そりゃおかしいぜ第三章

北海道根室台地、乳牛の獣医師として、この国の食料の在り方、自然保護、日本の政治、世界政治を問う

ウクライナ疑惑に揺れるトランプの愚かさと無知

2019-09-29 | アメリカ

トランプがウクライナ大統領セレスキーに、民主党大統領候補になりそうなウクライナの企業で働くバイデンの息子の疑惑をでっちあげるように依頼していたことが発覚している。でっち上げてくれたら、4億ドルの軍事支援をすると約束もしている。トランプが打った次期大統領選挙への布石である。ペロシ下院議長はマフィアの手法と呼び弾劾を検討することになる。
前回選挙の時のロシア疑惑は、うやむやのうちに終わった。大統領職でなければとっくに収監されているはずである。今回もうまく乗り切れると踏んでいるようであるが、ペロシは乱立する民主党候補をまとめる意味もあって、弾劾に持ち込むようである。
ペロシが強気になっているのは、新たな内部分取がでためである。外国にアメリカを売った更なる隠ぺい工作文書も見つかっている。
トランプ政権がこれでの政権と異なるのは何といっても特異なのは、トランプの無知に裏付けされた感情的発言の繰り返しである。トランプは何をするのか分からない。これまでの政権では、専門家がチェックした内容が公表されていたものであるが、トランプは今回のようなことを何のてらいもなく行う。大統領としての資質を欠くなどという簡単な問題ではない。言動が世界に与える大きさなど微塵も考えていない。
トランプこそが弾劾に値する大統領で世界は彼の罷免を願っているが、事は簡単に進まない。下院は通過するであろうが、上院は相当の共和党内の造反者が出ない限り、弾劾は成立はしない。
それを計算に入れながら、トランプは中国やイランに攻勢をかけ、外交に目を向けさせようとしている。ウクライナへのマフィアまがいの裏小作にせよ、パリ協定やイラン核協議の離脱など、アメリカは理念を放棄した

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