そりゃおかしいぜ第三章

北海道根室台地、乳牛の獣医師として、この国の食料の在り方、自然保護、日本の政治、世界政治を問う

ロシアのフェイクに彩られたウクライナ侵略、人々は悩み苦しみ懸命に生きているが

2022-05-06 | プーチン

ウクライナの人達の生の声、非戦闘員の人達の声、やるせない気持ちが赤裸々に聞こえてくる。
上の母さんはミサイル弾が自宅に当たり、自分は無傷だったのに息子の部屋が被弾し即死した。庭に埋めた墓標すらない息子の前で嗚咽を隠さない母。
道の真ん中で、「プーチンのバカー!地獄に落ちろ!お前たちの国はあんなにデカいのに、なんで攻めてくるー!」と大声で叫ぶ老女。
黒い口を開けた瓦礫となったアパートに前で、此処には誰もいなくなった。だけど必ず戻ってくる。必ず元通りにすると、無表情の自分の顔を片隅に黒ずんだ街をぐるっと背景にして、SNSで訴える女性。
毎朝スマホを開くが、辛いのは必ず誰かの亡くなった話があることだ。
アメリカ留学中の学生が急遽帰庫した。戦時中は二度と国外に出られない年齢であることは覚悟の上である。国外に出られるのはウクライナが勝った時だと胸を張る。
ブチャにロシアが侵攻した2月の間に、兵士は民間人を思いのまま殺害した。ただ買い物に行っただけの人や歩いているだけの人を後ろから銃殺した。少女は次々とレイプされ、住宅に侵入して金目の物や酒など略奪されたと、息子を殺害された老女が訴える。
戦争前には人が死んでいるのを見ることができませんでした。今では平気で幾人もの死体を無感情で見ることができる、自分が恐ろしい。
ロシアを苦しめたい不幸になれと願うし殺したくなる。それでは同じ不幸をロシアに押し付けることになる。戦争に慣れてしまっている。これは健全なことではないと思う。
銃をとるのが嫌でボランティアを懸命にする若者は、次々多きる悲惨な爆撃に銃をとるかボランティアを続けるか悩んでいると口にする。
ハリキュウを私たちはウクライナの首都ハリコフとして教えてもらった。古い歴史は重厚な街並みを残していたが、その中心部は完全に破壊つくされている。無言でただそれを見上げる老人に涙もない。

ロシアはこれらは劇団の人物が演技しているのだと言ってはいたが、チェルノブイリ原発跡地で核開発していると言ってはいたが、生物化学兵器が研究開発されていると言ってはいたが、民間施設は何処も攻撃していないと言ってはいたが、どれもがプーチンの虚言でしかなかったのである。

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