とても恐ろしい映画を見た。2003年米アカデミー賞ドキュメンタリー賞を受賞した作品である。チェルノブイリ・ハートと言う映画であるが、原発事故の後16年を経ても、今なお奇形児が産まれているのを追った、ドキュメンタリー映画である。
ベラルーシでは今なお、心臓に穴の開いた子供が、周辺の25倍もの発生がある。心臓中核欠損症の子供たちのことも含めて、チェルノブイリハートと呼ぶのだそうである。
アメリカなど心臓外科医の医師の協力を得ているが、手術を待つ子が数千人常時いるとのことである。さらには、脳などに大きな欠陥を持った子供たちが、ベットの上で死を待っている。子供を捨てる親、ぞんざいに扱う看護師たち。そして自らの言葉を持つことができない子供たち。
放射能による影響は、子供たちの甲状腺がんの発生の因果か関係がはっきりしているが、他の病気についてはいまだ推測の域を出ていない。
しかしながら、血管系や脳神経系に大きな障害を持つ、奇形児の発生は大量に起きてはいるが、いまだに因果関係が不明とされている。
映画の後半は、原子力発電所の赤い火を自宅から見た、当時少年だった26歳になった青年が、その自宅があった、廃墟となったアパートを訪ねるドキュメントである。
近親者が10人もガンでなくなった。放射能と無関係と言われたが信じないと言っていた青年も、ドキュメントの翌年亡くなっている。
監督のマリアン・デレオ女史は、これから福島で起きることを心配している。そして今なお、原発は安全だと主張する人たちに、警告をする。下記のサイトを参考にしてください。