小金沢ライブラリー

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SCP-2231~2240

2020年11月15日 | SCP紹介
SCP-2231 - A Shared Identity (共有人格)
ジョナサン・トランという人物の人格を共有する3人の男女。3つの身体と4つの人格を認識しながら、当人は矛盾や異常性を知覚していない。発見されたジョナサン・トランは他3人の人格を認識していなかったが、彼が死亡すると他3人も同時に脳機能を停止させた

SCP-2232 - Birdphone. Think Different. (そう、BirdPhoneならね。)
スマホ。電話を掛けると九官鳥に変身し、小さな九官鳥を生成する。小さな方は電話を掛けた相手のもとへと飛んで行き、到着すると双方の九官鳥を介して会話が出来る。どちらかの九官鳥を引っくり返すと通話は終了し、元の方はスマホに戻り、小さな方は消滅する。メールの場合は伝書鳩に、機内モードを使用するとペリカンに変身する。飛行能力は実際の鳥に準じるため実用には適さない

SCP-2233 - Sociosophy (ソシオソフィー)
「ソシオソフィー」と呼ばれる学問分野と、それを記述した本。本を新聞や書籍等の紙メディアに接近させると、内容をソシオソフィーに関する物へと変換させる。読者はソシオソフィーを拡散させようと試み、収容に失敗すれば情報崩壊による世界終焉をもたらす

SCP-2234 - Great Deals on Pineal Removal (松果腺切除がお買い得)
コンピューターウィルス。感染すると認識災害をもたらすシンボルやターゲッティング広告を、画面上だけではなく文書上にすら表示させる

URA-9611 - The Ozymandias Effect (オジマンディアス効果)
歴史的人物のデータに影響する情報災害。影響を受けたデータは次第に失われて行き、記録された媒体も崩壊し、記憶からも失われる。これにより何人もの人物の記録が歴史から抹消された

SCP-2236 - Optical Instrument (光学機器)
初期のポケット顕微鏡に似た光学機器。これを用いて観察した文章は変化する

※執筆者の執筆当時の心理に変化している?

SCP-2237 - "There is always a cost…" (「代償は常に付き物だ……」)
太陽系を周回する財団の製作した何隻もの宇宙船。世界終焉が訪れた時、もしくは財団との交信が途絶えた時に、あるSCPで構築された惑星に向かい、地球文明を再生させる。その際に先住文明がいれば、初めから地球人類が住んでいたと現実改変させる

SCP-2238 - "Broadcasting Live From Out of Time" (『別時代より生放送でお届けしております』)
アメリカ南部で放送される歴史ドキュメンタリー番組に現れる異常現象。実際の歴史とは異なる、異世界の歴史が流される。一貫して同じ異世界の歴史が流されており、時系列がまとめられた。その後、財団と世界オカルト連合の戦争を描いた番組も放送された

SCP-2239 - Gatherer of Gratitudes (感謝の収集者)
現在イヌザメの姿をしている、身体構造を変化させる生物。0.5m以上の生物に変身したことは無い。尾で砂をならし言葉を記して会話出来る。以前は人間だったが現状に満足しており「甘え」を求めていると日本語で語った

SCP-2240 - Young Floridian Couple
※未翻訳
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SCP-2221~2230

2020年10月23日 | SCP紹介
SCP-2221 - A Friendly Agreement (フレンドリーな同意)
主に無料ソフトウェアの利用許諾契約に紛れ込む異常な条項。同意した人物は暴力的な活動や、逸脱した宗教活動を始める。文章を理解し、法的能力のある人物にしか影響は現れない

SCP-2222 - Meschk-Mernanschordbtoum-VordhosbnV7 (Meschk-Mernanschordbtoum-VordhosbnV7)
ある宇宙ステーションのエアロック。中に入った生物の構造を反転させる。明らかに致命傷を負っているがしばらくは生存し、言葉を逆さまに話す

SCP-2223 - Spamdexing Anime Images (検索妨害アニメ画像)
少女を描いたアニメ画像。検索アルゴリズムを操作し、全く関係ない単語(ブドウやクレープ等)の検索結果として表示される。財団の封じ込めに対抗し、見た者に複製したい衝動を与える画像が現れた

