東方のあけぼの

政治、経済、外交、社会現象に付いての観察

オットマンの上で見た痴夢

2016-02-26 09:22:08 | 政治(内政、外交、軍事)
中東紛争がいっそう泥沼化している。かってあの地域は長い間オスマントルコの広大な領土であった。オスマントルコは日本で言えば平安時代末期いや鎌倉幕府時代かな、から第一次世界大戦後まで存続した。最盛期には中東、近東、東欧、地中海島嶼国やアフリカ北部まで支配した大帝国であった。強権独裁国家であったが、いわばトルコの平和という時代が長く続いた訳だ。

中東が平和を取り戻すためには一帯を一元的に統治支配するかってのオスマントルコ帝国のような国が出てこないとどうしようもないだろう。

以上がオットマンの上でみた白日夢であります。とにかくあの地域でパックス・アメリカーナは絶対に成功しない。同様にパックス・ロシアや西欧の介入による平和は未来永劫絶対に成功しない。

民族自決や部族長連合レベルあるいは宗派エゴでは混乱を増すだけである。