小金沢ライブラリー

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ミステリ感想-『遠きに目ありて』天藤真

2000年07月10日 | ミステリ感想
~収録作品~
生まれつき、重度の脳性マヒのためほとんど全身の自由がきかず、
重い言語障害も抱えた車イスの少年・信一。
しかし彼はわずかに動く左手でタイプライターを打ち、
友人の真名部警部が持ち込んだ未解決事件を次々と筆談で解いてしまう安楽椅子探偵だった。

多すぎる証人
宙を飛ぶ死
出口のない街
見えない白い手
完全な不在

本格ミステリ・ベスト100 17位
文春3位


~感想~
日本ミステリ史上に燦然と輝く、安楽椅子探偵物の大傑作。他に言うべきことはなし!


00.7.10
評価:★★★★☆ 9
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