ついにアメリカの農民が、ウオールストリートに出てきた。アメリカの食料は、大企業の支配する農産物によって支配されている。とりわけ、遺伝子組み換え作物が、モンサントによって作られ、食料の正義(Food Jastis) が失われた、と訴えてデモ行進をするようになった。
アメリカの小規模農家が、国民に訴える形でこれほど大きく動くことは過去になかったことである。
アメリカのタイム誌の表紙を飾る今年の人は、抗議する人という不特定に人物であった。中東など世界各国で、抗議する人たちが今年の主役いという訳である。
が、なんといっても表紙の人物は、99%の私たちが、1%の人たちに抑えられていると、訴えて立ち上がった、ウオールストリートを占拠した、アメリカの人たちであろう。
そこに、ついに農民が加わってきたのである。デモを訴えた多くの農民は、アメリカでは小農と言われる人たちである。
アメリカは農業国であるが、その生産のほとんどを握っているのが、企業型大農業である。しかもそこに、特許権を独占する遺伝子組み換え種子を売り込み儲けてきたのが、モンサントである。
モンサントは、パパブッシュの大きな支持母体であった。彼らは、遺伝子組み換え作物は、改良であると言い通し、表示義務をなくさせた。小農はこうしたロビー活動は、金もなくできない。
オバマはこれを義務付けるといって、農民をだまして当選した。未だその公約は達成されていない。
食料を生産するに相応しい農法がある。しかしそれは、極めて経済性の低いことがほとんどである。効率優先の社会では、こうした農法は置いて行かれることになる。その典型あるいは究極が、TPPという無関税システムである。
果たしてアメリカの、善意の農民の声は国家に届くのであろうか。http://www.youtube.com/watch?v=sjnuVdhYjks
http://occupywallst.org/article/farmers-join-occupy-wall-street-calling-food-justi/
http://ctwatchdog.com/business/new-england-farmers-join-occupy-wall-street