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ミステリ感想-『ナイフが町に降ってくる』西澤保彦

1999年09月01日 | ミステリ感想
~あらすじ~
「謎が解けなければ時間は永遠に止まったままだ」
なにかに疑問を抱くと時が停止するという奇癖を持つ青年、末統一郎の言葉に、女子高生真奈は逆上した。
二人以外のすべての人間、物体は静止中。
そして謎とは、眼前でナイフを腹に突き立てて固まっている男。誰が、いつ犯行を?
だが真相を探る二人は、町中でナイフの犠牲者を次々に発見。
ナイフの雨が町を襲ったのか?


~感想~
設定の奇抜さが真相を覆い隠しきれず、早々にトリックが読めてしまうのが惜しい。
トリック一本で最後まで引っぱる作品だけに、厳しいか。
あと、あの解決は説得力がなさすぎると思う。


99.9.1
評価:★★★ 6
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