日々の暮らしから

「街中の案山子」「庭にいます。」から更にタイトル変更します。

子供って得な存在。

2017-04-24 20:18:18 | 家族
100歳の母を見舞っても、とくに何の役にも立たないのに、ただ私が来た、というそれだけで喜んでくれる。
母がいつもより張り切っている、と周りは言う。
食卓の母のそばに置いてあるカレンダーには私の滞在する日に「 → 」と私の名前が書いてある。
待っていたのだな~とわかる。
ほんと、子供って、ただ子供であるだけで、こんなに喜んでもらえる得な存在です。

耳の遠い母とはそんなに話し込むこともなくなりました。
母が語る言葉に、相槌をうっても、私から細かい話は語らない。
元気だよ。孫たちも大きくなったよ。お花が見事だね。そんな程度のやりとり。

母が1冊の詩集を取り出して、この本はあんたにもらったのだったかね~と2度ほど念を押す。

柴田トヨさんの「くじけないで」という詩集です。

99歳のおばあちゃんの書いた詩、100歳になったおばあちゃんが大切に読んでいます。

詩のアレコレを語るのは避けたかったので、

私は「うん、そうだよ」とだけ応える。



そういえば、日野原重明さんの本とかも読んで、自分も「『延命治療はしない』と書面にした」と言っていた。

本屋に行くこともない90歳過ぎの母親に、どうかなと思って持っていくと、丁寧に読んでくれている。







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母という人。

2017-04-24 07:13:49 | 家族
ちっこいエピソードです。
それも昨日の。

昨日はいいお天気で、テレビでもオープンの話題が流れていた、できたばかりの美術館へ行きました。
いってみたら、美術館の建物の入場可能でレストランなどは開業、行列ができていましたが、展示はまだ先ということで、木の香りがいっぱいの新装の建物の中を満喫してきました。
母はもちろん車いすです。

ふと気が付くと、車いすの母が誰かと話しているではありませんか。
はるかに若い、母から見ると孫ほどの年頃の女性と。
それも親しげに。
なんだか会話が成り立っているのです。

えっ、知り合い?

と、私も弟夫婦もとっさに思いました。

デイサービスでお世話になっている介護士さん、とのこと。

えっ、こんな、いろんな人が行き交う中で、車いすに乗った100歳のおばあちゃんが、家族も知らない知り合いにあうなんて、驚きです。

耳が遠い母なのに、めんどくさがらないで、ちゃんと声をかけてくださったのです。

ありがたいです。きっと施設に通っていても、快適な人間関係を作っているのだろうと、母の人柄を思いました。

5年前、脳梗塞で倒れ、ひきつづきリハビリで1か月余り入院していました。

看護師さんらと親しく交友(?)するタイプなのか、退院時にもらったアルバムにも、母ならばこその一枚がありました。

花壇の花の写真。写真には、「○○さんと一緒に植えた花です」と。
車いすの母が植えることはできないのですが、母に言わせると、根っこがむき出しで枯れそうだったので、土をかぶせてやってと若い看護師さんに言った花なのだそうです。

その花が元気に復活。写真を撮っておいて、母の退院時のアルバムに加えてくださっていたのです。

95歳の交友関係、100歳の交友関係。

母なりのワールドです。





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3日ぶりの朝の庭。

2017-04-24 06:45:15 | 庭 4月
一泊だと、そんなに変化は感じない。2泊3日で遅帰りで、戻った日の翌朝に見る庭は、知らぬ間の変化(成長)を気づかせてくれる。

ボタン。満開。ピークに間に合いました。ほっ。







ボタンの鉢を道路側に持ってきたので、両脇にあった寄せ植えを片方に寄せました。


バラの一番花です。ゴールドバニー。


ヘンリーフォンダももうすぐです。


予定通りの配色になったメイン通路両サイド。あとどれだけこの状態が続くのかしら。


ミヤマオダマキ。お花が少な目と嘆いていましたが、これだけ数も増えました。




アシュガの群れ。こんなスペースが3、4か所あります。グランドカバーの優等生です。


クレマチスもトップバッターが開花していました。手元に残っているラベル6枚からすると、「黒姫?」のようです。



このほうから見ると、アーチの向こうに1輪見えます。


フリージァも満開です。








コメント (2)
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