※画像は架空のキャラだが「とあるシリーズ」の存在しない作品(とある数理の揣摩憶測)の登場人物と設定されている

SCP-2224 - Teeter-Pult (シーソーパルト)
シーソー。使用し対面の相手が着地している時間に比例して、上空へ射出された幻覚を体験する。高度が上がると痛みや外傷が現れたり、死にも至る

SCP-2225 - Repentant Lindworm (懺悔する大蛇)
体長9mのヘビ型の実体。友人関係にある人間の毛髪のみを食し、彼等の思い出の品である銀製の装身具を生成する。知性があり、盗んだ物を返したいと語った

SCP-2226 - Annihilation (対消滅)
反物質で構成された宇宙船とその乗員。月の裏側に墜落し、財団に回収され、乗員は打つ手が無いと悟り冬眠状態に入った

SCP-2227 - If You See Something, Say Something
※未翻訳

SCP-2228 - Foundation Playsets (財団ごっこセット)
ワンダーテインメント博士製のおもちゃ。財団サイトの模型で、収容室に入れた物品に軽い異常特性を与え、SCP財団ごっこが出来る

SCP-2229 - Legate of Ursa Major to the Senate and People of Rome (ローマ市民へと遣わされた大熊座の大使)
大熊座の大使を名乗る存在。テレパシーにより古典ラテン語で話し掛ける。ローマ皇帝への謁見を要求し、財団の博士が皇帝と偽って交渉し、未知の力で贈り物を交換し合っている。兵隊を要求される等、要求はエスカレートしつつある

SCP-2230 - An Unlicensed Neurosurgeon (無免許神経外科医)
無免許医の男性。自作の異常な器具で脳組織を電子機器と交換する手術を行っていた。死亡した患者も多いが、生存した患者の外見は異常なく、様々な問題を抱えながらも何故か無事に暮らせている
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SCP-2211~2220

2020年10月22日 | SCP紹介
SCP-2211 - A .wmv, a .wav, an .exe, and a Coffee Machine (.wmvと.wavと.exeとコーヒーマシン)
3つの異常なファイルとコーヒーマシン。ファイルは59分20秒以上再生するとそれぞれ唾液、塩水、耳垢の香りを生成する。コーヒーマシンは容器に注いだ液体を65℃の粘液に変換し、たまに鼻毛を生成する。ファイルを記録媒体に保存し、コーヒーマシンと別のロッカーに収容したところ、ファイルを入れたロッカーから人間の腕が現れ、コーヒーマシンを回収し、全て消え去った

SCP-2212 - [MASSIVE DATABASE CORRUPTION]
※未翻訳

SCP-2213 - Cat People (猫人間)
2分毎に猫目で無毛の人型生物を生成するドア。カバーを取り付けて生成を遮断している

※真実は異世界に通じているドアで、猫人間は難民と思われる。財団はそれを隠し50年以上に渡り彼らを排除している

SCP-2214 - Economy of Scale (小規模経済)
モスクワのあるアパートの一室。計1288点の物品があり、それぞれ旧ソ連諸国の経済状況に対応して移動する。物品を動かすと、逆に影響を与えることも可能。また室内に持ち込まれ72時間が経過した物品も取り込まれ、外に出せなくなる

SCP-2215 - I Saw the Sign (標を見た)
矢印形の看板。近隣で「カオス・インサージェンシー」が保有する異常存在について言及されると、その存在に最も近い位置にある別の異常存在を指し示し、説明文を表示する。ただし説明文は不正確や無意味である

SCP-2216 - Peripheral Visions
※未翻訳

SCP-2217 - Hammer and Anvil (鎚と鑕)
ギリシャのある島の浜辺。海洋生物が打ち上げられたり、海岸線の浸食や落雷等の自然現象が起こると、人工的な構造物や機械を生成する。ここを聖地と見なす「壊れたる教会」が制圧し、大量のSCP-610 - にくにくしいものが召喚され世界終焉の危機を迎えたが、財団・境界線イニシアチブ・世界オカルト連合・壊れた神の教会の連合軍によって撃退された

SCP-2218 - If I Only Had a Brain (僕に脳味噌さえあれば)
観察されるとマネキン(カカシ)に変身する人間の集団。他の異常特性は無く、コミュニティを築き暮らしている

