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ミステリ感想-『芙路魅』積木鏡介

2002年08月21日 | ミステリ感想
~あらすじ~
三人の幼児の腹を切り裂いた怪物が19年の時を隔て甦った。
いわくつきの屋敷の地下室には内臓をさらしたいくつもの死体。
警察が包囲する中、犯人はどこに消えたのか。
謎の中心には不幸に取り憑かれた「芙路魅」という少女が。


~感想~
密室本。
(ネタバレ→)脳髄がくらくらするような異常世界。初のメタでありメタでない物語。アンチメタ? アンチメタって普通のミステリやん。破綻しながらも破綻せず、幻でありながら現でもある異形の作品。こんな“密室”はかつてない。


02.8.21
評価:★★★☆ 7
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