そりゃおかしいぜ第三章

北海道根室台地、乳牛の獣医師として、この国の食料の在り方、自然保護、日本の政治、世界政治を問う

素人集団のようなウイルス対応

2020-02-24 | 安倍晋三

どうも緊急事態法の地ならしをやっているように思えてならない、新型コロナウイルスの政府の対応である。
3600人もの収容するる所がないから、全員をクルーズ船にとどめ置いたのが間違いである。国から見ると隔離は出来ても船内感染の可能性を高める結果になっている。我々も数百頭の牛の対応をした経験がある。治療するのが先決であるが、感染リスクを減らすためには、何はともあれ減らすことである。
本来であれば、飛沫伝搬んであるから、まずは密度を下げることである。何か理由をつけて、例えば80歳以上は有無を言わせず下船させるか、常備薬の必要な人などを、できれば3割程度を間引くように、共同の空間から減らすことである。
そして、多分報道を見ていると同じ部屋にずっと置いていた感がある。隣通しの部屋は必ず空けた状態にする。均等間隔で部屋をまばらに埋めるなどをして、接触はともかく飛沫感染のリスクを減らす。五月雨的に空間を広げることである。
PCR検査を初期の段階でやるべきであった。能力がないとか言っていたが、後程民間協力が得られれば可能だったことも解っている。その上で隔離者の配置を再検討すべきであった。漸次何でもいいから理由を付けて、下船させて感染リスクを減らす基本作業などをWHOから指摘されている。
アメリカとカナダはチャーター機で引き取っても、自国で14日間隔離している。日本は自宅に戻しているが、アメリカカナダは日本の対応を信じていないのである。
世界は一斉にクルーズ船の対応を非難している。真剣に対応しているようには見えない。まるで緊急事態法が必要だという地ならしのように思えてならない。乗船客はいい晒しものである。世界は武漢に次ぐ発生源とまで言っている。
国立感染予防研究所の予算をこの10年で半額の20億円まで減額させたり、人獣共通感染症対先と称した加計学園へ60億円も投資しておきながら、結果何もやっていないなど、目に余る無策の結果ともいえる。
とにかく安倍晋三は国民目線などどこにもない。上の図はカメラが捉えた安倍晋三の言行である。下を見て原稿を読むばかりである。こんな大きな字で、「国民」という小学校低学年で学ぶ感じである。赤い字で囲ってカナを振ってもらっている。これで野党に突っ込まれなくて済むと思っているのだろうか。対策会議に5分顔出して、メディアのトップと可食を重ねる。国家の最高権力者がこんな程度だから、ウイルス対策もこの程度である。
コメント (4)
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