そりゃおかしいぜ第三章

北海道根室台地、乳牛の獣医師として、この国の食料の在り方、自然保護、日本の政治、世界政治を問う

LGBTについて

2020-02-12 | マスコミ
動物学に興味ある人間は、少なくとも僅か750万年しか歴史のない人類にとって、性的マイノリティーの存在は私たち人類を構築するものではなかった。動物が自らの繁栄・種の保存を続ける命題と全く逆の存在である。
彼らは多くの文化や文明が多岐にわたることで生まれた”マイノリティー”なのである。本人たちにしてみると悩みは少なからずあるものだといえる。乳牛たちはメスばかりである。乳牛は発情が来ればメス同士が乗駕しあう。彼女たちはマイノリティーではない。止むに止まれず授精してくれと言っているのである。
何度も訪れている中東では、幼いころから女性と男性は明らかに異なった教育を受けている。LGBTがここでどんな存在かは詳しくはわからない。報道もない。しかし、彼らは町中で男同士が手をつないでいる場面にしばしば遭遇する。トイレで待ち合わせしたり、見せ合ったり。親しげに顔を覗き込んで会話する姿は明らかいLGBTそのものである。あまり報道されない姿である。強い規制の中にいればこうなる見本といえる。
翻って、私たち人類のメスだけが常時交尾することができる、唯一の動物である。これが文化的な基礎となり、狩猟民族として獲物を追う作業として、農耕民族の農作業として、性的ご褒美をオスに分け与えたといえる。男女という切り口で述べた場合であるが、人類学的には男と女はこうした関係にある。LGBTはそうした意味でも、人類学的にも説明ののつく合理的存在である。
多くの動物と異なり、ほぼ人類のメスだけが着飾り化粧するのもその為といえる。Y染色体は後2万年ほどで消失するといわれている。人類のオスは遺伝的には存在しなくなり、他の染色体で補完することになる。そういった意味では、LGBTの存在はは過渡期の可能性もある。
しかしながら、LGBTは現代社会を構成するオスメスの存在に抗するものだといえる。確かに「オカマは嫌いだ」と述べたのは彼らの人権をないがしろにする側面は否めない。オカマは訂正しました。
※現在50日前に転倒して、脳内出血を起こし、開頭手術を受ける身である。禁止されているインターネットを病室で黙々と書いている。次回は10日ほど後になるかもしれない。反論が遅れたことも併せてお許し願いたい。
コメント (12)
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