニア後11週+特番の放送分の選手ごとの試合数を集計してみた。

試合数の集計ページへ

故障中やスポット参戦の選手を除き、11週+特番で全く出場していないのはエピコ・コロン、プリモ・コロン、シェルトン・ベンジャミン、ミッキー・ジェームス、リヴ・モーガンの5人。
1試合しか出ていないのは、エリック・ヤング、コナー&ビクター、ヒース・スレイター、アポロ・クルーズ、ジンダー・マハル、マット・ハーディー、ラーズ・サリバンの8人。
3試合以下まで広げるとタイタス・オニール、モジョ・ローリー、アリシア・フォックス、サラ・ローガン、ルビー・ライオット、アリスター・ブラック、カーティス・アクセル、チャド・ゲイブル、中邑真輔、ボー・ダラス、ランディ・オートン、ルセフ、ローワン、アスカ、エンバー・ムーンの15人も加わる。

怪我も係争もしていないはずの86人中、11週間で3試合以下が28人。実に3割超である。
TV放送のロウ、スマックダウンと、ネット放送のメインイベント(※番組名)だけ集計し、放送の無いハウスショーは省略したし、中邑あたりは日本公演に合わせて休暇を取ったように思えるが、それにしてもこれはちょっと干し過ぎではあるまいか。
試合こそしていないが毎週のように出ているラーズ・サリバンなどストーリー上の出番がある選手は多々いるが、しかしレスラーの本分は試合にあるはずだ。

またWWEは野球のセ・パリーグのようにロウ、スマックダウンで出場選手を別にしているが、視聴者数の低下を受け5月1週からワイルドカードと称し、人気選手を越境して出場させており、中堅以下の出番はますます減っている。
10年前ならばベロシティ、ヒートなどサブ番組で中堅以下が8試合ほどしていたが、今はメインイベントのみ(しかもネット放送)でたったの2試合である。一方で軽量級の選手を十数人集めた205ライブは代わり映えのしないメンツでマンネリ化が激しいが、それでも人数が少ない分、出番は多い。先頃マイク・ケネリスが5年契約を更新したが、彼はスマックダウンで完全に干され、それこそ11週あたり1~3試合(それもネット放送のみ)だったが、205ライブに移籍すると大幅に出番が増えた。退団濃厚と見られていたが、出番増が更新の理由かもしれない。

下部組織のNXTでチャンピオンに輝き昇格したアリスター・ブラックは「特にストーリーが無い」という理由で9週間、試合をしていない。NXTからは毎年十数人が昇格しているが、干されていてはなんのために上がったのかわからない。
しかしAEWが旗揚げし、できるだけ他団体に流出させたくないWWEは、ますます選手を囲い込むことだろう。新陳代謝が望まれるが、中堅以下の出番は今後も増えることはあるまい。
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2018 横浜DeNAベイスターズ私的感想 控え野手編

2018年11月18日 | スポーツ
柴田竜拓 .219 3 13
目下のライバル倉本が沈没しレギュラー定着の大チャンスだったが全く活かせず。打撃はもちろん四球・バント・盗塁は去年からの上積みが見えず、選手としての限界を露呈してしまった感も。守備はどこでも守れるのでバントを磨いて、巨人寺内のような便利屋を目指すしかないか。


倉本寿彦 .232 1 14
オープン戦でピークを迎えてしまい、長所の得点圏・左殺しが失われ、やばい守備と絶対に外野の頭を超えないパワーFだけが残った。
去年は戸柱と合わせて100打点上げていたこの二人が20点に激減したのだからそりゃ4位になるわ。
それでも限られた出番で4回ほどヒーローインタビューを受けたりと謎の勝負強さは健在で、せめて2塁守備だけでも人並みに改善して欲しい。倉本のいない一軍は少々エンタメ性が足りないのでな…。


伊藤光 .195 1 11
緊急補強でやってきた打てる捕手。結果的に打てなかったがシーズン中盤の移籍でリーグも変わり、捕手として他に覚えることも星の数で、すぐ適応しろと言うのも無茶な話。
来年以降の活躍に期待したいし、現在の捕手事情では期待せざるを得ない。


