東方のあけぼの

政治、経済、外交、社会現象に付いての観察

現在の状況は日清戦争前夜に酷似

2021-11-02 20:13:03 | 東アジアの悪友

現在と違うのは日本側の(表面的?)感度の鈍さ

1894年、日本とシナ(清国)の間に両国海軍による、いわゆる黄海海戦が行われ、日本海軍の決定的勝利によりシナ沿岸の制海権は日本の手に落ち戦争の帰趨は決まった。シナの行動は黄海海戦の前夜に酷似する。国民性は変えようもないらしい。日本も海軍の近代化をはかっていたが、清国も海軍の西欧化をはかり、自国の海軍(北洋艦隊)は日本を圧倒出来ると妄信した。現在のシナ(チャイナ)も同じかんがえを持っていることは明瞭である。
  海戦の前年、シナの艦隊は太平洋に進出し、駿河湾沖で示威行動を行った。これが黄海海戦の誘因である。日本側の軍事的、諜報的感度が現在よりも優れていたため、翌年の黄海海戦の勝利につながった。
 先日、シナはロシアと共同し、両国艦隊が日本の太平洋沿岸を威嚇しながら日本を一周した。明治時代の日清戦争前夜と酷似した発想で日本を脅かした。今回、日本側の反応は平和ボケなのか、極めて鈍い。もっとも図り事は密なるをもってよしとするから、自衛隊は怠りなく対策を考えているのかもしれないが。そう期待しないと危ない。

補足1:本日発売の夕刊フジ一面(註)にシナ艦隊が日本を一周したのが前代未聞と書いてあるが、間違いだ。かかる軍事威嚇行動は上記のようにシナに前歴がある。  註:正確には二面にある「一面から続く」という箇所、記事署名は加賀孝英氏

補足2:シナはラテン語系のチノなどの読みである。これに明治時代に支邦の字を当てたから彼らは嫌がるのだろう。また、非日本人的日本人が悪乗りする。仮名で書く分には問題はない。

補足3:中国と言う呼称も問題がある。徳川時代から山陰山陽を日本では「中国地方」といった。信長暗殺の後、秀吉が遠征軍を反転させたのを「中国大返し」というように。じゃによって、かの国を中国と言うのは、なんというのかな、商標権侵害に類する。シナと表記するのがまぎれがなく、誤解もない。