CNNによると、ロシア人の著名実業家の自殺(?)が相次いでいる。少なくとも5人の自殺が報道され、そのうち3人は自らの命を絶つ前に家族を殺害した疑いがかけられている。5人とも銃による自殺とのことである。
自殺したとされる5人のうち4人はロシア国営エネルギー大手ガスプロムか、その子会社とつながりのある人物だった。CNNはガスプロムに問い合わせたが返答はないとのことである。
<CNNによる事件は以下のようです>
〇レニングラード近郊のでは今年1月30日、ガスプロムの男性幹部が自身のコテージで死亡していた。現場で遺書が見つかっている。その1カ月後には別の幹部が同じ村で、自宅のガレージで死亡しているのが見つかっている。自殺とされている。
〇2月28日には、ウクライナ生まれのロシア人富豪、ミハイル・ワトフォード氏がイギリスのサリーにある自宅で死亡していた。警察が調査中の人物とのことである。
〇3月下旬には医薬品会社メドストムの実業家のバシリー・メルニコフ氏がロシア中部ニジニ・ノブゴロドで家族とともに死亡しているのが発見された。捜査当局は外部からの侵入者がいなかったとのことである。
〇4月18日には、ガスプロムバンク元幹部のウラジスラフ・アバエフ氏がモスクワのアパートで妻と娘とともに死亡していた。捜査当局はアバエフ氏が娘と妻を殺害し、自殺したとしている。
〇2月28日には、ウクライナ生まれのロシア人富豪、ミハイル・ワトフォード氏がイギリスのサリーにある自宅で死亡していた。警察が調査中の人物とのことである。
〇3月下旬には医薬品会社メドストムの実業家のバシリー・メルニコフ氏がロシア中部ニジニ・ノブゴロドで家族とともに死亡しているのが発見された。捜査当局は外部からの侵入者がいなかったとのことである。
〇4月18日には、ガスプロムバンク元幹部のウラジスラフ・アバエフ氏がモスクワのアパートで妻と娘とともに死亡していた。捜査当局はアバエフ氏が娘と妻を殺害し、自殺したとしている。
最近ロシアを離れウクライナに移住したガスプロムバンクの元幹部はCNNに対し、アバエフ氏はプライベートバンキング業務を行い、VIPの顧客を抱えて多額の資金を扱っていたと言及している。そんな人物が自殺をしたとは思えず、何かを知っていて危険因子となっていたのではないかと語っている。
〇4月19日にはガスプロムが一部所有する天然ガス企業ノバテクの元幹部、セルゲイ・プロトセーニャ氏がスペイン・バルセロナの北郊で死亡していた。付近で見つかった妻と娘の遺体には暴力を受けた痕があり、当局は同氏が2人を殺害した後に自殺した家庭内暴力事件と処理されている。プロトセーニャ氏の息子は当局に判断に疑問を呈し、父親が殺害されたとの見方を示している。
プーチンは裏工作を積み重ねて権力差の座に就いた人物である。権力社の座に就いてからも、批判者を数限りなく葬ってきた。プーチンに恐怖を感じたのが、2004年のベスラン小学校占拠事件である。プーチンはテロリストの要請に一切耳を貸すことなく、死亡者386人負傷者700名を出して、犯人を殺害した事件である。
上記の事件は余りにも不可思議である。自殺したとされる人物は全て銃で死亡している。ウクライナ侵略が始まって、EU食への天然ガスの供給が紋愛になっていることが背景にあると考えるのが自然である。21世紀にはこのような、前世紀の事件など起きないと思っていたがプーチンならやるだろうと思える。