そりゃおかしいぜ第三章

北海道根室台地、乳牛の獣医師として、この国の食料の在り方、自然保護、日本の政治、世界政治を問う

殆ど互角のアメリカ大統領選挙、トランプはアメリカの繁栄の引き換えに世界を壊すのか

2024-10-31 | アメリカ

アメリカ大統領選が佳境に入ってきた。バイデンが討論会でろれつが回らなくなり立ち往生してしまった時には、共和党が圧勝すると思われた。ところがバイデンに代わって女性のハリスが登場したので、女性問題を抱えるトランプに高齢がネックになって民主党が圧勝だと思った。ところが銃撃にあって毅然と拳を立ち上げたトランプは、まさしくアメリカ人好みの英雄の姿であった。そして現在、両陣営全く予断の許さない状況の中にある。その調査でも1%以下の差しか両者にない。
トランプを何故アメリカの半分が支持するのか良く分からないが、粗野で下品で虚言だらけの男ならこれほどの支持はない。トランプは、環境も人権も問題としていないし、社会の分断が殆ど考慮していない。しかし、新たな経済システムを望む声(トランプの息子たちがやっている)アメリカ第一主義やアメリカの転換点と、トランプを支持する大きなうねりとなってきている。
在任中に戦争をほとんどしていなかったトランプへの北も少なからずある。「トランプの支持者はゴミだ」とバイデンが発言すると、トランプは早速ゴミ収集車に乗って、「俺を支持する1億五千万人はごみではない」と訴えてパフォーマンスの巧みさは、演説内容の粗雑さに反比例している。
トランプ回帰は時代の潮流に反するものである。アメリカだけが世界ではないし、巨大国家で巨大消費の国は世界に責任がある。トランプはそのことを考慮することなくGABAを訴える。
イスラエルに大量の武器を売り込み、パレスチナの票を求めて逆のことをする。はたしてウクライナの戦局をカマラは縮小に持ち込めることが出来るか。金正恩はトランプの再選を待っていいるだろう。
トランプはアメリカだけでなく世界を地球の破壊を手助けするのであろう。アメリカ史上初の有罪判決を受けた人物がなぜ大統領候補になれるのか、アメリカの多様性ともいえるが、分断の象徴ともいえる。
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