東方のあけぼの

政治、経済、外交、社会現象に付いての観察

ゴングを鳴らせ

2007-07-22 18:59:39 | インポート

名古屋場所が終わった。朝青龍が優勝したからひとつ褒めておこう。

彼は待ったをしない。どんな相手にも待ったをしないで立つ。感心なことだ。待ったを駆け引きに使う力士がかなりいる。かっての若乃花(貴乃花の兄、弟?)。彼は待ったの駆け引きで横綱がはれたようなものだ。あいての「早突っかけ」の場合もあるだろうに、ちゃんと合わせて立つ朝青龍は立派と言わなければならない。

八百長と同じく、待ったの胡散臭さが大相撲の醍醐味かもしれないから野暮なことを言うな、と言われるかもしれないが、どうも気に食わない。今日は優勝を争っていた琴光喜が待ったをした。待ったには二通りのタイプがあるようだ。一つはずる賢く相手の気勢を殺ぎ立会いを有利にする。若乃花の場合だ。現役では露鵬がうまい。千代大海もうまい。もう一つは今日の琴光喜の場合。自信のなさ、かたさが現れる。こういうケースは結構ある。こういう場合はまず負ける。

テレビで相撲を見る楽しみのひとつは待ったがどっちの場合か予測することだ。今日は琴が負けるなと思ったが、その通りになった。

大相撲は判定にビデオを入れた。スポーツの世界では最初の快挙だ。今度は制限時間一杯になったら待ったを認めず、いずれにせよ行司の軍配がかえってから10秒くらい経過したらボクシングみたいに時計係り審判がゴングを鳴らしたらどうだ。勿論手を突かないでたったら無条件で負けにする。


トラックバックってよく分からない

2007-07-09 18:27:15 | インポート

これはOCNに対する公開質問状のようなものですが、、、、

トラックバックは受け付けないことにしているのですが、設定が悪いのかTBが入り続けるんですね。設定画面で「トラックバックを受け付ける」というところにチェックを入れなければTBは来ないと思っているのですが、違うんですか。

もっとも、この画面は分かりにくいつくりで一番最初に「公開を保留する」というのがあって、こちらにはチェックを入れています。ここはチェックしないほうがいいのかな。念のためのつもりでチェックしておいたんですがね。no filterで飛び込んでくると困るのでね。

普通のメニュー画面のように、最初にトラックバックを受け付ける、受け付けないという質問があって、受け付けるとしたら、では公開はチェックするまで保留しますか、と質問が続けば分かりやすいんですがね。

毎日せっせと、黙々とアクセス禁止リストに載せて削除しておりますが、そのリストが大分長くなりましてね、リスポンスが遅くなると読者に迷惑がかかりますしね。そんなことはないんでしょうかね。

最初はTBを受け付けていたのですが、読者に対する責任がありますから内容をチェックするんですが、どうしてTBがついてくるのか趣旨が分からないのがある、いきなりいかがわしい画像へのプロンプトが出てくるなど。それにそういうのを細かくチェックしていくと時間がかかるんですね。チェックする過程でクリックして変なところに連れて行かれるのも困りますしね。それでTBは謝絶しているのですが。

これってOCN ブログ人の設計の瑕疵ではないかと思うんですがどうでしょうか。


まるでクスリが切れたみたいな

2007-05-26 19:33:58 | インポート

朝青龍は今日も琴欧州にあっけなく負けた。ここ何日かおかしいね。まるでクスリが切れたみたいだ。NHK解説で師匠の高砂親方も、切れた切れたといっていた。

ディック・フランシスの競馬ミステリーで大量にアドレナリンを注射して大穴を仕組む話があった。あるいは条件反射的にアドレナリンを大量に放出するようにするスジだったか。とにかく爆走するか暴走するわけだ。

