自民党の茂木敏充幹事長は今日午後、旧統一教会(世界平和統一家庭連合)と党所属国会議員の関わりについての調査結果を公表した。衆参両院の所属議員全379人から回答を得て、教団側と何らかの接点があったのは半数近くの179人だったと発表した。
自己申告でも半数近かったが、バレても悪びれない議員たちであるが、昨日も述べたが、最重要人物の安倍晋三については何も問うてはいない。更には統一教会で講演どころか褒めちぎっていた細田博之は衆議院議長であることを理由に、全く触れてはいない。これに加えて、統一教会票で議席を貰ったと公然と述べる伊達忠一元参議院議長も同様全く触れることがない。
今日の閉会中審査で、野党第一党の国葬欠席すら決められない民主党代表の泉健太も、調査対象にしなかった安倍晋三について質問した。閣議決定の法的根拠を質問しても、岸田文雄の既に決めた文章の棒読みではぐらされたが、そのことを突っ込む力量に欠けている。死亡しているから調査に限界があるというのが理由なら、限界までやるのですねと問うなり、国葬してもらうと統一教会が喜ぶよなど、もっともっと強い言葉と躓くところを突っ込むべきである。役者不足というか、国葬に出欠すら決めっれないようではなんとも。
どの野党だかの質問で、訃報を「トホウ」と呼んだバカ議員がいる。誰か調べたくもない、国会議員の質の低下は目を覆うばかりである。絶句。
安倍晋三の国葬は死後6日目に決めている。渋る岸田を麻生太郎が、「理屈じゃねーんだよ!」と怒鳴って決まったらしい。いかにも拙速である。決めたことを法律をまさぐって、強引に閣議決定したものであるから、法的に矛盾だらけである。
思想的にも矛盾だらけである。元参議院議員でジャーナリストの有田芳生氏が興味深いことを述べている。有田氏が安倍一派など攻撃すると、必ずネトウヨから激しい攻撃があるのであるが、今回はそれが皆無であるというのである。
真摯な右翼なら、統一教会の教義は自分たちは認めるわけにいかないと思うものである。安倍晋三にはそれがない。安倍晋三には思想信条など存在しないのである。この男が与野党関係なく、国会議員の質を劣化させたのである。
安倍晋三の国葬に反対する。