日々の暮らしから

「街中の案山子」「庭にいます。」から更にタイトル変更します。

うれしいこと。

2017-12-23 07:44:26 | 家族
4歳の孫は漢字が性に合っているらしいです。
去年の今頃、富山駅に降り立って、「富山って富士山に似ているね」とつぶやいた子です。
わたしの弟なんて、60年余り富山に住み続けているけれど、そんなこと一度も思ったことなかった、と驚いていました。

その子が、相変わらず漢字が好きらしく、昨日のメールでは
音読みと訓読みの読みわけが自然に習得している、感動する、とありました。

よかった~。

得意なことがあると自信になります。
この子は、実は不得意なこともいくつもあるのです。
運動が不得意で、手先も不器用らしいです。
1歳からの保育園育ちですが、発表会のビデオは「泣き」で先生に抱っこ姿のことが何度もあります。

ママ(娘)は、飛びぬけて手先が器用タイプで、大人をびっくりさせるエピソードもいくつもあるのですが、
わたしの時の話と比べないでね、と娘に封印されています。

生まれたときに、脳に酸素がいきわたらず、新生児低酸素性虚血性脳症とか、気分がどん底になるような診断名がいくつも付いたものです。
新生児科のお医者さんの冷静な判断で、生後1か月で退院かと思って喜んでいたところに、退院は取りやめで、開頭手術を実施となりました。それは脳内の出血を洗浄してダメージを極力避けようという手術でした。新生児のNICUからの退院を心待ちにしていたのに、延期、と娘からの電話を聞いた時の場面は今も忘れられません。
退院後も娘はポロリと「病院からの電話は怖い。いい話じゃない、と連想するから」と言っていたものです。

その坊やが、漢字や電車大好き、という路線を成長しているらしいです。
ま、不得意があってもいいじゃないか、です。

学年ではお誕生日が最後のほうに来るので、体格もチビです。
(実は、一つ下の学年になる5か月後に生まれたイトコよりも小柄)

お友達の家の本棚の本を読み始めるとおやつを出されても気づかずに読んでいる、と言われたほどのママ(娘)の子だから、ちょっとは似ているのかしら。

今日は子供と一緒にクリスマスケーキを作るとか。


そういえば、ママ(娘)が通っていた教会幼稚園はこの時期に聖劇というのをやっていました。
長女だから、父母として初めての出席。

劇が始まってしょっぱなに、天使の衣装を着た(わが子が天使役をやるなんて知らなかったので、びっくり)娘が、すっと前に進み出て、
ひとりでうたいました。(独唱です。音痴の私にはできるはずもありません)
♪♪マリア様~、おめでとう、イエス様がお生れなさいます~♪♪
♪♪赤ちゃんイエス様が~、お生れなさいます♪♪

聖天使ガブリエル役だったわけです。

おとなしいタイプ、自己主張を控える目立たないタイプと思っていたのに、こんな大事な役を抜擢されているなんて!
その時は、信じられないほどの感動でした。


きっと、ケーキができたら、画像が送られてくるでしょう。
買うより安くできるから、というのが娘の本ねだと思うのですが(苦笑)、子供たちはイチゴ大好きだから、それが一番です。

子育ては、いいところをほめて、伸ばしてやる、が王道なのでしょう。

子供の成長のシーンで「感動する」体験ができて、よかったね、というのが、娘の母である、私の感慨です。

ああ、よかった。







コメント
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