八百長報道が本当のような感じになってきた。いままで負けていた大関なども勿論片棒を担いでいたわけだが。

ここのところ、朝青龍の体がやけに白っぽく見えるんだよね。テレビパドックから見ていると。講談社側特別班の私生活への監視が厳しくなって不如意になってきたのかな。「注射」にも二種類あるからな。ホンモノの注射も出来なくなったのかもしれない。もっともニンニク注射は認められているのかな。

強かったころの様々な言動のトラブルも精神面へのクスリの副作用だったとも考えられる。


朝青龍の汗ふたたび

2007-03-25 19:19:30 | インポート

本日の優勝決定戦である。横綱は汗に負けた。白鵬は汗に勝った。両方とも汗のエキスパートである。面白い試合であった。

優勝決定戦の力士の入場からしておかしかった。白鵬はとっくに土俵際で待っているのに横綱はなかなか出てこない。出てきたと思うと今度は白鵬のほうが、仕返しとばかりに行司の名乗りを受けても立ち上がらない。横綱をずいぶん待たせた。ちょっと見かけない風景だ。

横綱がわざと遅れて出てきたのは巌流島で佐々木小次郎をいらつかせた宮本武蔵の作戦かな。しかし横綱の胸元を見ると汗か油かで光っている。ははあ又やりあがったな(下記の記事を参照)。

白鵬はこれを見て突っかけていったり、差し手を争ってからだを寄せて行っては滑って紛れがおおきいと考えた。なぜそこまで白鵬が読めるのか。彼自身がこの手で自分のからだを汗まみれにして、昨年の優勝決定戦で雅山のツッパリを上滑りさせて無効にして勝った策略をつかったからよく知っているのである。

ボクシングやレスリングでは選手のからだが汗で濡れているとレフリーは公正な試合を保つために選手にからだを拭かせる。相撲の行司はそんな注意をしたことがない。だから体に油を塗ってから試合をするモンゴル相撲の力士は即効性の発汗剤(唐辛子など)を使うか、準備運動を激しく行って発汗で濡れた体で土俵に上がる。もっともここ一番という勝負だけだ。しょっちゅう使うとばれてしまうからね。

だいいち、今日の朝青龍の汗がそのような違法行為すれすれのなまやさしい行為の結果であるかどうかも疑わしい。今日も支度部屋の横綱がチラッとカメラにうつったが、周りを付け人がぎっしりとかこんで見えないようにして、なにやら細工をしていた。油を塗るなどのあきらかな違反行為があった可能性も否定できない。

横綱は本割の千代大海戦で変化してあっという間に勝負をつけた。汗が出るはずが無いのである。それが白鵬よりはるかに発汗している。横綱が普段から汗を多くかくというならまだ分かるが彼はだいたい汗をかかないほうである。あれは油を塗っていた可能性もある。週刊現代さんよ、あれは八百長の一種かな。片八百長だろうけど。&片八百長といっても、八百長が失敗した場合だ。賭けていれば、こういう場合が一番大穴になる。

さて、白鵬、そこで作戦を変えた。濡れた体に触らないで勝つには立会いで変化してはたきこむしかないのである。めでたし、めでたし。汗の効用をよく知る同志の駆け引きであった。

下記記事を参照:

朝青龍はモンゴル相撲では勝てない   2006-9-17

白鵬の優勝を無効にせよ        2006-5-21

朝青龍の汗              2005-9-26


朝青龍の八百長弥生編

2007-03-05 19:18:00 | インポート

春三月となりました。八百長問題も稿を新しくいたしました。

$$ 内閣情報調査室が横綱の身辺調査を開始 $$

今日発売の週刊現代です。いくつか面白い記事がありますがまずおなじみの八百長問題から。先月26日に首相官邸で開かれたモンゴル大統領のレセプションに横綱は招かれなかったそうです。八百長報道で安倍首相が不安を抱き、内閣情報調査室に朝青龍の身辺調査をさせた結果、疑惑がぬぐえないとなって、中止になったという。

