小金沢ライブラリー

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SCP-2111~2120

2020年09月17日 | SCP紹介
SCP-2111 - If You Can Read This… (これを読めるなら……)
あるアルゴリズム。致死性の認識災害を生成する。
…というのはカバーストーリーで、実は財団のデータベース内に現れる致死性の認識災害ファイル。施設内に落書きが現れ、このファイルを見るよう誘導する。
…というのはカバーストーリーで、実は敵対的な反ミーム実体。記憶補強処理を受けた職員にだけ認識出来る図像を生成し、見た者の記憶を3ヶ月~21年分失わせる。1994年を最後に攻撃は停止したが、図像は今も現れ続けている。
…というのは表に現れた事象で、実は既に無力化されている。元々は殉職した財団職員で、死後に電子世界に取り込まれ、自分を知る者を殺し、あるいは記憶を消去した。殺された職員も電子世界に取り込まれるも、反撃して無力化に成功し、以後も同様の敵対存在に対処している。一連の出来事が断片的に現れた結果が、各カバーストーリーである

SCP-2112 - And the Meek Shall Inherit the Earth (そして柔和な者たちが大地を受け継ぐであろう)
カナダのロックバンド「ラッシュ」のアルバム「鋼の抱擁」の限定リリース版。エレキギター・エレキベース・ドラムの演奏経験があるラッシュのファンがアルバムを全て聴くと、あらゆる犠牲を払ってでもラッシュのコピーバンドを結成しようと試みる。感染者3名が結成したバンドの演奏を聴いた者の多くに同じ効果を与える。研究主任はketerに指定したことに疑問を覚える職員に「死者は出ないが全ての文化が失われ、ラッシュの曲だけが繰り返される未来」の脅威を説いた
(※SCP名は歌詞の一節)

SCP-2113 - Haunted Liopleurodon Skull (幽霊が出るリオプレウロドンの頭蓋骨)
リオプレウロドン(首長竜)の頭蓋骨。周囲に首長竜の幽霊のような実体の無い存在が現れる。時折、近付いた生物を攻撃し、噛まれた者は自身がリオプレウロドンと思われる存在になった幻覚を見る。60日以内に回復する

SCP-2114 - Technological Rodents
※未翻訳

SCP-2115 - Meet Other People (未知との出会い系)
出会い系サイト。プロフィールを作成し、マッチングされると25秒~1週間以内に、正面2mの位置に異次元の知的生命体と思われる相手が出現する。6時間経過するか、意見が相違すると相手は消失する

SCP-2116 - Lonely Ragdoll (孤独なラグドール)
子供の磁器人形。所有者が10mより遠くへ5分以上離れると、周囲の物品や環境を思春期前の少女が好むような様相へと変化させる。1時間ごとに1mずつ効果範囲は拡大する

SCP-2117 - Solidarity, Stolen (盗まれた団結号)
土星の衛星タイタンを周回する宇宙ステーション。並行世界のSCP-2085 - The Black Rabbit Company (ブラックラビット社)が、財団の所有する様々な異常性のある宇宙ステーションを盗み出したものと思われる。彼女らはSCP-2117-Bに指定され、危機に備えている
(※この宇宙ステーションの元ネタのSCP-2722 - SCPS Solidarity (SCPS 団結号) は記事削除された)

SCP-2118 - The Lost Child (声無き子)
少女。普段は手話を使うが、子供(18歳未満)を亡くした経験のある親に会うと、その子の声色で末期の言葉や断末魔を繰り返す。その間も少女は手話でこんなことはしたくないと詫び続ける

SCP-2119 - Transmitting Parasite
※未翻訳

SCP-2120 - Damage Control (ダメージコントロール)
バミューダ島の近海に異次元から現れる海軍の艦艇。海底から浮上して現れ、浸水や攻撃による損傷を負っている。紀元前から近代まで艦艇の形式は幅広く、全く未知の物もあり、ほとんどが現代科学を超越した技術を搭載している
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