そりゃおかしいぜ第三章

北海道根室台地、乳牛の獣医師として、この国の食料の在り方、自然保護、日本の政治、世界政治を問う

馬脚を現し始めた女性たち

2014-09-10 | 政治と金

9月4日の本ブログで、「この内閣は女性で崩壊する」と書いた。早速メディアが喜ぶような記事が飛び込んできた。高市早苗と稲田朋美が、極右翼団体代表に高い評価を受けて、ホームページに載っていたという003 のである。
例によって、両氏は知らなかったとか頼まれて写真に納まった、などと言い訳をしている。そんなことありえない。この団体と、高市早苗と稲田朋美の思想はほとんど重なるからである。002
団体の名前は、「国家社会主義日本労働者党」である。極右翼団体で、ヒトラーを高く評価している、国粋主義者団体である。この時は、総選挙前で高市早苗や稲田朋美を当選させましょうと言っているがさらに、山谷えり子、西田昌司、佐藤正久も当選させなければならないと、述べている。
彼らの主張は、特にナショナリズムを前面に掲げる、稲田朋美と全く同じである。ネオナチとは知らなかったと言えるはずなどない。

代表の山田一成は、「東亜新秩序建設」「わが人種の優秀性を主張する」「攘夷すなわち民族浄化を推進しなければならない」と主張する。
団体名を英語にすれば、ナチとなる。
今の日本の野党は、彼女たちを罷免すべきと訴える力も、考え方もない。特に民主党には、山田一成が推す議員がいるからである。安倍首相は何事もなかったように振る舞うであろう。
英国のガーディアン紙が大きく取り上げ、安倍内閣の右傾化に警鐘を鳴らしている。

安倍首相は組閣はもちろんのこと、周辺の団体にまで自らの思想に近いものを、選択的に登用している。
今回の組閣では、女性の登用を掲げ、行政能力とは無関係に側近ばかりを入閣させ、自民党役員の就かせている。
安倍首相にとって、行政能力や政策通などどうでもいいことである。国粋主義者ばかりで固めた内閣は、かつてない右翼内閣となっている。象徴的出来事である。この類の話はもっと出てくるであろう。そのうち忘れ易い国民が、慣れっこになるのを待っているのであろう。

コメント (4)
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