安倍首相と横綱のツーショット写真やモンゴル大統領とのツーショットは後に残ります。これから随分あちこちで使われるでしょうから後で八百長横綱となっては安倍さんにとっても都合が悪い。参議院選挙のポスターにも使えないしね。モンゴル大統領に対しても失礼になる。

講談社は証人を31人立てるつもりのようです。どうも今回の橋合戦は頼政氏に有利のようです。宇治川の合戦ですよ。平等院で腹を切らなくてもよさそうです。頼朝の出番を待つまでもないようだ。

注:平家物語 巻四 橋合戦 参照

★★ ふわふわしていた横綱 314

初日は土俵入りから見ることが出来たが、まるでフワフワしてなんか幼稚園の生徒が飛びはねているような感じがした。特に足を踏みしめる時にね。それと土俵下に控えている時に肌がやけに生白かった。足の運びがおかしいのは評論家がみんな指摘しているが、わたしは土俵入りと土俵下の様子が印象的だった。

二日目、三日目は夜のニュースで番組のリプレイを見ただけなのだが、土俵入りと土俵下それに立会いまでの様子はなにか変化があるとよく分かって面白い。競馬で言えばパドックだ。 ★★

書きかけ、

       三月場所の予想 ★

今度の日曜日から大相撲だ。そこで予想をいくつか。

予想一

朝青龍があっさりと全勝優勝。土俵にたたきつけられたり、土俵下に突き落とされたけが人が続出。八百長のしばりがとけた横綱が存分に暴れまくる。

予想二

朝青龍がようやく9勝にこぎつける。

予想三

いままでとかわらず。

予想一と二は八百長の存在を傍証する。予想三は八百長が巧妙に継続しているのか、そもそも八百長がないのか判断が難しい。

訂正:八百長原資となるべき横綱の年収を前に予測しましたが、横綱にはCM収入があるだろうね。それを忘れていた。日本以外でもモンゴルでもその種の収入があるだろうし。それでも週刊現代がいうように年間5000万円もあるという八百長資金を賄って余裕があるほどの収入だろうか。


武田頼政氏快調にとばす

2007-02-19 13:11:13 | インポート

とりあえず、勝利の方程式を要約しておこう。訴訟あるいは証人喚問で相撲協会が勝つ場合。横綱の申告所得では週刊現代がいうような金額の八百長資金の原資がないこと、そして申告所得が真正で、報告されていない隠し所得がないことを納得させることが出来た場合である。

週刊現代が勝つ場合。八百長原資を証明できる場合。この場合、日本ばかりでなくモンゴルでの朝青龍の所得の実態を暴露しなければならない。いな、モンゴルばかりではなくてすべての外国での横綱の経済活動に光を当てねば証拠は出てこないだろう。グローバル経済の時代だからね。

つまり非申告所得を証明することである。もちろん、八百長にからむ金銭のやり取りを証明できる有無を言わさぬ書類を示せればいいわけだが、間接的に横綱に不明瞭、不明朗な隠し所得があると証明できれば、そしてその使途や資金の流れ(支出についての)が明らかに出来れば重要な証拠となるであろう。

逆に証人だけであるならば週刊現代が勝訴する可能性は少ない。相撲協会も証人をそろえているからね。水掛け論になるだけだ。勝負は相撲で言えば水入りとなるわけだ。証人をそろえてもそれはいずれの側にとっても決め手とはならないだろう。

以上 &02222310

武田氏といってもメジャーなフィギュアではないと思うので僭越ながら簡単に紹介させていただく。週刊現代に大相撲の八百長を告発しているノンフィクションライターである。

今日の週刊現代に第五弾が出ている。それも無慮三ページである。大体週刊誌で一ページの記事はコンビニで立ち読みすることにしている。車内の中刷り広告にでかでかと宣伝していても本文は一ページというのは多い。

武田氏の記事は第五弾にいたっても中身がある。弾薬庫にはまだ相当の弾があると見た。今週の記事は元横綱輪島の夫人が「主人は八百長で3億円だか6億円の借金を抱えていた」と言ったというものだ。最上最強の弾丸は裁判用に秘蔵していると思うから楽しみだ。

