安倍晋三を何があっても支える30%の人たちがいる。安倍晋三が、憲法違反の法律を作っても、官僚の作った原稿の漢字が読めなくても、公文書が廃棄されたり改ざんされたりしても、配偶者が乱行の限りを尽くしても、腹心友の事業を知らなかったと誰にでも判るような嘘をついても、副総理が無責任発言を繰り返しても、メディアを支配し国民を監視下に置くような法律を作っても、支持を崩さない人たちの主張がある。
アベノミクスが上手く回転して日本経済が好調だと言うのである。嘘である。
上の左の表は平均賃金の推移であるが、リーマンショック受けながらも民主党政権下では回復の兆しさえある。しかし、安倍晋三が政権に就いてからは、見事に下降を示している。アベノミクスが国民の給与を下げて、あるいは食い物にして株価などの見た目の指数を上げているに過ぎない。
次の表はもっと悲惨である。収入に対する貯蓄の比率である。アベノミクスの始まると同時にどんどん下がり、マイナスの年さえある。給与が下がる中で、日本国民が必死に生きていくさまが伺える。
その一方で、株価が上昇し輸出産業など特定の企業の実績が、特定の層の儲けに寄与しているのである。結果として、格差を広げているに過ぎない。恩恵にあずかる富裕層は、安倍の支持に回るであろうが、歪な社会を生むことになる。
安倍晋三は大多数の国民の生活などに興味はない。軍事力を上げ外貨が支える株価が国民の豊かさにつながる政治にしか興味がない。ある意味、アベノミクスは彼らの思惑通りになっているが、それは国民のためのものではない。
アベノミクスのもう一つの問題は、財政出動に惑わされた見た目の経済成長が、財政の健全化のお題目などどこ吹く風である。将来のこの国の住民たちは巨大な負債を背負うことになるのである。
「悪党とその小姑らが栄えて山河亡びた日本」こそ、今の日本そのものの姿だ。この現世、悪事重ねて人の世で営利貪り栄えようも、あの世では必ず地獄に落とされるのは確実だ、シンゾじみんコーメとその腰巾着ら悪党共よ。