SCP-2219 - PORRIDGE (ポリッジ)
ポリッジ(おかゆ)というタイトルの無認可ゲームボーイソフト。ゲーム進行に応じてプレイヤーに様々な影響を与える。まだクリアした者はいない

SCP-2220 - Halsey's Hammer
※未翻訳
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SCP-2201~2210

2020年10月21日 | SCP紹介
SCP-2201 - Cross-Dimensional Barbershop (次元を駈ける床屋)
ハサミとカミソリが描かれたコイン。男性が手に持ち「ヘアカットを頼みたい」と発言すると、異空間の床屋へ転送される。そしてジュゼッペと名乗る店主が超絶技巧でヘアカットしてくれ、完了すると元の場所に戻る。悪影響は全く無いが、女性や30日以内に利用した人物には使用できない

※ワンダーテインメント博士を女性と明言したSCPの一つである

SCP-2202 - A Brief Respite
※未翻訳

SCP-2203 - Find the One for You! (ピッタリの人を見つけよう!)
ラブテスター(恋愛相性診断ゲーム)の筐体。使用すると相性の良い人物の名前と住所、アプローチするためのアドバイスが書かれた紙を印刷する。ただ本当に相性の良い人物を見つけてくれるだけで、他の異常性は持たない

SCP-2204 - Triple Threat: Intracommunal Men of Obscurity (トリプル・スレット:小さな町の無名なアイツら)
ケンタッキー州オークグローヴに存在する何か。外部からは全く情報を入手できず、オークグローヴから外に情報を持ち出すこともできない。

※正体はオークグローヴの地元バンド「トリプル・スレット」のメンバーである5人の男性。彼等に関する情報はオークグローヴの外に出すと消失するか、別の存在に置換される。完全に無害で、異常性を認識した人物も5~7週間で全く気にしなくなる

SCP-2205 - Mr. Dwight Montgomery-Patterson, War Hero (戦場の英雄、ドワイト・モンゴメリ=パターソン氏)
第二次世界大戦で活躍した男。晩年に妻の死を嘆き、大戦中に自身が死亡したことに現実を改変させた

SCP-2206 - Maximum League Baseball (マキシマム・リーグ・ベースボール)
2008年にアメリカ全土で放送され出したラジオ番組。野球に似ているが多くの異常性を持つスポーツを放送している

SCP-2207 - Dimensional Razor (時空切断ナイフ)
プラスチックナイフ。一定以上の速度で振ると異空間への裂け目を作る。裂け目に物体を横切らせておくと24時間、開いておけ、内部の調査が出来る。裂け目を作られた異空間から抗議文が届き、実験は中止された

SCP-2208 - Deus in Furno (お鍋の神さま)
USBケーブルの付いたステンレス鍋。皮膚接触した人物を29%の確率でこの鍋に変換させる。変換された人物にはUSBケーブルは付いていない。所持していた女性は神の所業だと語ったが、誤ってMP3プレーヤーを接続したところ従業員の愚痴が記録された

SCP-2209 - Virtual Reality (バーチャル・リアリティ)
球形の装置とボディスーツ。スーツを着用し中に入ると、最新技術を超越した仮想現実を体験出来る

SCP-2210 - Policy #40535: Anomalous Intelligence (保険契約 No.40535: 異常についての諜報)
異常物品・現象を取り扱う保険会社。住所はある集合住宅と同じで、性質を理解している人物のみ入店出来る。保険料を延滞すると家財道具を没収され、支払不能になると社員として働かされる。解約はあの手この手で阻止される。財団は他団体の契約状況を諜報する契約を結んだ
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SCP-2191~2200

2020年10月18日 | SCP紹介
SCP-2191 - "Dracula Factory" (“ドラキュラ工場”)
ルーマニアの寺院。蠕虫状生物が群生し、ドラキュラのような人型生物を使役し、人間を捕食する。地下には本体と思われる巨大生物が棲息する。巨大生物はバルカン半島の全域に根を伸ばしており、無力化には大きな犠牲を伴う

SCP-2192 - "Milaya," the Atomic Child (原子児“ミラヤ”)
5~7歳と思われるミラヤと呼ばれる少女。全身を放射線火傷で覆われ、体温は120℃を超えるが、深刻な痛みは訴えず友好的で、死亡も成長もしない。混乱や動揺を覚えると放射エネルギーが増大する

