日々の暮らしから

「街中の案山子」「庭にいます。」から更にタイトル変更します。

熊本にて。

2017-11-01 15:53:38 | 旅行・休養
雨降る中、水前寺成趣園(水前寺公園)へ。

車中で熊本城や徳富記念館への案内板を目にすると、近くにいる、時間があれば訪ねたいのに~という、後ろ髪をひかれる思いです。

雨降りの水前寺公園は、水も滴る緑、緑、緑。観光客もまばらな公園は目の極楽でした。日本3大名園(後楽園、偕楽園、兼六園)には入らないけれど、+2して、5大名園ということらしいです。+2は、この公園と四国の栗林公園。

宿泊ホテルは菊池川沿いの山鹿市の大きめのホテル。
スイートでしょう。個室に24時間お湯が注いでいる露天風呂がついていました。




歴史ある温泉町って感じで、1時間の豊前街道惣門地区の街歩きがありました。
かつては輸送は船の時代ですから、菊池川に米が輸送されてきて、酒造業、麹屋さんが商売をしていたと。

レトロの街路にスポットを当てて、今は観光で地域おこし、といった感じでした。
ツアーのメンバーが60代70代ですから、子供のころに見覚えがある光景でもあります。

その街路の一角にある八千代座という芝居小屋が圧巻でした。
町の有志が今のお金で数億円という資金を出して作られた芝居小屋だそうで、洋風建築の要素も取り入れられていて、町を盛り上げようという意気込みが感じられます。
現役の芝居小屋です。芝居小屋は映画の時代になって人気が落ち、テレビの時代になってすたれてしまったそうです。そんな朽ちかけた芝居小屋に再度命を吹きかけたのは坂東玉三郎さんで、彼はそれ以来毎年この芝居小屋で興行をなさっているとのこと。同世代の玉三郎さんがまだまだ現役で活躍されているのには頭が下がります。市川海老蔵さんの芝居が終わったところで、来週火曜からは、坂東玉三郎さんの演目が始まります、と。玉三郎さんはじめ大勢のスタッフがもうこの町に滞在していて、町の活性化に大いに貢献しているんですね。海老蔵さんはこの界隈をぶらりと歩いて、さくら湯という銭湯にも通われるんですよ、とのこと。今の歌舞伎界の一流どころが目白押しみたいです。チケットの価格はミュージカルの相場ぐらい。収益は大ホールのようにはいかないでしょうけれど、草の根にも歌舞伎文化を絶やしたくない、という思いが伝わってきて、いいものだな、と思いました。
芝居小屋の構造が頑丈だったので去年の地震の被害はなかったそうです。

翌朝は雨も上がって、クルーズ船に乗るまでは観光です。
天皇陛下が宗像大社(朝鮮文化の窓口という点で壱岐と併せての世界遺産らしい)に来られる日程と重なって、交通規制で渋滞となるのを避けるため宗像大社見学を先に済ませて、太宰府天満宮と順序変更となった。
こんな機会じゃないとお参りすることもない。
太宰府天満宮は学問の神様を祭っている神社だから、孫の数分だけのお守りを買うわ、なんてほざいていたものだから、自分用にも買えば、ということで、宗像大社で健康祈願のお守りを購入。お守り屋さんができるぐらい?苦笑


太宰府天満宮の近くの割烹料理のお店で昼食。このお店の食事は堪能できました。近所にあればまた来たい、という声がちらほら。
食後に太宰府天満宮へ。
門前町は大賑わい。伊勢神宮の門前町おかげ横丁に似ています。街も大量の観光客に慣れているようで、インバウンド景気にあやかっているエリアです。海外のお客さん用の観光バスが圧倒的に多いです。海外からのクルーズ船が博多港についた日には、もっとごった返します、とのこと。時代の波なのでしょうね。

天満宮は大勢の参拝客を受け入れるのに手慣れた感じで、私も、目的のお守りを購入しました。参内してお祓いしてもらっている受験生群とは違って、まだまだチビちゃんなのに。苦笑