さて、前回、朝青龍の税務申告書類を調べろと申し上げた。八百長資金が武田氏の記事どおりとすると巨額になるから横綱の収入を調べれば容易にトレースできるからだ。記事によれば年間五千万円前後の金を八百長に使っている計算になる。私は横綱の収入を一億円前後とみたが間違っているかもしれない。しかし大きくは違うまい。そうすると八百長資金はあまりにも巨大である。

税務署が八百長支出を必要経費と認めることはなかろう。そうすると横綱は税金を三、四千万円納めることになる。さらに星買いに五千万円使うと手取りは一千万円しかない。非現実的だ。この辺を精査し、読者に報告して欲しいと申し上げた次第であった。

今週の記事によると輪島は八百長の資金を借金でまかなっていたらしい。とすると朝青龍の場合も借金か。横綱の性格と実力から考えると自分の地位と名誉を維持するために、返えせるあてもない巨額の借金を異国の空でするとは思えない。とするとほかの闇の収入があるのか。大事なポイントだ。

犯罪予備軍であるシナ人の不法滞在者にはパチンコ・フリークが多い。フリークといっても朝早くからいい台を取るために店の前に並ぶような連中ではない。一日中タマをはじいていじましい労働をするやつらではない。パチンコ台に不正な操作を加えて余計にタマを出させようとする、いわゆるゴトシ(仕事師)である。それも危険で暴力的な部類である。

そういう連中が好んでたむろするパチンコ屋の七つ下がり。七つ下がりと言うのは午後四時過ぎあたりだ。昔からいうだろう。七つ下がりに降り出した雨と中年からの恋は止まないってね。おやつの八つが午後二時だから七つは午後四時となる。

閑話休題、大相撲の中継のある日だ。相撲中継で幕内上位の取り組みが始まるとシナ人ゴトシの連中はしばし手を休めて店の壁の上に取り付けられたテレビの相撲中継に釘付けになる。シナ人にも熱狂的な相撲ファンが多いのか。やつらが相撲ファンなのか、そうではないのだ。ピンときたね。取り組みの結果がバクチの対象になっているのだ。

そういえば、相撲の放送は世界中で流されている。欧州は時差の関係でビデオらしいが、モンゴルなんかはフル実況中継らしい。韓国あたりではNHKの衛星放送が入るらしいしね。

いつも朝青龍が問題になるときに、ろくすっぽ稽古や行事に出ないで場所後にモンゴルに帰ってしまうというのがある。どうしてあんなにしょっちゅう帰省するのかな。まさか賭博の精算をするためではないだろうな。彼自身が胴元だったりして。前から不自然な行動だと思っている。ホームシックにかかるような性格ではなさそうだし。高校時代から日本で生活していて日本語もあれだけ達者で家族も日本にいるんだろう。ようするにモンゴルで忙しいビジネスがあるのだろう。それが何かだ。

日本の場合は、この手の話はタニマチの世界と関係する。綺麗な言葉で言えば後援会だね。ガチンコ力士の代表でガチンコで22回も掛け値なしの優勝をしたというので一目置かれている貴乃花親方が相撲改革を提案している。その一つとして、自分の部屋で後援会組織を解散してサッカーのような子供や青少年を中心としたサポーター組織に変えてしまったというが、これも八百長風土との関係を絶とうとした目的があるのではないかな。貴の花

親方はいま見直すべき力士だろうね。

書きかけ、

大相撲の八百長を究明する最善のロークスは裁判所ではなくて国会だろう。国会議員の動きがにぶいね。スポーツ界出身の議員が何人かいるだろう。率先して動くべきだ。たしか力士もいた。張り手で有名な男だったが彼は現在は議員をやめているのかな。最近あまり名前を聞かない。スピードスケートの聖子ちゃんでもいいや。八百長と言えばプロ野球とも因縁が深い問題である。江本とかいう阪神出身の投手がいるだろう。彼は議員を辞めたのかな。ときどきヤクタイもないワイドショーに出てくるが、こういうときこそ働き時だよ。