SCP-2193 - Monthly Termination (月例終了)
財団のデータベースや文書に現れる認識災害。影響を受けた人物は、Dクラス職員を月ごとに終了するという、存在しない業務を規定の事と認識する。実際にDクラス職員を監視システムの外へ連れ出し、射殺したと報告するが、Dクラス職員の死体は消失し、銃器も使用されない。監視映像にはDクラス職員が月へと飛翔し消えて行くのが記録された

※特に細かい設定が無いが、記事で多用される「Dクラス職員の月例終了」を基にしたSCPである

SCP-2194 - Filth
※未翻訳

SCP-2195 - Sons of the Nation
※未翻訳

SCP-2196 - The Deep Mote (深淵に浮かぶ塵)
直径18cmの円盤。あらゆる放射を吸収するため真っ黒な外観で、光点が一つ浮かんでいる。光点を観察した者は強い興味を抱き、望遠鏡等で拡大しようとする。倍率が一定値を超えると観察者は反応を失い、やがて気絶する。覚醒した観察者は光点の外観に関する記憶を全く持たない

SCP-2197 - Shop Class (店舗品位)
メイン州にある「アンジアーノ骨董品店」と記された店舗。近辺に差し掛かった旅行者は、車両の故障等のトラブルに高確率で見舞われ、この店舗に立ち寄る。そして店主は様々な異常性を持った物品を売りつける。特性を知る財団職員や住民には影響が無いため、財団は土地を買収し、旅行者の誘導等を行っている

SCP-2198 - Mourning The World (世界を悼む)
南極をはじめ世界各地に現れた乱層雲。南極には人間の涙の雨を、各地のフロンガス等を排出する工場には唾液の雨を降らせた。DNAを解析したところほとんどが某日に世界中で自殺した人物のものと一致し、生存者はある団体による精神的な脱出だと語った

SCP-2199 - Out of the Frying Pan (厄災去りて)
ヒトコブラクダ。コブの中には塩水が充填され、非常に小さく、異常な生物が多数棲息している。ともに発見された文書から、このラクダはノアの方舟のような存在だったと推測される

SCP-2200 - Soulberg (ソウルベルグ)
紀元前に造られたと推測される剣。特定の人物と接合し、引き剥がせなくなる。接合された人物は剣の特性をただちに理解し、周囲の人物を殺害する。殺害された人物は「ソウルベルグ」と呼ばれる土地に金属化した姿で転生される。金属化した人物は「ソウルベルグ」を離れない限り不老不死となる


2101~2200でお気に入りは、

SCP-2124 - Conceptual Knife (概念ナイフ)
SCP-2172 - This Light Never Turns Green (この信号は青にはなりません)
SCP-2179 - False Alarm (お騒がせ警報)
SCP-2185 - The Aquaform Thaumaturgic Union (水体性召喚獣労働組合)
SCP-2188 - Life and Times of Joaquín Pablo Izquierdo de San Felipe (ホアキン・パブロ・イスキエルド・デ・サン・フェリペの人生と時)
SCP-2190 - Phone calls from Mom (母さんからの電話)
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SCP-2181~2190

2020年10月11日 | SCP紹介
SCP-2181 - Little Lock-a-Doors
※未翻訳

SCP-2182 - The Big Bang (ビッグ・バン)
青銅の杖。無生物に触れると3時間ほど生命を与える。生命は性的な物事を示唆するような行動をする。鏡に使用したところ異常事態が発生し、実験は恒久的に停止された

SCP-2183 - The Ride Never Ends (ライドは決して終わらない)
アイダホ州にある未完成のジェットコースター。線路は途切れており、カートを発車させると途切れている部分からは空中を走行する。人間を乗せて実験したところ、4年に渡り走行し、停止できなかった。カートの墜落後も被験者は空中に静止したままで、回収は不可能

SCP-2184 - Stone Age (石器時代)
巨大なトロゴンテリーゾウ(絶滅した象の一種)。接近した石器時代以降に造られた物品を崩壊させる。時代が新しいほど遠距離から影響を与える

SCP-2185 - The Aquaform Thaumaturgic Union (水体性召喚獣労働組合)
「水体性魔術型召喚獣」を自称する水ベースの半人生物の集団。召喚者の不当な扱いに抗議して組合を結成し、召喚者の家を水攻めしている。財団は彼等と召喚者の調停を担当中

