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ミステリ感想-『踊る手なが猿』島田荘司

1999年04月08日 | ミステリ感想
~収録作品~
踊る手なが猿
Y字路
赤と白の殺意
暗闇団子


~感想~
『踊る手なが猿』
冗長に過ぎるきらいはあるが構成は見事。

『Y字路』
短編ながら完璧に近い奇想。10ページ足らずの超短編と錯覚させるほどのキレ。

『赤と白の殺意』
異色の幻想小説。

『暗闇団子』
いわゆるありがちな話ではあるが、展開のうまさで読ませる著者ただ一つの時代小説。


~総括~
他では味わえない、いい意味で氏らしからぬ短編がずらり。短いながらも読み応えは抜群。


99.4.8
評価:★★★☆ 7
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