&02210845

国会議員だった力士は旭道山だったな。武蔵丸を張り手で土俵に這わせたことがあった。プロレス出身の国会議員もいるよね。いまは複数いるんじゃないか。彼らは自分の経験から意見を述べて議論をするべきだ。フルコンタクトの格闘技で八百長抜きの試合がいかに味気ないものか、体験談を語って八百長を弁護してもいい。そのかわり、財団法人の資格は返上させるように建言してね。八百長抜きの格闘技の興行なんて、ワサビ抜きの寿司みたいなものだよ。これを世間知という。

純民間営利団体として興行するなら「八百長問題」をマスコミから聞かれても「ノーコメント」で押し通していっこうに差し支えない。別に良い子の見本になるわけではないのだから。それと、聞いているとむかむかする偽善的なNHKのアナウンサーの中継は廃止すべきだろうね。NHKの罪はこのことだけでも重いものがある。

講談社も民事訴訟をおっとりと受けてたつのではなくて、国会議員に働きかけるべきだろう。アメリカでは大リーグ選手は薬物使用でも議会に召喚される。大リーグは民間の組織である。日本相撲協会は財団法人である。大リーグはアメリカ政府の補助金を得ていない。相撲協会は税法上の特典を受けている。国会は相撲協会の活動を細かくチェックする義務が国民に対してある。大リーグの問題は薬物使用である。片や相撲の場合は八百長である。問題の深刻さに雲泥の差がある。国会が動かなくて義務をはたしていると言えるのか。


週刊現代の勇み足 ?

2007-02-12 13:15:08 | インポート

以下の文章は前回の「朝青龍に無気力相撲はない」に再加筆しようかと最初は思ったが、あまりに重大なので独立した記事にした。本日発売の週刊現代34ページ一段目に次の文章がある。

「横綱は一番80万円で一場所につき10ないし11番も星を買っている、云々」

前稿「朝青龍に無気力相撲はない」に本日加筆したように上記の文章をもとに計算すると八百長のために年間5300万円ないし4800万円を使っていることになる。(80万かける11番、10番かける年6場所)

過去の長者番付から横綱の年収を一億円未満と見当をつけた。もしそうだとすると、八百長の星を買うのに5千万円前後、税金に4千万円弱納付すると手元に残るのは1千万円ばかり、サラリーマンの部長クラスの収入になる。ほんとかいな。

考えられるのは、横綱の年収が2億あるいは数億円あるのか。これは税務申告書類を調べれば分かるだろう。あるいは横綱には相撲のほかに莫大な裏収入があるのか。たとえばタニマチからとか。これも税務調査で明らかになるだろう。もしそうなら脱税という重大な問題が発生する。

これは前から云っているとおり、国会での証人喚問がよい。


朝青龍に無気力相撲はない

2007-02-10 08:33:28 | インポート

相撲協会は名誉毀損で週刊現代を訴えるそうだ。まずは民事で行くという。目出度いノウ。春は近いぞ。横綱に無気力相撲がほとんど無いことははっきりしている。勝ち星を買いに行くものが無気力相撲をとるわけがない。横綱のえらいところは相手にもそれなりの相撲を取らせて試合を面白く見せていることだ。

朝青龍は相撲の段取り、取り口も相手と打ち合わせるという。そういう細かい取り決めのためにも仲盆という仲介者が必要となる。相撲を自然に見せて八百長と分からないようにするためだ。また相撲を面白くするためだ。要するに巡業中の花相撲を本場所でも踏襲しているわけだ。

自分の強さを際立たせる演出でもある。プロレス的な手法だ。相撲の興行を面白く見せる工夫を無能な親方に代わって自分でしているわけだ。えらい。相撲協会は朝青龍に足を向けて寝られない。引退したら神社本庁に勧請して正一位朝青龍神社を建立しなければならない。

