イギリスのブログに、タリバン勢力による女性差別を告発していた、14歳の少女マララ・ユスフザイさんが下校途中に、至近距離から頭部を銃撃され重傷を負った。
マララさんは本名を明かして、女性の差別をなくすために学習を訴えていた。タリバンは、女性は男性の付属物で学習はもちろん、字を読むことさえ必要と認めていない。西欧の教育に拡大による、女性の人権が回復されるのを恐れているのである。
タリバンはイスラム原理主義者を訳され、イスラムそのものを攻撃する場合の好例となっている。イスラムの教えに、異教徒と女性に対する差別は存在するのは事実であるが、ここまでひどくはない。
布教のために男性は戦うことを聖戦と肯定し、女性にその支援を行うように説いているだけである。女性は庇護される対象としている。
マララさんはイギリスで治療を受けて、筆談できるまで回復し歩行も可能になったようである。タリバンに公然と攻撃命令を行けても怯むことなかった、マララさんをたたえる声が拡大している。
タリバンは今後もこうした攻撃を続けると宣言しているが、少女への同情が大きくなり、反タリバンの声がより一層広がっている。彼女は「タリバン抵抗のシンボル」となっている。
パキスタンは核保有国家である。ソビエトの侵攻、10年前のアメリカ侵攻を受けて戦火の絶えない、アフガニスタンのタリバンの隠れ蓑にもなっている。彼らに武力で挑んだ2超大国それにEU諸国は、すべて敗北している。
タリバンの問題を武力で解決することはできない。彼女のような抵抗による、非暴力的な訴えこそが道を開くのである。