神里和毅 .251 5 21
待望の盗塁できる一番打者。守備は桑原に、打撃は梶谷に及ばないが全スペックが高く、そのイケメンぶりは横浜野手全員を合わせても敵わないとか。横浜野手のルックスは個性派揃いだけどな。
桑原と併用されていたが死球で骨折しシーズン終了。影響なければ来年は大いに期待が持てる。


佐野恵太 .230 5 14
待望の左の代打が誕生したかと思いきやチャンスで全く打てず。先発起用するには守備に不安がありと、まだ成長途中。捕手陣が大変なことになってるのでコンバートもありなんじゃないかとパワプロ脳で考えてしまいたくなる。


梶谷隆幸 .268 8 18
例年通りの俺達の梶谷の勇姿を見せてくれたのは100日足らずで、怪我であっという間にシーズンエンド。
打撃はやはり桑原よりも上で、併用できれば戦力は格段に上がる。まずは飯を食え。


楠本泰史 .205 0 2
シーズン序盤はノーヒットなのに淡々と四球を選び続ける余裕が大物ぶりをうかがわせ、ボーンヘッドで二軍落ちするも戻ってくるとわりとヒットを打っていた。代打や代走で便利に使うよりも二軍で経験を積ませて欲しいところだが。


戸柱恭孝 .179 1 6
今年の大誤算。打点乞食と呼ばれた去年から一変して全く打てず、リードも不安定で緊急補強を招いた。去年は倉本と合わせて100打点(ry。チャンスどころか二軍でもさっぱり打てておらず真剣に心配せざるを得ない。第三捕手をどうのこうのしている場合ではなく、正捕手争いをしてもらわなければ困る存在である。


中川大志 .228 2 7
後藤に代わり右の代打枠をつかみかけたが確実性が足りず二軍を行ったり来たり。細川にまだ不安があるのであと1年でいいからいてくれれば問題はない。


乙坂智 .204 0 7
メキシコから一向に帰国しないままキャリアワーストを記録。オフには移籍しそうな空気がすごい。
横浜高校生え抜きだから芽を出して欲しいが、このままくすぶり続けるのは乙坂のためになるのかどうか。


石川雄洋 .230 0 7
準レギュラーと呼べるほどではないが、全く固定できない二塁手の中では出場のたびに好印象を残した。
持てる技術の限りを尽くして四球を選ぶ様はベテランの貫禄で、新人投手に石川を打ち取るだけでもこんなに難しいというプロの厳しさを教え込んでいた。
来季もスタメン奪取はさすがに無理だと思うが何かと出番があるだろう。


山下幸輝 .222 1 3
涙のサヨナラヒットだけになってしまったが、今年のベストシーン候補だから文句はない。石川さんに押し出されたのはどうかと思うが。
イップスも治ったようだし、また困った時に上がってきてくれれば助かる。


宮本秀明 .160 2 2
何人目かのハマのスピードスター。プロ初安打が逆方向へのホームラン、翌日にも一発かましレギュラー奪取かと思いきやそれっきりだった。盗塁を期待してたら謎のパンチ力も持っているので期待値は跳ね上がった。アピールは十分できたのでまずは二軍で経験を積んでもらおう。


細川成也 .222 1 2
着々と育っているロマン砲。一軍にいたのは一瞬ながら去年のイメージを損なわなかった。
だがセンター細川、レフト筒香、ライトソトというロマンの塊のような外野陣は二度と絶対に死んでも頼むからお願いだからやらないで欲しい。
守備のまずさを見る限り、まだスタメンでは使い物にならないだろうか…。


関根大気 .280 0 3
顔を見るたびにわりと打っていたが結局ほとんど使われず。乙坂と同じく横浜にいることが本人のためになるのかどうか。楠本、神里らが出てきたし移籍も視野に入りそう。


田中浩康 .188 0 3
本人でさえ今年は一軍に呼ばれないと思っていたのに緊急昇格。さすがに限界を見せて引退が決まった。
コーチで戻ってきてくれてもいいんですよ?