ついでだが、八百長には片八百長というのがある。金銭のやり取りは無い。たとえば、引退間際の古参力士が、前から目をかけていた新人が勝ち越せなくて苦しんでいる時にわざと相手に勝たしてやる場合だ。浪花節の世界である。ベテラン力士だとそれなりの力の入った相撲に見せて八百長を気づかせない。

週刊現代にひとつ忠告:訴訟になったら横綱の税務申告を詳細に調べるといい。八百長の原資は勿論横綱の収入から出てくる。それも主として懸賞金からだろう。懸賞金の取り分ははっきりと決まっていて総額も把握できるわけだから当然税務申告しなければならない。その辺の突合せをすればなにか分かってくるだろう。

貰うほうはゲン生を直でポケットに入れてしまうわけだから税務調査は難しいが、横綱のほうは比較的簡単だろう。

相撲サークルの人間は八百長と無気力相撲をすりかえようとダマシにかかっているが両者は全く別物である。

もう一ついうと格闘技で真剣勝負くらいつまらない見世物はない。オリンピックの柔道やレスリング、またボクシングを考えればわかるだろう。相手にやられないようにお互いに防御一方になり、安全策をとるから目の覚めるような投げ技などまずよほどの実力差がある場合で無いとみられない。八百長が『興行』として考えた場合には必須たる所以である。女子レスリングでも浜口選手のパカオヤジの狂騒ぶりくらいしか視聴者の興味をひく映像はないのである。相撲協会も財団法人を返上して興行に徹したまえ。そして大正時代以前のように東西の組織に分かれてマッチメーキングに工夫をしたまえ。野球でさえ、セントラルとパシフィックに分かれているではないか。

書き足し、、、2月11日

先に書いた横綱の年収だが、力士はスポーツ選手のなかでは収入が少ない。インターネットで検索すると2000年の長者番付しか出てこない。すこし古いが、これを見るとベスト20に力士の名前はひとつもない。20位はプロゴルファーの田中秀道で年収約1億7千万だ。昨年の横綱の年収だが1億年あるかどうか。

さて週刊現代の記事によると一場所で11番星を買ったとある。一番80万円だそうだ。そうすると一場所で880万円になる。毎場所10番八百長をするかどうかしらないが、かりにこのペースで星を買うと年間6場所で4千8百万円という金額になる。もし、このオーダーで八百長の資金が出て行くなら、仮に横綱の年収が1億円とするとその50パーセントという金額になる。これに税金を払えば横綱の手元に残る金額は並みのサラリーマンのレベルになってしまう。あれこれ考えると記事の内容もちょっとどうかなと思えてくる。いずれにせよ、はっきりさせたらいい。

年間ならして毎場所5番星を買うとしても資金は400万円かける6場所で2千4百万円となる。横綱の税務申告を調べれば簡単に底が割れるだろう。早く決着をつけるなら税務申告書類を証拠として提出させればいい。力士の収入は給料がはっきりしているようだし、懸賞金も本数も分かっている。一本あたりの取り分もガラス張りのようだから、いっぺんで決着がつく。管見であるが、法廷闘争よりも国会の証人喚問で税務資料を提出させたほうがいいだろう。もっとも力士にはタニマチからの裏祝儀があるだろうが、とても何千万円という額ではないだろう。

アメリカでは大リーグの選手が薬物を使用しているといううわさだけで議会の公聴会が開かれて選手は証言を求められた。大相撲は天皇賞賜杯が送られる重要なイベントである。しかも問題は八百長である。財団法人の見直しというのは小さな政府、行政改革の主要な政治課題である。即刻証人喚問の手配をしたまえ。


力士の証人喚問を1

2007-01-30 21:24:53 | インポート

一乃巻:

背広の似合わない大男達が廊下をウロウロしていた。それをマスコミのリポーターが追いかける。何年か前のアメリカ下院でのことだ。ヤンキースの強打者ジアンビがいる。ボンズがいる。マクガイアがいた。