SCP-2186 - Chameleonscaper (ギャクテンカメレオン)
カメレオン。脅威に曝されたりストレスを感じると、周囲の物体を自身の体色と質感へ変換する。落ち着くと次第に元へ戻るが、緊張状態が持続すると、物体の内部構造もこのカメレオンと同一の物へと変換され、元にも戻らなくなる

SCP-2187 - Juĝo Nova(新たな審判)
20世紀中期に創出された異常な技術。未知の技術により世界中から死の間際の人間を回収し、なんらかの処置を行っていた。数百人を回収したところで建屋内が埋め尽くされ、機器が故障し停止したと思われる

SCP-2188 - Life and Times of Joaquín Pablo Izquierdo de San Felipe (ホアキン・パブロ・イスキエルド・デ・サン・フェリペの人生と時)
ホアキン・パブロ・イスキエルド・デ・サン・フェリペという名のウルグアイ人。彼の人生に重要な出来事が起こると、ネブラスカ州ドットソンでそれに関連した芸術活動が行われる。収容と保護のために財団エージェントが派遣され、彼と奇妙な友情を結んだ

SCP-2189 - Clockwork Fruit
※未翻訳

SCP-2190 - Phone calls from Mom (母さんからの電話)
フィリピンの国内通信システムに現れる異常存在。死亡したあるフィリピン人女性の人格・声質・資産を持つ。彼女の娘の居住地から半径100km以内の携帯電話に通話し、娘夫婦を別れさせるようけしかける。彼女は生前から同様の事をしていたという
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SCP-2171~2180

2020年10月07日 | SCP紹介
SCP-2171 - Autumn Shepherds (秋の羊飼い)
特定の地域の落ち葉に現れる異常現象。落ち葉が移動し人型実体を作り出し、意味不明な発言をする。妨害する者を覆い尽くし落ち葉へ変換させる

SCP-2172 - This Light Never Turns Green (この信号は青にはなりません)
フロリダ州の信号機。赤信号のまま決して変わらず、移動させると周辺の現実を改変する。あるカトリック神父が悪魔に魂を売り渡し、バチカンの確実な勝利と永遠の炎を獲得したとする遺書が発見され、信号機はその永遠の炎と思われる。財団はバチカンの確実な勝利の影響を確かめるため、スワジランドにバチカンへ宣戦布告させ、即座にバチカンが敗北宣言を出す計画を準備している

SCP-2173 - An Interdimensional Mexican Standoff (異世界間膠着状態)
メイン州のある地域。ドーム状で内部は異世界に通じており、地球文明よりも優れた技術力を持つ人型実体が軍事兵器を配備していた。にらみ合いが続いていたが第三勢力の介入により双方に大きな被害がもたらされ、異世界の部隊は撤退した

SCP-2174 - "Miranda" ("ミランダ")
自然発生する殺人現場跡。ステレオタイプな「チョークで描かれた被害者の図」が必ず含まれる。周辺の住民は殺人事件が起こったと信じ込むが、影響は数週間~数ヶ月で失われる

SCP-2175 - Are You Going (行くのですか)
イギリスのバークシャーにあるウィンザー橋で起こる現象。歩道に不規則に文書が現れる。橋を渡る人物がその時に考えている重要な事が文書化されると思われるが、異常な文書もしばしば現れる

SCP-2176 - Ghostlight™ (ゴーストライト™)
「ゴーストライト」の名で販売されていた電球。動力源は霊体で、ものによっては危険

SCP-2177 - Yellow Journal Infection (黄表紙禍公論)
図書館に感染するウィルス。ある機関紙を蔵書に加えるよう依頼する文書が現れ、それを承諾すると黄色い表紙の機関紙が届けられる。徐々に複製されて行き、廃棄しようとすると複製速度が増したり、一冊を細分化したりする

SCP-2178 - Great Sage (大聖者)
ヒマラヤ山脈にある巨岩。麓に生きた女性の頭部が付いている。360日周期で周辺の環境を激しく変化させる

※西遊記をモチーフにしたSCPである

SCP-2179 - False Alarm (お騒がせ警報)
改造された火災警報ベル。イギリスのある小学校の周囲120m以内で起こる災害を事前に察知し、警報を鳴らしながら注意喚起するテープを印字する。大袈裟な内容ばかりで放置されたが、異常な事件が発生し、警戒度が上げられた

