日々の暮らしから

「街中の案山子」「庭にいます。」から更にタイトル変更します。

チューリップの季節

2017-04-25 05:38:03 | 私の雑感あれこれ
今の季節はずいぶん昔から砺波のチューリップフェアがあります。
砺波、そして富山県の東部、入善でもはチューリップ生産が盛んです。
高校時代、通学の汽車の窓から畑一面に植えられたチューリップの花をあっちこっちに楽しめたものです。
そして、花の最盛期に花首を刈り取って畑の一隅に捨て置かれているのも、最初はびっくりでした。
それは球根育てのためにはお花を最後まで楽しんではいけないらしいのです。

富山滞在中のテレビニュースにもチューリップが登場します。
チューリップ栽培の最初は大正7年。米作の裏作、冬季作物として栽培を始めたそうです。北陸は雪解け水を利用しての稲作ですから、田植えのスタートも5月になります。稲刈りをした後の田んぼにチューリップを植えて、田植え前に球根を、というのでしょうか(今はどうなのか知らない)、収益を上げようと考えた篤農家の人を思います。
チューリップ栽培は戦後もいち早く輸出産業品として、昭和22年ころから外貨を稼いだそうです。田舎の富山県に洋花のチューリップ?と思ったこともありましたが、大正期の知恵者の提案が発展して今につながっているのです。

40年ほど昔に行ったチューリップフェアの超満員というイメージに懲りていますので、近くまで行って素通り。外野からでもチューリップを拝めるかなと思ったのですが、浅はかでした。苦笑

で、帰り道に何枚かのチューリップ畑の横を通ったので、スマホに収めてきました。スマホからブログ画像に取り入れるのは、ちっと手間取るので、気分が向いたらします。ゴメン。

チューリップの新種ができるまでに20年かかるそうです。なんとはや!!!です。
バラの新種には7年かかり、こんな花と目指していても、流行が変わってしまって人気が出なかったりとか、いろいろ大変なのだと聞いたことがあります。→ → だから、新種の苗は値段が高い。当然です。

チューリップが20年とは、さらにすごい。
我が家の今年のチューリップは白と紫ですが、訪ねてきた友人の弁では、白のチューリップは新種ね、とのこと。
花弁の先っぽが普通は丸いのに、これはつんととんがっている、珍しいのよ、と。

そうか、そんな違いは、言われてみないとわからない。その後は「この花姿には苦労の跡があるのだな」と、ちょっとまじまじと眺めたりして、、、。苦笑

コメント (6)
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