大リーグ選手のドーピング問題でアメリカ議会が公聴会を開いたのだ。疑惑の選手達が議会に呼び出されて証言させられた。今回の週刊現代の告発記事に端を発する大相撲の八百長疑惑は連日協会の内部調査をもっともらしく報じているが、内部調査で疑惑が解明されるわけがない。

そもそも八百長とは親方同士の談合だった。その親方たちが真相を究明するはずがない。相撲の親方のことを英語ではstable masterという。競馬用語で調教師のことだ。親方が手持ちの駒(力士)で八百長を組む。これが格調たかい八百長なんだね。

ところが、力士と言う駒は馬と違って言葉を喋る。力士同士でコミュニケーションをとって親方の頭越しにニギルようになった。昔では考えられなかったことだ。昔は親方かタニマチの命令で動いたものだ。

朝青龍が八百長を発明したわけではない。大相撲の世界の伝統のなかで見よう見まねで始めたのだろう。悪いことは真似しやすい。最近ではモンゴル勢が増え、東欧などの力士も増えてそれらが核となって従来とは毛色の変った八百長が蔓延したわけだ。目立ちすぎたのだね。

メジャーリーグは財団法人ではないだろう。税法上の免除や特典はない。それに問題は筋肉増強剤などのドーピングだった。八百長に較べてははるかに深刻さが低い。それでも議会の公聴会が開かれて疑惑の選手達は証言を求められた。証人喚問で尻尾をつかめるかどうかは勿論わからない。どれだけデータを集められるかどうかによるからね。しかし、議事録は残る。一つのステップである。将来有無を言わさぬ反証が出てくるかもしれない。

脱税を公認された財団法人の不正行為で、しかも疑惑が、週刊現代によれば、組織的かつ恒常的な八百長である。証人喚問は避けて通れないだろう。

朝青龍は新聞によると司法の場に訴えると今日も言っているようだ。週刊現代も隠しだまというか、第三のデータを持っていると期待している。訴訟もまた楽し、デアル。

二乃巻:両国から事情聴取実況中継

作者敬白;関連ある記事やフォローアップ記事は通し番号をつけたり、別のタイトルをつけて独立した投稿にしてきました。今回は同じ投稿の更新修正というやりかたにしてみます。そのほうが読みやすいのではないかと思って、まあ、いろいろ試行錯誤しています。やり方としてはファーストイン、ラストアウトというんですか、ラストイン、ファーストアウトで積み上げていきます。こんな具合です。

三乃巻、最新の投稿が一番最初にくる。

二乃巻

一乃巻、最初の投稿が一番後ろにくる。

作者敬白おわり

本文開始:

場所:両国某所

時日:1月30日午後3時

事情聴取者:T親方

被事情聴取者:A横綱

T:どうも大げさなことになって困っているんだ。

A:ごつっあんです。

T:ごつっあんじゃないよ。お前は高校の時から日本にいるのに時々日本語がおかしくなるな。それともわざとかな。親方にあまりなれなれしくしてはいけない。日本には本音と建前と言うのがあってな、八百長はない建前になっている。だから良い子のお手本ということで税金をまけてもらっているわけだ。どうもお前ははでにやりすぎるな。

A:どうもすみません。

T:日本人力士同志なら心得ているからうまくやるんだが、外国人力士はどうしても見え見えにになる。協会としては八百長はないという建前から全力でお前をかばうつもりだ。これまでに事情聴取した力士には外国人力士を含めて絶対に八百長を否定するようにいったがね。お前も腹をたてたはづみで「それがどうした」とか「日本のしきたりにしたがったまでだ」なんて開き直られると困るんだ。君の協会に対する功績は大きいと認められている。協会は全力をあげて君を守るから君も八百長は完全否定して口裏を合わせてもらいたい。それが協会のお願いだ。