菅原道真さんは、この地に左遷されたことを嘆き悲しみ、失意の中で詩歌を作る日々を過ごし、3年余りした53歳没、とのこと。
そんな~、役人なのだから転属された地域のために仕事しなかったの?と思うのは、現代だからかな。

イヤ、違う。天神さん(菅原道真)となって、長きにわたって、こんなにも地域経済に役立っているのだから、地域孝行の方ですね。

この後、クルーズ船の待つ博多港に向かいました。雨の心配はすっかりなくなっていました。




乗客定員872人だそうです。+乗組員は470人。大きくて全体がうつりません。
海外のクルーズ船には定員が5000人超というのもあるそうで、どんなふうに人を誘導するのか、想像の枠外です。









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旅行は予定通りこなせました。

2017-11-01 06:51:01 | 旅行・休養
28日早朝出発。新幹線、新大阪乗り継ぎで熊本に向かいました。
再度週末に台風が来る、という天気予報で、前回同様に植木鉢のいくつかを強風避難させました。
(水やりの心配はしなくて済みます)

初めて乗った九州新幹線「さくら」。座席もゆったりとしていて、1時間ほど眠ったのでしょうか。
あと30分で到着ということで、そろそろ準備と手元のバックを確認すると、

見当たりません。

えっ!

貴重品の入ったバックは棚の上に乗せるはずはないし、同行者がいるから、トイレに持っていくこともないはずなのに!

念のため、利用してほどないトイレの中を再チェック。

ありません。

あと30分。

この列車の終着駅は鹿児島中央駅です。

これから旅が始まろうとしているのに、貴重品の入った(銀行・クレジットのガード類、健康保険証、運転免許証、もちろん現金も)財布や、キーホルダー一切、スマホもバックの中なのです。

立ち上がって、慌てふためいていると、後ろの座席の二人連れが、バックが座席の下に落ちているのに気付いて、車掌さんに連絡し、車掌さんに渡したとのこと。

ほっ。

で、車掌さんとはどうして連絡がつくかしら、と、30分を切っていることでハラハラ。

車掌室は隣の車両と教えられて、大急ぎ。

車掌専用とか書かれていたドアが見つかり、ここかしら、と思ったけれど、ロックされていて不在。

困った~、同じ車両にいらっしゃるはずの添乗員さんに連絡しよう、と急いで元の席に戻る。

添乗員さんは了解してくださって、車掌さんに連絡、問題は無事解決しました。

車掌さんは所有者確認のために、遺失物の中身をチェックしておられたのですが、マイナンバーカードまで入っているのですから、難なくバックは私のもとに戻りました。

念のため、と言って、財布の現金のコインの数まで確認されていました。

私、あ~、よかった。出発前に、バックと財布の中の不要なレシートなどを処分し、整理済みだったのです。

事なきにすみました。

後ろの座席の一人は、金髪碧眼の女性。同行者が日本人だったから、対応もスムーズにしていただけたのでしょうか。ラッキー

この夏に、イギリス旅行した友人夫婦は、到着日にご主人のポケットのカード類が入った財布をすられて、奥さんの現金とカードのキャッシングで旅を続けたと聞いていました。どんなにか気分が落ち込んだことでしょう。

車掌さんが来て、落し物のバックについていろいろ質問していたらしいですが、私はすっかり寝ていたために、ちっとも気が付いていなかったのです。

隣席の同行者は、車掌さんが来ていたことは知っているけれど、内容を聞くこともなかったので、、、とのこと。

型とりしたコルセットを装着しての旅は、雨模様の中でしたが、こんなふうにラッキーでスタートしました。

私、バックや財布を紛失して出てきた経験、3回ほどあるのですが、また追加です。

夏に弟に話したら、どうしてそんな失くすのか、と呆れられたのですが、さらに追加ですから、なんとはや、です。

外国だったらこんなにスムーズに解決しなかったかも、です。



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