民営化でサービスがよくなったと実感できるのは国鉄の民営化だけだ。
郵政民営化にいたっては民営化による国民サービスの劣化がもっともはなはだしい。
小泉何某、純一郎といったかな、新次郎といったかな、政治家のファーストネームまで覚えるほど俺は暇人ではないが、がやった郵政民営化は最悪だろう。
これは私怨とアメリカの圧力によって行ったものであった。
たしかに旧郵政省(総務省の前身のひとつ)の役人は役人風をもっともいやらしく吹かす連中ではあった。小泉何某が駆け出しの政治家の時に鼻であしらわれた私怨が動機らしい。それとアメリカの圧力ね、ひどかったからね。
たしかに国鉄の民営化は三塚だったかな、四方八方に気配りしてやったから、民営化後の変身は国民の目に明らかであった。
一方必然性がなく、アメリカに対するいいわけで体裁を整えた郵政民営化は最悪である。それはいまに続いている。ゆうメールという割引があるだろう。言われもなく、ダイレクトメールにただのような割引をする制度だ。これはまさに郵政民営化を象徴する『成果』である。現在悪質不動産屋のDMはすべて、これを使って執拗にメールを国民に送りつけて国民に迷惑をかけている。
規則もなにもない制度だから、不当に郵政職員が不良会社に割引を与えて、見返りにワイロをとっている。あまり酷い場合にはさすがに司直の手がはいる。時どきニュースになるだろう。
民営化直後には高利貸のような、悪徳消費者金融業者のような、強盗の見本のようなバンカーを社長に据えた時も驚いた。『向こう傷なら問題ない』とかほさいだ頭取である。