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安倍晋三のついた嘘は数だけではない。「妻が引き受けている名誉学園長は数多ある。それが何らかの影響などあるわけがない。ましてや政治的な圧力などない」と言ったのである。たった二校しかなかった、名誉学園長はどちらも政治的に大きな意味を持ち、周辺への圧力となっている。依頼した方もそうした腹づもりがあるからこその依頼である。
この安倍政権の嘘の類似は以前にもあった。安保法制の根拠とした、「集団的自衛権行使容認は憲法違反でないと数多くの憲法学者が述べている」と、菅官房長官が述べたことである。具体的な学者の名前を記者に問われると、数日して菅官房長官が明らかにした憲法学者は、たった3名であった。そのうち一名は最高裁判事上がりである。要するに、日本の100数十名の憲法学者は集団的自衛権行使容認は、憲法違反かその恐れがあるとする意見であった。
もう一つある。安倍晋三は、日本の教科書のいくつかは、自衛隊は憲法違反と明記し子どもたちに教え込んでいるという発言である。これは全くの嘘で、そうした教科書は存在しないと、文科省が述べている。これについて安倍晋三は一言も謝罪もしていなければ、訂正もしていない。
森友学園問題は、すでにアッキード事件と言われるほど安倍昭惠が深く深く関わっているのは、衆目の一致するところである。「私や妻が関係していれば、総理はもちろん議員まで辞めますよ」と言ったが、一向に辞める気配などない。山本太郎氏の、何時辞めるのですかと問われて、ここは辞任を表明する場でないと言った。ここは、彼方が辞めますよと言った場所ですよ。辞めると言ったのは嘘である。
国民は安倍晋三の嘘に馴らされてしまっている。少し時間が経てば忘れてしまう。
安倍晋三は平気で嘘をつく。安倍晋三がついた嘘は、「数多」ある。