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映画感想―『水霊』

2007年09月02日 | 映画感想

~あらすじ~
新聞記者、戸隠響子は西東京で多発している不可解な自殺の謎を調べていた。自殺者はみな、異常なのどの渇きを訴え、ある日突然自ら両目を潰して自殺するという共通点を持っていた。調べを進めるなか、事件の背後に水道水が関係していることを突き止めた響子は、"水霊(ミズチ)"あるいは"死に水"と呼ばれる呪われた水の存在にたどり着く。


~感想~
いやー酷い酷い。見るべきところがなんにもない。いくら俳優が熱演しても脚本がこれでは話にならない。
怖がる場面で怖がらず、怖がらせる場面で怖がらせない。挙句の果てに盛り上がらせるべき場面はごっそりカット。駄目なホラーの見本としては格好の教材では。
人物造形もむちゃくちゃ。別れた夫に「水道水に自殺をうながすウィルスが入っているのよ」と詰め寄り、前夫が「科学者としてはそんなウィルスは認められない」と応じると「あなたっていつもそう!!」というやりとりには目が点になった。なんだこれ。
作品よりも脚本がホラーというまさに駄目映画でした。


評価:なし 0
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