小金沢ライブラリー

ミステリ感想以外はサイトへ移行しました

SCP-2121~2130

2020年09月19日 | SCP紹介
SCP-2121 - Gods' Noose (神の首吊り縄)
舌や腸といった肉組織で造られた首吊り縄。少なくとも太陰暦の1ヶ月に1回、使用しないと未知の言語による叫び声が発生する。周囲1.7kmの人物にはたとえ防音室にいても聞こえ、首吊り自殺をしたい衝動に駆られる。使用すれば声は止む。使用者は平均よりも長く意識を保ち、その間、神を呪う言葉を吐き続け、血液をこの縄に吸収される

SCP-2122 - The Black Hole (ブラックホール)
財団施設の取調室。条件を満たす2名(尋問者と尋問対象)で部屋に入り、照明を点けると事象が終わるまでいかなる手段でも出入り出来なくなる。尋問者は想像力の及ぶ範囲内であらゆる現実改変を内部で起こす事が出来る。尋問者が退室を認めるか、どちらかが死亡するまでドアは開かず、開くと同時に全ての現実改変は消失し元の状態に戻る

SCP-2123 - I Accidentally the Whole Universe (紙一重の宇宙)
テキサス州ワクサハチーの大型粒子加速器。2週間に1度、宇宙の物質と反物質をCP反転させる。これは2週間に1度、世界が再構築されているに等しい。影響を受け主任研究員は存在そのものを抹消されつつある

SCP-2124 - Conceptual Knife (概念ナイフ)
「気をつけろ! 見えないナイフが箱の中」と書かれたピザの箱。内部は空だが、ナイフを探そうと試みると不可視のナイフを取り出せる。たとえばその経緯を見ていた他者にナイフを手渡す事も出来るし、見ていなかった者は新たにナイフを取り出せる

SCP-2125 - The Hanging Tree (首吊りの木)
ニューヨークのある森のオークの木。首吊り縄のような蔓が垂れ、範囲内に入った男性の首をくくる。かつてその木で絞首刑にされた男性がいたという

SCP-2126 - Letter from Grandma (おばあちゃんから来た手紙)
デイヴィーという人物へ祖母から宛てられた手紙。孫の髪が長いことを愚痴る内容で、全文を音読した者は体毛が体内へと引き込まれ、さらに体内へ向けて成長して行く

SCP-2127 - Hinterkai-fun! (ヒンターカイ・ファン!)
ドイツのある村の慰霊碑に現れる紙。触れた者を1922年に一家殺害事件の起こったヒンターカイフェック農場の複製に移動させる。そこではいくつかの物品を与えられ、事件の捜査を出来る。ある時、財団のエージェントが解決に成功し、効果は失われたものの、一人は殉職した

SCP-2128 - The Liars' Cradle (嘘吐きの揺り籠)
9世紀末に造られた石炉。「嘘吐きの揺り籠」と名付けられた拷問装置で、内部に人を入れて質問を口にさせ、真実なら何も起きず、嘘(事実に則さない声明)なら即座に焼却される。財団は世界終焉をもたらすSCPの収容違反を事前に察知する為に使用している

SCP-2129 - Hot-Blooded Snake (熱血蛇)
連続して爆発を引き起こす不可視の物体。周囲の気体を燃料に爆発させ、気体を消費し尽くすと休眠する。休眠時に熱感知カメラで撮影すると蛇の姿をしており、爆音によるモールス信号で会話も出来る。アマゾン南部で体長10kmの熱を発する蛇が発見され関連が疑われる

SCP-2130 - Office Furniture (事務用家具)
椅子やモニター等の事務用家具。周囲の人物の衝動性を増大させ、抑制力や危険への認識力を低下させる。たとえば実験に従事させると、思いつきで適当に行い、倫理性が無く、一切の危険を顧みなくなる
コメント    この記事についてブログを書く
« SCP-2111~2120 | トップ | SCP-2131~2140 »

コメントを投稿