日々の暮らしから

「街中の案山子」「庭にいます。」から更にタイトル変更します。

続・銀行の話

2005-11-03 15:07:40 | 社会問題
3,4年前になるでしょうか。
今のように不正カードや預金口座の不正の話題が頻繁に出てくる前というか出始めの頃の話です。
預金通帳の盗難に遭い、通帳に貼付されていた印影をコピーされて、預金が口座から引き出された話です。
正当な預金者が引き出したわけではないのに、実際には預金は引き出されている。
通帳の持ち主は「通帳を盗まれた」ことの被害届は出しました。
「銀行も被害者だから被害届を出してほしい」と申し出ると「銀行は被害にあっていない」の一点張り。
「過失があるのは預金者か銀行か」の争いになるわけですが、偽造の印鑑と通帳を提示した人の引き出しに応じてしまったのだから、窓口行員のチェックミスを誘導したわけで銀行も被害を受けていますよと説明しても、合点してもらえないことがありました。
それから数年経って、カード偽造などで引出しがあった場合は、「発生した損失は銀行が負担する」という流れになってきました。
ほんの数年のことですが様変わりです。
とたんに被害防止にやっきになっておられるようですが、先のブログにも書いたように、お客様のことよりも、「銀行という大きい組織がやること、やったことは正しいことなんだ」という意識を感じたものです。



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