SCP-2180 - The Living Cave Painting (生ける洞窟壁画)
オーストリアで発見された洞窟壁画。描かれた生物達は生命を持ち、刻々と変化する。観察の結果、過去ではなく近未来を暗示している可能性が高まった
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SCP-2161~2170

2020年09月27日 | SCP紹介
SCP-2161 - Blank Space (空白)
自己増殖するA4用紙。元は1枚の文書だったが、空白のページを追加し、内容も徐々に分散されていく。現在は約8500万ページあり、接触した紙媒体も同様の性質を帯びる。また電子文書を同様に増殖させるコンピュータウィルスも発見された

SCP-2162 - … as normal as blueberry pie
※未翻訳

SCP-2163 - Hollywood (ハリウッド)
現在ハリウッドと呼称される巨大映画産業。作品の一部に様々な認識災害が紛れ込む。大規模な文化的変革をせずに封じ込めることが不可能なため場当たり的に対処しているが、認識災害の検出率が12%以上になった場合、世界規模でインフラの破壊や、世界中の民間人に対する記憶処理が検討されている

SCP-2164 - Magical Two: Electric Boogaloo
※未翻訳

SCP-2165 - Irredeemable (救い難き物)
詳細不明。決して認知されず、決して赦されることはない

※500文字以下で記事を書くコンテストの入賞作である

SCP-2166 - Foot Pope (足の教皇)
「足の教皇」と呼ばれる遊戯。色鬼に似たルールで、失格した参加者はゲーム終了までその場から移動出来なくなる。オレゴン州の小学校で、素性不明の生徒から流布されたという

SCP-2167 - Demon Gate Amplifier (悪魔工学的ゲート増幅器)
悪魔工学に基づいて造られたオーディオ・アンプ。通常のアンプよりも大きな音量に聴こえる

SCP-2168 - Progress
※未翻訳

SCP-2169 - Conversational Surgery (口数の多い外科手術)
手術室と隣接する観察室に現れる異常現象。外科手術を予定された患者が手術室に入ると封鎖され、内部に4人の医師らが現れ、異常な会話を交わしながら施術を行う。手術の成功率はまちまちで、30日以上、活性化されないと別の病院へ移動する

SCP-2170 - The Clown Vaccine (ピエロ・ワクチン)
ネバダ州の廃鉱山に現れるミーム的実体。囁き声や視界をよぎる影として認識され、精神的に有害で最終的には死に至る。因果関係は不明だが、事前にピエロについて好意的に考えていると耐性が得られる
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SCP-2151~2160

2020年09月25日 | SCP紹介
SCP-2151 - The Ties That Bind Us (二人を結ぶ絆)
2つの指輪。着用した2人が肉体的に接触すると、指輪が体内に吸い込まれる。同時に2人が接触面から融合して行き、最終的には死に至り、指輪が排出される。指輪の発見時に保護された男女の融合体のみが生存しており、男の素性は不明

SCP-2152 - Home™ (Home™)
女性の胸像。絶えず大衆音楽を流し、10分おきにメッセージを述べる。部屋内に置くと保存的作用(電源の供給、食物の補充、衣服の修繕等)をもたらし、周囲の人物の美的感覚を向上させる。ある時、壁を窓に変化させ、外には夕暮れの情景を映し出した。それを見た者にまるで家に帰ってきたような心地を感じさせた。やがて元の壁に戻ったが、誰かが窓を開いてしまう可能性を危惧し、収容方法は変更された

SCP-2153 - Charitable Clovers (慈善のクローバー)
クローバーに感染するウィルス。感染した葉を摘んだり傷つけた人物は4米ドルを失う。ある慈善団体が作製したと考えられ、空中散布されることも

SCP-2154 - Space nowadays (当節の宇宙)
カナダの天文台で発見された光学望遠鏡。光速による遅延の影響を受けず、現時点の宇宙の様子を観測出来る。通常の望遠鏡で観測される天体のおよそ72%が存在せず、星の光を阻害する雲状の物質が、拡大していると推測される

SCP-2155 - The Mexica Government in Exile (アステカ亡命政府)
450年以上前に滅亡したアステカ文明の残党が実在すると信じ込ませるミーム。影響を受けた人物は積極的にこれを拡散し、やがてメキシコの神々を崇拝し始める

