そりゃおかしいぜ第三章

北海道根室台地、乳牛の獣医師として、この国の食料の在り方、自然保護、日本の政治、世界政治を問う

赤旗締め出しを撤回した原子力規制員会

2012-10-02 | マスコミ報道

9月19日に多くの問題を抱えながら、原子力ムラの馴れ合いを打破すべく発足した、原子力規制委員会である。原子力ムラの元々の住人である、田中俊一が委員長をすることが、この規制員会の行く先を暗示している。

田中俊一は、原子力委員会の委員長代行を務めPhotoた、れっきとした今日起きている恥ずかしいような、原発の多くの問題の責任者の一人である。原発反対のデモに必ず、この男の委員就任の撤回があるのも当然である。

発足早々、原子力規制員会は、しんぶん赤旗の記者の締め出しを打ち出した。記者会見で詰め寄られると、田中委員長はしどろもどろの返答で、なにを言っているのか判明できない内容を、言い続けた。

広報委員長の佐藤暁は、思想が偏向しているとする回答をしたが、記者に内容を聞かれると困って、政党の機関紙だからと言ってしまった。これでは、とても開かれた委員会、透明性を謳った規制員会の設立目的にもそぐわない。

困った佐藤は、記者会見の部屋が狭いのでお断りすると、言ってしまった。アホである。この佐藤暁という男の素性は、経産省出身で原子力安全・保安院の原子力安全広報課長だった、ことが解っている。

この男たちは、新たに発足した規制員会の趣旨にそぐわない、旧原子力ムラ出身者である。

原発が安全であることのためなら、反対者を封じ込める、事実は公表しない、経産省側の発言なら根拠がなくても賛成する、要するに原発稼働のためなら何でもやってきた連中である。

さすがに、赤旗を締め出したのは拙かったと思ったのか、今日それは撤回した。こんな程度の人間が、原子力規制委員会を運営するのである。

ほどなく彼らは、日本中の原発の稼働を容認することになるだろう。

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