A:わかりました。

B:ある週刊誌に君がこうなったら洗いざらいぶちまけてやるとかいったという話がながれているそうだ。どうせガセだろうが、君にしても、欧州勢の力士にしても内幕をしゃべって、それが欧米のマスコミに伝わるとやばいことになるのは分かるだろう。

A:わかります。

T:どうせ今日も外でマスコミが待ち構えているだろうから、うまくあしらえよ。相撲もすっかりインターナショナルになったからな、八百長を認めたら世界中で大々的に報道されるだろうからな。大変な打撃になる。

事情聴取が終わってマスコミの前に姿をあらわした横綱は八百長を完全に否定して週刊現代を法的に訴えるといきまいたのはマスコミ既報のとおりである。


八百長の条件

2007-01-27 21:23:28 | インポート

この問題は裏返しにして、「絶対に八百長をしてはいけない場合」と設問することも出来る。絶対に八百長をしてはいけない場合は下拙(ゲセツ)の管見ではシモ(下)のごとく二種ある。

甲:文部省(文部科学省)の管轄下で「良い子のみんな」のお手本にならなければならない場合。もっとも、八百長は日本の文化であり、協調性の同義語と見なしうるとすれば厳密に考える必要はないかもしれない。あなたの会社の人事では協調性イコール八百長といって差し支えあるまい。政治家の場合もそうだ。昨年暮の郵政造反議員の復党など典型的な例である。なにしろ「情というものがある」でしょう。しかし、八百長が日本特有のものであると決め付けてはいけない。それを言うなら人類共通の文化というべきでしょう。ただ程度の問題がある。また国や地域によって八百長のタイプが種々ある。肌合いといいますかね。相撲協会は財団法人で一種の脱税黙認事業だから八百長をしていて、していませんとウソをつくのは大問題だ。北の湖理事長を国会の証人喚問に呼ぶべきではないでしょうか。

乙:公認賭博の対象である場合(将来そうなった場合)。賭博者に対する公平性を担保するために八百長は絶対に認められない。競馬のことを考えれば理解しやすいだろう。

歴史:日本相撲協会は永遠ではありませんよ。長島さん、いや北の湖親方。また常しなえ(トコシナエ)の伝統があるものではありません。日本相撲協会が出来たのは1925年すなわち大正の末であります。その歩みは軍部とともにありました。軍人が相撲の最大の庇護者でありました。ガチンコなる徳が軍人の気質にマッチしたのでしょう。その軍人があらゆる職業の中でもっとも謀略性(八百長に通じる)に富んでいたのは皮肉です。もっとも、世界の、あるいは地域の覇権を狙うパワーはどこでも軍隊イコール謀略のかたまりです。今のアメリカがそう、かってのソ連がそう、今のロシアがそう、シナがそう。かっての日本の軍部も骨の髄まで謀略性に富んでいました。初代の相撲協会の理事長は大日本帝国陸軍主計中将でありました。

様々な衣装:紅白歌合戦のOZUMAも肉襦袢(ニクジュバン)を着ていたようです。だいぶ物議をかもしました。八百長にもさまざまな肌合いがございます。日本は独特でありますな。節度があって、ふうわりとしておる。あからさまではない。いまのは八百長かな、そうではないかな、と詮索する楽しみがあった。いや、うまい八百長だったと隠居を感心させた。いまのモンゴル勢や欧州勢が入り込んできた八百長はちょっと肌があいませんな、という見巧者もございますようで。あまりにも直截で露骨でありますからな。カイオウや栃東のように大関の角番になったかと思うと何回でも復活してくる。引退するかと思えば、アーラ不思議ウソみたいに強くなる。栃東なんか関脇に落ちて10勝して大関に二、三回カムバックしているのではありませんか。むかしはこんな化け物みたいな力士はいませんでした。平幕でも番付が急上昇したかと思うと急降下する、いわゆるエレベータ力士は八百長の常連でしょう。引退した旭鷲山みたいなのはね。