沖縄にオスプレイが飛来。これは地元の有力2誌がそろって出した号外の見出しである。”飛来”という言葉に、沖縄県民の抵抗が見られる。配備や移転という言葉を選択していない。
結局、アメリカが安全だというので、それを追認しただけの安全宣言を盾にして、オスプレイの受け入れを容認したのである。確かに機動力があり、輸送量もかなり多い。今回も岩国から一気に飛んでこれた。
世界で最も危険な普天間基地に、このできそこないの輸送機を持ってくる。そのために交わした内容が、人家の密集地域は飛ばないとか、水平飛行には素早く対応するなどとしている。普天間に来ること自体が、人口密集地帯を飛行することを意味している。
オスプレイの危険性と、情報の小出しについては過去に触れてみた。オスプレイの安全性を誇大に見せるため、不利な情報は隠れるように出している。通常の事故は2倍以上も起きているのである。
http://blog.goo.ne.jp/okai1179/d/20120726
人家の密集する普天間に来ること自体が矛盾であり、沖縄県民の負担を軽くするなどとは、よく言えるものである。あるいは、県民の負担を軽くするためには、お金をいっぱいばら撒けばいいノダと思っているのであろう。
そしてそれを受け入れて、いつまでたっても軍事産業が最大の産業と言ってはばからない、地元経済人が陰で支えることになるのである。