SCP-2156 - Red and Black (赤と黒)
明赤色と黒色の皮膚色素を持つ女性。慢性不眠症と不安神経症を患っており、日に数回、およそ1分間の活動状態に入る。その間は周辺の物体が入れ替わったり、複製されたり、女性の頭部が増加したりする。彼女自身は活動状態の間、ソリティアで遊んでいると認識している

SCP-2157 - The Human Forest (人間の森)
日本のある森で発見された現在41体の人間。裸で足が土に埋まり、西を向いて動かない。土から除去しようとすると一斉に叫び、除去された人物は間もなく心臓麻痺で死亡する。遺体の胃には土が詰まっていた。除去に携わった人物も同様に死に至る

SCP-2158 - The Gun That Never Misses (狙い誤たぬ銃)
牧場主ジョシュア・グラハムの手に握られたリボルバーと、牧場主スタンリー・テュークスベリーの遺体。リボルバーを発砲するとあらゆる物体を透過し、最短距離でテュークスベリーの遺体に命中する。首吊り自殺したグラハムの遺体とともに発見され、除去出来なかったため手ごと切断し収容している。なおテュークスベリーは自然死で、没年はグラハムの自殺から30年後である

SCP-2159 - Head-"Kannon" (ヘッド-カンノン)
不確定の外見を持つ物体。観測者ごとに異なる物体に認識され、予備知識によってさらに改変される
※ヘッドカノン(脳内設定)を皮肉ったSCPである

SCP-2160 - The Happy Place (ハッピー・プレイス)
「ハッピー・プレイス」というタイトルのネット動画。様々なSCPをモチーフにしたような人形劇を放送する
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SCP-2141~2150

2020年09月23日 | SCP紹介
SCP-2141 - Primordial Wyrm
※未翻訳

SCP-2142 - Just Clap Your Hands (ただ手を叩いて)
CDやレコードやカセットテープ。聴取者は自分の手を食べる悪夢を見る。睡眠時間に関わらず毎晩見るため不眠症や睡眠恐怖症を患う

SCP-2143 - Singin' in the Rain (雨に唄えば)
ギリシャ人男性と竪琴。男性はあらゆる楽器を巧みに演奏するがその間、頭上に雲が現れ曲と関係する物品を雨のように降らせる。竪琴は男性のそばに瞬間移動し、あらゆる楽器に姿を変え、他人には演奏出来ない

SCP-2144 - Misconception of a Brainchild (誤認を孕む)
人間にだけ認識出来る猫。映像には映らず、他の動物には認識されない。開かれた場所にいる時は心拍が無いにも関わらず活発に動き回り、食事や呼吸を必要としない。閉所では活動停止し、その間は心拍が確認されるが徐々に弱まって行き、周囲にシアン化水素を発生させる(※シュレディンガーの猫が元ネタと思われる)

SCP-2145 - Seven Extra Seasons (おまけの7シーズン)
コメディ番組「となりのサインフェルド」の登場人物そっくりの4人。ニューヨーク市に居住し、周辺の現実を改変し「となりのサインフェルド」のエピソードのような事件を巻き起こす。収容困難だったが、財団外の組織2つを操ってリーダーの射殺に成功した

SCP-2146 - The Space Whale (宇宙クジラ)
宇宙空間を周回するクジラの死体。29.5日ごとに宇宙クジラに関する番組を無線信号で放送する

SCP-2147 - Neverglades (ネバーグレーズ)
オクラホマ州のある家。一部がフロリダ州エバーグレーズと思われる区画に繋がっている

SCP-2148 - Mr. Stripes (ミスター・しましま)
ワンダーテインメント博士のリトル・ミスターズの一人。インド系男性。彼が視覚的に記憶した人物・物体に関する情報(文字や映像も含む)が黒線で塗り潰される。影響を受けるのは現在までの情報だけで、新たに作られた物は塗り潰されない。影響後3時間以内に記憶処理をすれば消去できる。
(※リトル・ミスターズ一覧の17番が黒塗りされているのはこの影響によるもの)

SCP-2149 - A Grinder of Metal
※未翻訳

SCP-2150 - The Worst Man in The World
※未翻訳
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