そりゃおかしいぜ第三章

北海道根室台地、乳牛の獣医師として、この国の食料の在り方、自然保護、日本の政治、世界政治を問う

アラブの石油施設攻撃は、イージスアショアが役に立たないことを証明した

2019-09-17 | 戦争

イエメンの反政府組織であるフーシー派が犯行声明を出した、サウジアラビアの石油施設サウジアラムコのドローンによる爆破であるが、アメリカは即日イランがやったと発表している。トランプのイラン憎しだけが伝わる結論ありきの姿勢を見ていると、アメリカ説さえあるるように思える。
フーシー派がイランの指示でやった可能性はあるし、資金援助も考えられる。イランはイエメンの自国防衛は当然の権利と擁護する。また数機のドローンはイラン方面から飛んできたとの証言もある。
要するにゴローンは低空で来る小飛翔体なのでレザーはもとより、目視ですら確認が出来なかったのである。

世界の兵器は日進月歩である。今、安倍晋三は前近代的な地上配備型の迎撃ミサイル基地・イージスアショアの建設をすると言っている。世界の最貧国の北朝鮮のために、6000億円もするが2基も用意するというのである。
そもそも本気で日本を攻撃するなら、日本海側に乱立する原発を狙うことになるが、設置される秋田と山口は原発からほど遠い場所にある。攻撃されても斜めに迎え撃つには不可能である。そもそも高速化し低空化するミサイルを迎撃などできるはずがない。
それよりなにより、今回のサウジアラビアの石油施設の攻撃のようにドローンを使えば、天文学的に高価なイージスアショアなど何の役にも立たない。
安価なドローンは、空飛ぶカラシニコフと呼ばれさらなる進化を見せようとしている。ドローンは攻撃はこれからも多様な攻撃スタイルを作ることになる。陽動作戦に安価なドローンは持って来いである。がさネタや虚偽の攻撃を演出しても、撃墜されても人は傷つかないし、金もかからないし、攻撃先さえ分からなく出来る。ドローンは、貧国やテロ集団にとって極めて有効な武器である。
どこからどう見ても、アメリカ貿易収支改善のためとしか思えない、ミサイル迎撃の空想に酔いしれる超高価な不要のイージスアショアなど、超債務国家に建設する必要などない。
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