日々の暮らしから

「街中の案山子」「庭にいます。」から更にタイトル変更します。

二つ前の記事の彼女の話から、、、。

2020-02-21 07:16:21 | 私の雑感あれこれ
ネグレクトのケース。
その少年は頻繁にコンビニに居続ける、のが目立った、という。
母親が家から追い出すから。
行くところがない少年にとって、冷暖房が聞いているし、(そのころは)手軽に雑誌を立ち読みして時間つぶしにもなった。
そのうちに、お腹がすくこともあろう。
お金が不足もする。
万引きするようになる。

素行にレッテルがつくと、寄ってくる仲間が変わってくる。
教室では孤立するだろう。そんな彼も友達が欲しいから、自分に声をかけてくれるところに、吸い寄せられていく。
声をかける方は、手慣れたもの。社会からはみ出しそうになったものをすぐに嗅ぎつける。自分たちもそうだったから。

結局は、悪い組織の下っ端になったようだ、と。

これが、彼女が(多分中学時代の)3年間気にかけて、なんとか、なんとか、と保護者である母親と意思が通じるようになりたかったのだけれどかなわなかった、というケースです。

その後どうなりましたか、と聞いたら、詳しくはわからないけれど、早くに死んだ、らしい、と。

もう十分に時間が経過していることもあり、記してみました。

そういえば、と想起されるケースがあります。
間接的に聞いた話です。
これも立派なネグレクト。
息子が1年生の時の同級生の話。
クラスメイトがその少年の名前だけは呼び捨てにするんだ、と息子から聞き、息子は呼び捨てにするのを嫌がっていました。
我が家と生活圏が異なる地域の子だったから、、↑ という息子の話に、「?」と思って、同級生のお母さんから聞いた話なのでしょう。これも、もう30年以上前の話です。
夕方になって、親に異性の知り合いが来ると、その1年生に千円札1枚(だったか、お金を)渡して、外へ行っていろ、と戸外へ出すのだということでした。親は、よくない組織に関係もしているそうよ、とも。6歳の男の子には関係がなくても、彼はこんな環境の中での毎日なのです。それとなく「特別」の空気を(親の話題からか聞いて)知っている同級生は、彼だけを呼び捨てにする、という。
超忙しい日々を送っていた時なので、とくにかかわりもなく過ぎたわけですが、刻印のように私の心に引っかかっているエピソードです。

ずいぶん月日が経過した話題を記しましたが、こんな複雑系の環境にあるケースは常に存在していると思えます。
来月、研究会の一環として、町の子育て課だったか、関連の担当部署の方にお話を聞くことになっています。
本にまとめられた話題よりも、現実、現場担当者のご尽力に触れるのは大事なことだと思っています。






コメント
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