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ミステリ感想-『頼子のために』法月綸太郎

2000年06月15日 | ミステリ感想
~あらすじ~
「頼子が死んだ」。17歳になったばかりのひとり娘を殺された父親の記した手記。
手記は、通り魔殺人で片づけようとする警察に疑念を抱いた父親の孤独な推理行と、
ついに犯人をつきとめ相手を刺殺、自らも死を迎えるところで終わっている。
だが本当の物語はこの手記を“悩める探偵”法月綸太郎が読んだときに動き出す……。

本格ミステリ・ベスト100 16位、このミス16位


~感想~
結末に驚いた。たった1つの誤謬から砕ける犯人の細工……などどうでもよくなるような、とんでもない結末。
これがなおさら2人の法月綸太郎を迷わせたことは疑いないw
本当にどうでもいいことだが僕の持っている本書は乱丁で、
肝心の結末部分に講談社ノベルス作品情報のページが挟まっていたりする。


00.6.15
評価:★★★☆ 7
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