荒波翔 .000 0 0
まるっきり打てず引退が決まった。去年の時点で明らかにスピードが衰えており納得。
いずれコーチとして戻ってきてもいいんですよ?
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2018 横浜DeNAベイスターズ私的感想 リリーフ投手編

2018年11月17日 | スポーツ
山﨑康晃 2.72 2勝4敗3H37S
前半戦の防御率1.13は何かの冗談だろと思っていたらやっぱり嘘だった。
終盤戦を除いて三者凡退はほとんど無く、ランナーを塁に貯めながらもやっとこ抑えていたが後半は普通に抑えられなくなった。というかどこでツーシーム放るか見え見えな一本調子のリードにも問題はあると思います。
筒香に公開説教されてから見違えていたので今後も積極的にパワハラもとい指導を受けてもらいたい。


パットン 2.57 5勝1敗33H
前半戦は癖でも見抜かれたのかと不安になるくらい打ち込まれていたが、後半にかけて調子を上げ、ランナーは景気良く出していたものの得点は容易に許さなかった。初の退場は球場内でたぶんパットン一人だけ怒っていて悪いが笑えた。
マイコラスやブレイシアがブレイクし、メジャーに戻るなら今が好機か。いなくなったら非常に困るが感謝しかない。


三上朋也 3.05 1勝1敗25H
球種を問わず威勢よくド真ん中に放り、抑えられるかどうかは運次第の三上ガチャが今年はわりとSRを排出し続けた。何より被本塁打が激減したのが素晴らしい。三上に関してはもう願掛けとかジンクスとかそういうのを重視して、細かいこと考えずに全力でブン投げてもらえればいいと思う。


砂田毅樹 3.61 0勝2敗24H
去年と同じく制球は安定しているがやはり決め球が無いためフルカウントの我慢比べを強いられた。タナケンどころかエスコバーさえいなくなり、中後は光の速さで消えて行き、左の中継ぎの座をたった一人で守っていた時期が2ヶ月ほどあったような。良く耐えてくれたが今年も言うけど阿部慎之助の意識高すぎる3位指名はなんだったのあれ。


三嶋一輝 3.97 7勝2敗15H
東に次ぐ勝ち星を稼いでしまったが、自身の失点で先発の勝ちを消したケースはほとんど無く自力で7勝は偉い。
後半になるにつれ成績が下り坂になってきたが、攻略されたというよりも単純に初のフル稼働による疲労だろう。リリーフにとってこういう勝ち運は大事だし、今年で経験を積み、故障さえなければ来年も期待できそう。


エスコバー 3.57 4勝3敗13H
前半戦はほとんど無双状態だったが先発が足りなくなり外国人枠の関係で二軍に落ち、戻ってきたらポンコツ化していた。出れば打たれる状態で、終盤は持ち直したが剛速球とランダムカーブは変えようがないし、来年以降に大いに不安を抱かせた。というかそもそも来年はいるのだろうか?


国吉佑樹 4.86 0勝0敗1H
オープン戦で生まれ変わった姿を見せかけたが最後の方ではもう冷えてたし、シーズンが始まっても変わらなかった。基本的に散々だが最終盤になぜか広島相手に快投を披露したりと、4試合に1回くらいは素晴らしい投球を見せるのでまだ俺たちは諦めちゃいない。


武藤祐太 6.46 0勝0敗4H
ビハインド時に何度か使われるが良いところはあまりなく一、二軍を行ったり来たり。正直これなら平田や進藤を使って経験を積ませて欲しい。来年はいないかと思ったが契約する模様。出番は少ないだろうなあ。


中後悠平 3.68 0勝0敗1H
柏田や野村がわりと通用してたメジャーの左の中継ぎなんてこんなもんである。
一軍に上がると前半ほとんど投げてないから疲れてないだろうと酷使されてたのは笑った。
左のリリーフなんて何人いても困らないしエスコバーの去就も不透明なので、タナケンと中後のどちらかが砂田を助けてくれればいい。


田中健二朗 6.57 1勝0敗1H
藤浪に歴史的な満塁ホームランを献上しシーズンエンド。二軍ではものすごい成績を残していたし盟友須田の分も粘りを見せて欲しい。


藤岡好明 6.14 1勝0敗1H
倉本と仲良しという謎の人脈が明らかとなったお立ち台しか覚えていない。


平田真吾 6.66 0勝0敗0H
去年と打って変わって行方不明となり三嶋にだいぶ水を空けられた。熊原と平田のどっちかだけでもいいから来年は消息がつかめるとうれしいのだが。
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